思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

【読書メモ】2016年2月 ③ 邦訳ミステリ3冊

2022-04-12 18:37:28 | 日記
<読書メモ 2016年2月 ③>
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。


『前夜』リー・チャイルド
作者はハードボイルド系の作家とのこと。
その情報がないと、なんだかぼーっとした主人公だな〜、と思う。
と言いつつ、おおむね、楽しめました。
どうもシリーズものらしいので、機会があれば読んでみようかと。
ハードボイルドと言いつつ、謎の部分はもうちょっとがんばってほしい。
とあるオッサンの愛人、女を探して見つからないなら男だろ。
と思ったらそうだったし、
とある人がゲートで目撃されなかったのが不自然なら、
トランクにでも隠れてたんだろ。と思ったらやはりそうだった。
めちゃくちゃ順当なツッコミをすると、すがすがしいくらい、その通り。
いいのか、それで。
でもまあ、おおむね、楽しめた。

(1900年代のアメリカ軍内で起きた将軍の不審死を巡るミステリ。
 ハードボイルドな<ジャック・リーチャー>シリーズの8作目。
 なんだかんだで、おもしろく読みました)


『汚れた翼』ジャン・バーク
新聞記者アイリーンのシリーズが有名らしいが、
これはアイリーンの夫ハリマン刑事が主人公。
事件のはじまり部分は必要だったのだろうか。
そこをバッサリ切って、
ルフェーヴルの人物像も謎解きの一部にした方が
良かったのではなかろうか。
だって真犯人に「知りたい!」と欲求するほどの
魅力が無いのだもの。
上下巻にするほどの話しだったろうか。と思う。

(古いセスナ機が山中で発見されたことから、
 10年前の事件の再捜査へと繋がり…という話。
 <新聞記者アイリーン・ケリー>シリーズの8作目で、
 スピンオフ的な作品)


『血の記憶』グレッグ・アイルズ
痛い女の痛い話しっぽいが、恐ろしく興味をそそられない。
だいぶ早い段階で、ギブアップしてしまった。

(途中でぶん投げた)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする