ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
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2016年10月12日(水)百年公園ワンコイン散策会 タイトル「木のみ・木のまま」

2016-10-13 21:29:38 | バス散策

「親です」


秋晴れのこの日、散策会の受付の横でウラナミシジミの産卵に出会うことが出来ました。何頭もの雌雄が植栽されているマメ科のベビーマラカスの周りを飛び交っています。
                                  「卵です」


そのベビーマラカスの葉に卵を一個ずつ産み付けているんです。普段見る事も、見つけることも難しいウラナミシジミの生みたて卵です大きさは1mmの半分ぐらいでした。検索の結果この辺りでの冬越しは出来ないとか?春暖かい地方からだんだん北上するようですが、今産み付けた卵はダメなの(>_<)
                                                                                                                    「コナラの殻斗ではありません」


今年の9月は雨が多かった事からか?キノコも豊作で百年公園も色々なキノコを見る事が出来ました。コナラの殻斗の様なこのキノコ「クチベニタケ」です。ホコリタケの1種でキノコを叩くとホコリが出ますが、私は叩かれてもホコリは出ません。なぜなら政治家では無いからです!!、キノコのホコリは胞子です。

「コナラの堅果」


百年公園は里山に有り、コナラの木が多数自生しています。今年はドングリの当たり年で散策路はコナラドングリのじゅうたんのようです。歩くたびにピシピシどんぐりの爆ぜる音がします。

                                                                       「ツブラジイです殻斗付き」


金華山と言えばツブラジイ。ツブラジイと言えば金華山で有名ですが、百年公園には左にスダジイ、右にツブラジイの見比べスポットがあるんです。大木にもかかわらず、どちらも枝が低く目の位置で実の成っている所が見られるのです。「いつ見るの」・・・「今でしょ」!!

                                                                    「探し物は何ですか?」


カケスやリスなどの貯食の体験をしてもらいました。散策の出発前に各自3個のドングリを指定範囲内に見つからない様に隠してもらいました。散策後に探し出してもらいましたが見つけた人はうれしそう、見つけられない人は残念そうな顔でしたがお遊びなので結構楽しんでもらえたようです・・・

暑くもなく寒くもなく、気持ちの良い秋日和の散策でした。尾根伝いにぐるっと半周したのですが色々の秋の実が其処彼処にあり総勢10名の散策会も十分楽しんでもらえたようでした。ご参加ありがとうございました。

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2016年10月8日(土)メモリアルセンター散策会 「気になる木」

2016-10-09 08:47:37 | 出前講座&特別講座
タイトル「流しそーめん?」

流しそーめんではありません。これから大レースの始まりです。ドングリコロコロレースです。皆さんにドングリを3個ずつ持ってもらい流しそーめんの様にドングリを流してもらいました。どれだけ遠くへ転がるか、右に出たり左にはねたり、やはりアベマキが一番、コナラは転がり悪しでした。
                                     「輝きました」

目の前の葉の中で十円玉を磨くと光り輝く葉が有りますので探してください!皆さん色々の葉で挑戦するのですが「ぜんぜん変りません」「変わらん」の言葉しか出ませんでした。種明かしで「カタバミの葉で磨いてください」・・・なんと言う事でしょう皆さん方から「はー」「へー」「ほー」の一言が!!うれしかったです、シュウ酸ナトリウムなどの働きにより十円玉が「光り輝きました」、森の案内人としてインタープリテーション冥利に尽きた思いでした。
                         「咲いてます」

道端や畑などどこででも見る事が出来るオオニシキソウです。とても小さく可愛い花が咲きますので見て下さい、ただし帰化植物です。
「水玉」

早朝の雨で素敵な模様を見ることができました、この植物の葉は水をはじく機能を持った葉です。メモリアルの中でも森羅万象、自然散策会では思わぬ発見があります。
                                       「ガンバリ、根バリ」

地上に出ている木の姿はいつでも見る事が出来ますが、根となると土の中だけに見ることかできませんね。唯一見る事が出来るのはメモリアルの中でもここだけです。根も樹形と同じように根を張り巡らして地上部を支えてガンバリます。
「                                            カクレミノ」

名前は葉が密について「着ると姿が隠せる蓑」に見立てたことに由来するようです。葉の形は色々と変化し、同じ形が無いくらい面白い木です、樹液にウルシと同じウルシオールを含むため体質によってかぶれる事が有りますので注意して下さい。

今回、岐阜市長良に有る岐阜メモリアルセンター(総合競技場)内のいろいろな植物などを紹介して廻りました。「こんな所に自然って無いよ!」とお考えの貴方、そんな事はありません。ゆっくりじっくり足元を見つめながら歩いてみてください。ご一緒していただいた体育協会のスタッフ皆様ありがとうございました。
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森歩きでリラックス! 「夏の名残りか秋の気配!あなたはどちらを感じるのかな?」

2016-10-03 08:26:54 | 椿洞散策会
昨日までの雨模様も散策会に合わせて好天となりました。足元は少しばかり濡れていますが陽が差してきて清々しい気持ちになります。受付、顔合せ、軽い柔軟体操を終えて出発です!

   薄化粧

何と!森に入る所でモミジの薄化粧に遇えました。もう紅葉が始まっているようです。緑の中の紅葉は一段と人目を惹きます。

                            木漏れ日

日向の山道から森の中に入ると少しひんやりします。木漏れ日の中を歩くのは気持ち良いですね!秋とは言っても名ばかりでまだまだ暑さが強いです。そんな中緑のクーラーの中は最高の環境です。

                                                       小休止

南展望台に到着し休息です。東の方角には三田洞や高富方面が望めます。遠くには御岳まで望むことが出来ます。

      実り

ナツハゼが実を付けています。試食!少し酸っぱ味が強いかな?完熟すると美味しい木の実の一つです。昭和生まれでも前半の人達にとって木の実・草の実は最高のおやつでした。しかし食生活が豊かになった今の時代、木の実を採って食べるという行為も無くなったようですね。

                               天高く

山道を下りて広場に来ました。奥に見えるのは乗馬クラブの馬場です。秋になると出てくる「天高く馬肥ゆる秋」でお馴染みの馬の姿も見ることが出来ますよ。ヒガンバナも真っ赤に咲いています。

                                                       シャボン

途中で拾った「ムクロジ・無患子」のシャボンテストです。青い実を4個、水と一緒にペットボトルに入れ振ります。真っ白い細かな泡がいっぱい出来ました。欧米では「ソープナッツ」とも呼ばれる意味が良く分かりますね。

(7,8月)とお休みで久しぶりの散策会でした。参加の皆さんからも「いろいろ見たり、知ることが出来て楽しかった。」「ゆっくり自然を体験して歩くことが出来て良かった。」「色々なキノコがあって驚いた!」などの感想をいただきました。9月末の時期、夏の名残りよりも秋の気配の方が多く感じられたことは驚きでした。季節の移り変わり、変化を見ることの大切さを再認識した散策会でした。来月は「森の恵みを探そう!」がテーマです。どんな恵みに出合えるか楽しみです。
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