連休前に読んだ「スマホ脳」ですが、
読んでいるときから気になっていた本を思い出して、
17年ぶりに読み直してみました。
「テレビやビデオ漬け」になっている子どもたちの身体に起きている異変について、
確かなデータを基に書かれている本です。
この本が出たとき、
社会的に大きな動きがあり、
小児科医を始め、子どもに関わる団体、図書館、PTAなどから、
「1ヶ月に1日はノーテレビデー」を推進する運動が広がりました。
「テレビやビデオのスイッチを入れずに過ごす1日を作ることで、なんとなく接している日常の時間を見直し、生活リズムを整えることや家族でふれあいながら過ごすことの大切さを再認識する」ことを目的とする取り組みでした。
そう言えば、そんな運動はどうなったのだろうと思って、
インターネットで検索してみると、
現在は、テレビに加え、「ゲーム」「スマホ」も入れた取り組みとして、
などのほか、学校で取り組んでいるところ、図書館からの発信、など見ることができました。
ゲームやスマホの必要以上の利用は、「脳の発達」にも大きな影響を及ぼすことが指摘されています。
17年前から言われ続けている、
たとえば「体力の低下」「集中力の欠如」「コミュニケーション力の低下」「人間関係の希薄化」などの課題が、
今まだ解決の方向に向かわず、
むしろ子どもたちにとっては、その成長に大きな影響を及ぼすことになりかねない状況になっていることについて、
おとなは、少し立ち止まって考える必要があることを、
再認識しました。