脳が決める
最近個人的に面白いと思っていることですが「見るのは目だけど、見えてるのかどうかは脳が決める」と言う現象です。これを実感してもらうためにカラスの2枚の画像を見てもらいます。参加者一同やはり目では見ているのですが脳が見ていないので、目の前に有るのに見えないって現象が起きます。実感してもらうと納得してもらえるのです。
シラカシの豊作
足の踏み場もない位シラカシが豊作でした。この場所は縄文時代から人が住んでいて生活していたはず。その時の主食はきっとドングリだろうと・・・
主食のドングリ
今回はクッキーに仕上げましたがシラカシとコナラのドングリをあく抜きしてクッキーを作りました。試食してもらったのですが押しなべて好評でした。持論ですが主食は「美味からず、不味からず」でないと主食にはならない!と言う事です。その点ドングリはうってつけでは?
この辺りではこの1本
私が知っている限りではこの辺りでタブノキはここに有る1本だけです。文殊の森へ行けば数本有るのですが、各務原で見た事がありません。この葉や木の皮を線香の繋ぎ材に使用していたとか?早速葉っぱで線香を作って見ました。出来るものですね・・・香りも嗅いでもらいました。
ハンノキが繁茂
湿地帯ですので直ぐにハンノキが蔓延ります。普通湿地だと根の呼吸が妨げられるので樹木などは育たないのですがヤナギの仲間とこのハンノキは別ですね。直ぐに蔓延ります。
天狗谷遺跡
ここ天狗谷遺跡は縄文時代から焼き物を焼いていた場所らしく数百年続いたようです。シデコブシも周伊勢湾要素植物ですが焼き物も土岐多治見の磁器・知多の三州瓦、常滑焼、三重県万古焼等々この焼き物も周伊勢湾要素陶芸だと思うのです。今回の講座で一番お伝えしたかった話は「シリブカガシが何故遺産の森に自生しているのか?」と言う疑問に対しての回答を私なりに考察した次第です。私の推察ですから決定ではないのですが充分にある事だろうという話をさせていただきました。
今回の講座のお陰でドングリのクッキー作りやタブノキの線香作り、又ハンノキの色変わりなどなど分かったことが沢山あり私自身とっても楽しめた講座になりました。さて来月はどうなりますことやらお楽しみに。