思惟石

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【読書メモ】2009年10月

2018-10-12 20:11:13 | 【読書メモ】2009年
<読書メモ 2009年10月 >
メモがないことが多いですね。
忙しかったのかな。
カッコ内は、2018年現在の補足コメントです。


『モダンタイムス』伊坂幸太郎
(メモなし。
 『魔王』の50年後の世界が舞台のようです。
 あまり内容を覚えていないな…。
 この人の軽妙な会話は好きなのですが、
 作品によって記憶に残るか否かの差が結構激しい。
 どうも『魔王』シリーズ?のあたりは苦手なようです。
 陽気なギャングとかは、比較的良く覚えているのだけど)


『センセイの鞄』川上弘美
まさかの結末で、ずるいと思ったけど、すごく好きだ。

(好きです!
 最後はお風呂で半身浴しながら読んで、ちょっと泣いた)


『玻璃の天』北村薫
(メモなし。
 ベッキーさんシリーズの二作目ですね。
 この作品でも常連の直木賞にノミネートされますが、受賞に至らず。
 シリーズ三作目『鷺と雪』でようやく直木賞受賞となります。
 ま、今更直木賞なんかなくても…てとこまで来てる作家さんでしたので、
 どうでもいいかもしれません。
 本音を言うと、直木賞を見守っていた一般読者の大多数が、そう思ったと思う。
 本当に、あの頃の直木賞芥川賞の意味の無さはすごかった)


『終の住処』磯崎 憲一郎
(メモなし。
 第141回芥川賞受賞作(2009)。
 まったく記憶に残っていませんが、
 平凡なサラリーマンによる人生の振り返り小説?かな?
 覚えてないけど)


『グレート生活アドベンチャー』前田司郎
舞台用の脚本の方がおもしろかった。
なんでああいう会話がかけるんだろ。
RPGの洞窟のタイル張りの床は、魔王が発注するのかなあ的な。

(こちらは、第137回芥川賞の候補作。
 舞台版だと『偉大なる生活の冒険』というタイトルです。
 五反田団の舞台を先に観て、小説版を読んだような記憶が。
 なんか階段状の舞台でケンタッキーをめっちゃ食べてた記憶がうっすらあるけど、
 それはまた別だったかな、曖昧…)
 

『ミュージック・ブレス・ユー!』津村記久子
大阪弁の会話がすごくシズルがあってよかった。
西は、京都の森見と大阪の津村だと思う。万城目ではない。


『サビシーマン 寝言サイズの断末魔Ⅳ. 』松尾スズキ
あ、離婚してたんだあ。


『タンノイのエジンバラ』長嶋有
(メモなし。
 4作品が入った短編集。
 この人、ブルボン小林名義で『ぐっとくる題名』という本も出してますが、
 とにかくタイトルが良いんですよね。ずるい。
 『サイドカーに犬』『猛スピードで母は』の初期作品タイトルは本当に秀逸)


『あの子の考えることは変』本谷有希子
この小説のダメ女も愛らしくて良かった。
けど、ミュージックブレスユーのアザミやチユキが、こんな23歳になったらヤダ。

(というわけで、ダメ女によるダメ女評の話です。
 おすすめ!おもしろいよ!)


『返事はいらない』宮部みゆき
(メモなし。
 そこそこ初期のミステリー短編集。
 『火車』の原型も収録されているようです。
 まったく記憶に無いですが)


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