思惟石

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『ブラッド・ブラザー』ソシオパス小説

2022-10-24 16:02:21 | 日記
『ブラッド・ブラザー』
ジャック・カーリイ
三角和代:訳

この作者の作品、どれもこれも
表紙やタイトルからして、サイコパスミステリっぽいんです。

どうしよっかな〜と思ってたんですが、
評価高めの第4作を試しに読んでみました。

お、いけるぞ!
結構おもしろいぞ!

主人公はアメリカ南部の町モービルのカーソン刑事。
今作は、突然NYPDに呼び出されるところから
ゴリゴリの連続殺人事件が続きます。
カーソン刑事の兄貴も連続殺人鬼なんですが、
NY市警には秘密にしたまま捜査を続け…。

みたいな、結構、お約束的なスタートだったけれど、
二転三転の良いリズムでプロット展開して、
おもしろく読めました。
表紙で忌避するほど陰惨な描写が多くはなかった。
ついでに、サイコパスではなくソシオパスだった。
どっちでも良いのかもしれないけど。

次に評判が高そうな第二作『デス・コレクターズ』も
読もうと思います。

惜しむらくは、訳文でわかりにくい文章が散見されたこと。
直訳なのかな?
そこは、読者に理解でいるような意訳でも良いんじゃないかな。

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