ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
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第5回案内人養成講座その10「救急講座&修了式」

2024-03-11 20:04:11 | 案内人養成講座

救急講座

なにわともあれ、人命救助です。心臓マッサージの仕方やAEDの扱い方をレクチャーしてもらいました。

 

心臓マッサージ

「1秒に2回5センチ押し込む」というのが基本なのですが、これが結構きついのです。さらに、肋骨が折れてもマッサージは続けなければいけないというレベルなのです。思い入れで大切なのは我が子がこの状態なんだって思えるかどうかでしょうか?とにかく心臓が動いていない限り、痛いも楽しいも感じないのですから。

 

 

修了式 皆勤賞

皆勤賞は案内人のタカさん手作りの物差し鳥のスズメです。これはこれで必須アイテムになるでしょうね。

 

修了証書

5回目の養成講座は申込者が35名もありました。でも半数の人たちは何らかの形でこの分野に携わっている方たちのようでした。この日を迎えるまで、私達のNPOに加入してもらえる方は居るのだろうか?とか何人参加してくれるのだろうかとか?思いをめぐらしたものです。

五倍子の墨で描いた修了証書をお渡しした後に「加入していただける人は残ってください。」とお願いしたら13名の方が残ってくれました。

ありがたい!!さてこれからまた一年かけて加入していただいた方たちに「実際の案内とは?」をレクチャーしないといけないですね。

 

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面白ネイチャーウォーク(各務原東ライフデザイン) in 蘇原自然公園

2024-03-01 10:02:14 | 面白ネイチャーウォーキング

「梅に鶯を見たい」

 

スタート

昨日の予報では降水確率0%だったのですが、雲に覆われた天気となりました。12名の方々の参加でスタートします。先週が雨のため1週間延期になったおかげでウメは見頃となり、梅の香りを楽しめました。ウグイスはいませんが・・・

 

残骸

地面にたくさんの鳥の羽が1か所に固まって落ちています。明らかに何かが起こった現場です。猛禽類が鳥を襲って、お食事をした所なのです。自然の現実を見てもらう事となりました。クチバシで羽をむしっている所を想像して、ゾォ~ッと身が引けたポイントでした。

 

メリケントキンソウ

歩く目線で見ると、うっすらとコケが生えているように見えますが、メリケントキンソウが一面に勢力を広げています。この時期は触ってもらってもフワフワしていて優しい草に見えますが、もう少し経つと牙をむきます。トゲのある種子ができるんです。トゲは2mm程度ですが、手で押さえるだけで刺さります。チクッと結構痛いんですよ。芝生の中にもあるので座ったり裸足で歩くのは要注意!「靴の裏にも刺さって移動します!」「ひぇ~~!」

 

ガマ

池では運悪くカワセミの姿は見られませんでしたが、岸辺のガマで盛り上がりました。ガマを漢字で書くと?「蒲!」「この蒲という字を使った言葉は?」あれこれとご意見を話してくださりました。その後、目からウロコの話が続き、「は~、そうなんや!」「へ~!」「ほ~!」となりました。

 

チャンチンモドキ

木に近づくと実がコロコロといっぱい落ちています。「ナニコレ?」「踏んじゃう!」絶滅危惧種になっているチャンチンモドキです。高木なので、はるか上の方には残っている実が見えています。実は果物、種は数珠に!話題に事欠かない木を堪能していただきました。

 

モズ

この公園をテリトリーにしているのか、必ず姿を現します。目の前の木のてっぺん、肉眼でも見える距離に陣取り、こちらの様子をうかがっているようでした。よく見えたので、「あんなにしっかりモズが見られてうれしかった」と言われた方もありました。

 

ハシビロガモ

近くに池があるので、水鳥が間近で見られます。「ここからは静かに近づいてくださいね。シーッ!!」皆さん足音を忍ばせて歩きます。隠れていたカルガモが池の中央に泳ぎだしたところで、もっとよく見えるところへ静かに移動しました。池が見渡せるところに行くとハシビロガモ、マガモ、カワウなどが見られました。アオサギが上を飛んでいきました。ハシビロガモはプランクトンを食べるので独特の動きをします。「回ってる~!」この動きにクギ付けで、皆さん時間を忘れての観察となりました。

 

今回はウグイスの話から始まりハシビロガモで終わるという、まさに鳥三昧になりました。「鳥は見応えがありました。」という感想もいただけました。皆さんが帰られる頃にヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、コゲラが現れました。池の奥の方にはオシドリも見えました。もっとゆっくり見られたらよかったですね~!!

 

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椿洞ワクドキ自然散策会in畜産センター公園 2024/2/29

2024-03-01 08:39:54 | 椿洞畜産センター公園

「冬の旅人と春待ちの樹木」 冬鳥と冬芽、癒しの情景に出会えるかも?

今週初めは雨模様の予報で屋内でのクラフト教室の準備もしていましたが、前日予報降水確率0%で散策会を実施出来ました。

公園のビジターハウス前に集合、スタッフ及び本日の内容の紹介と軽いストレッチ運動を行い出発です。

 

ジンチョウゲの花

「植物見本園」の山道に入りアジサイの冬芽、ジンチョウゲの花の香り、サンシュユの花を観察してもらいながら進みます。

 

ヒサカキの花

陽当たりの良い場所にあるヒサカキの木は花芽が開いていました。もうすぐ森のあちらこちらで、ヒサカキの香りを嗅ぐ事が出来そうです。

 

早春の花たち(左上:ユキワリイチゲ 右上:ミスミソウ 左下:セツブンソウ 右下:カタクリ)

 

撮影会(イノシシ被害の対策で金網とネットを設置しています)

カタクリエリアで早春の花の紹介です。今年もカタクリが沢山芽出ししています。ユキワリイチゲ、ミスミソウ(雪割草)、セツブンソウも咲き出して皆さん撮影に夢中となりました。

 

スズメの重さは?

森の広場で「スズメの重さ当てゲーム」です!皆さんの知っている鳥(スズメ)の重さに相当する小石を選んでもらい重さを量ります。スズメの標本模型(23g)で重さを量り、答え合わせをしました。なかなか重さが合う人は無く、一番少ない人は5グラム、多い人は100グラム超えていました。

 

マンサクの花

マンサクとダンコウバイの花が咲いていたので観察してもらいました。参加者の方からの指摘で傍にクチナシの実があったのでそれも併せて紹介しました。この後はツバキ、サザンカの花、タイサンボクの木を紹介し「湿生植物園」に移動。ネコヤナギとフキノトウの花を観察。

 

「里山植物園」にて

「里山植物園」に移動して間近でユキワリイチゲ、ヒメリュウキンカ、カテンソウ、ジンチョウゲ、ロウバイ、河津桜の花を紹介しオモトの実を観察しました。初めて参加された方から感想をいただいて、散策会は終了しました!

 

この日は、曇り空で風もあり鳥の観察には困難な状況でした。加えて本日の参加者が32名と多く、狭い山道では列が長くなり説明の声が聞き取りにくい時もあったかと感じました。しかし、例年より早春の花を多く見られた事やテーダマツ、コウヨウザンやモミジバフウなどの木の実拾いが出来た事。意外なスズメの重さが分かった事などの内容が、初めて参加された方からの感想にもあって散策を楽しんでもらえたと感じました。又、カタクリの芽出しも多く蕾を付けている株も確認出来ました。今後は開花する事とギフチョウの飛翔を見るのが楽しみです!

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