『死者を起こせ』
フレッド・ヴァルガス
フランス・ミステリ批評家賞最優秀長編賞受賞作(1996)。
主人公はズッコケ歴史学者な3人組。
金なし、職なし、30代独身。
元刑事のおじいちゃんも一緒になって、男4人
ボロ屋敷で共同生活を始めます。
3人組のキャラクター分けは良いと思うし、
どうでも良い会話もおもしろい。
ミステリ的な「このあとどうなっちゃうの!?」的な
ハラハラ感はあまり無く、
キャラや会話を楽しむ系読書に良い小説。
とはいえ、ちょっと、訳がよくないですね。
貧乏とはいえ、身なりも人当たりも悪くない主人公が
商店から食材を「いただいてきた」とあるのだけれど、
「いつの間にお店の人と仲良くなったの?」
と思ったら「失敬してきた」という意味だったらしい。
(数十ページ後に同じようなやりとりがあって、
ようやく意味がわかるんだが)
わかりにくいわ!!
会話パートでは、このセリフは誰かな?という箇所も結構多い。
まあ、呑気な気分で読むのにちょうど良い
味わいは、ちゃんと出ています。
ストーリー展開ものんびりしているので、
コージーミステリ的というか、雰囲気を楽しむ読書向き。
ところでブナの木って、そんなに簡単に植えたり
掘ったりできるのか?
フレッド・ヴァルガス
フランス・ミステリ批評家賞最優秀長編賞受賞作(1996)。
主人公はズッコケ歴史学者な3人組。
金なし、職なし、30代独身。
元刑事のおじいちゃんも一緒になって、男4人
ボロ屋敷で共同生活を始めます。
3人組のキャラクター分けは良いと思うし、
どうでも良い会話もおもしろい。
ミステリ的な「このあとどうなっちゃうの!?」的な
ハラハラ感はあまり無く、
キャラや会話を楽しむ系読書に良い小説。
とはいえ、ちょっと、訳がよくないですね。
貧乏とはいえ、身なりも人当たりも悪くない主人公が
商店から食材を「いただいてきた」とあるのだけれど、
「いつの間にお店の人と仲良くなったの?」
と思ったら「失敬してきた」という意味だったらしい。
(数十ページ後に同じようなやりとりがあって、
ようやく意味がわかるんだが)
わかりにくいわ!!
会話パートでは、このセリフは誰かな?という箇所も結構多い。
まあ、呑気な気分で読むのにちょうど良い
味わいは、ちゃんと出ています。
ストーリー展開ものんびりしているので、
コージーミステリ的というか、雰囲気を楽しむ読書向き。
ところでブナの木って、そんなに簡単に植えたり
掘ったりできるのか?