思惟石

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『あの素晴らしき七年』イスラエル作家の素晴らしきエッセイ!

2022-10-25 17:35:20 | 日記
『あの素晴らしき七年』
エトガル・ケレット
秋元孝文:訳

すごい良いエッセイ!

息子が生まれた年から父が亡くなるまでの7年間を綴ったエッセイ。
エトガル・ケレットはイスラエル在住の作家。

冒頭テロで始まり、「戦争中」になるイスラエルという国のこと。
両親ともにホロコーストを生き延びたユダヤ人であるということ。
背負っているものだけ書けばハードなのに、
エッセイの内容はカラッとして、ユーモアとシニカルさに溢れていて、
とにかく面白かった。

面白いのに、泣ける。
すごい。

ちょいちょい妄想的な方向に爆走する感じは
岸本佐知子さんのエッセイが思い出されます。

何かと鋭いツッコミを入れる妻も、
口が達者な息子のレヴィも、良い感じ。

小説作品も読まねば(すでに読んでると思ってた)!!

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