『インビジブル』坂上泉
第23回大藪春彦賞受賞作。
昭和29年の大阪が舞台の警察小説です。
作者は1990年生まれ(若い!)らしいですが、
戦後大阪の臨場感が凄かったです。
いや、私も、戦後大阪を知らないですけど。
戦中、満洲の開拓村でケシ(アヘン)を育てている様子や、
戦後、国内では法律の変遷でケシ栽培がOKだったり
犯罪だったりしたという話は、
考えたこともなかったので興味深く読めました。
当時の自治警察という存在も知らなかったので
そこらへんも勉強になる。
もちろん主筋もおもしろかった。
現場叩き上げ(というには若いけど)コテコテ大阪人と、
帝大出身エリートコンビの掛け合いも楽しい。
お姉ちゃんには幸せになってほしいです!
第23回大藪春彦賞受賞作。
昭和29年の大阪が舞台の警察小説です。
作者は1990年生まれ(若い!)らしいですが、
戦後大阪の臨場感が凄かったです。
いや、私も、戦後大阪を知らないですけど。
戦中、満洲の開拓村でケシ(アヘン)を育てている様子や、
戦後、国内では法律の変遷でケシ栽培がOKだったり
犯罪だったりしたという話は、
考えたこともなかったので興味深く読めました。
当時の自治警察という存在も知らなかったので
そこらへんも勉強になる。
もちろん主筋もおもしろかった。
現場叩き上げ(というには若いけど)コテコテ大阪人と、
帝大出身エリートコンビの掛け合いも楽しい。
お姉ちゃんには幸せになってほしいです!