~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

21/4/16(金)「財政非常事態宣言」にかかる市民説明会 in 西鳥取公民館

2021年04月16日 | はんなん話
ちょうど1週間前から始まった、
「財政非常事態宣言」についての市民説明会ですが、
今日が5回目、最終でした。


今日の参加者は、
議員3名(浅井・福田議員・渡辺議員)を含む9名でした。

説明者は、今日で5回目の水野市長、金田副市長、魚見総務部長、森貞総務部理事、藤原総務部副理事の5名、
担当課職員は6名(うち女性は1名)でした。

9名の参加者のうち女性は3名(うち1名は私)です。

市長のあいさつ、資料の説明のあと、
質疑応答になりました。
今日も最初は手が上がりませんでしたが、
「こういう機会ですので感想でも……」と質問を促してくださり、
参加者が手を挙げるきっかけになりました。

●説明は財政に関することだったが、広報に載っていた課の異動が気になった。
・「地域まちづくり支援課」はなくなった?
・「まちの活力創造課」が2階になったので、そこに含まれるのか?
・また、生涯学習推進室が2階奥に移動することになっているが、どういう意図があるのか?

→(総務部長)組織が改編され、
・「地域まちづくり支援課」は、「未来創生部政策共創室」に組み込まれる。
・「生涯学習」の配置換えは、「未来創生部」をまとめて配置する関係で、教育委員会の前に移動する。

●「地域まちづくり支援課」は、「自治会」も担当だったが、それも「政策共創室」が担当になるのか?

→(市長)自治会担当課も「政策共創室」になる。
・「地域まちづくり支援課」は、市民の活動を支援し成果もあったが、人口が減少していく社会では「市民との新しい関係づくり」が必要。「協働」「共創」からステージをあげる。
・「共創室」に入ることで、社会教育との連携もはかる。
・公民館の指定管理については、「中央公民館」を設置することで社会教育を推進し、「各地区公民館」がまちづくりに修練できる形になる。
より強い施策にしていくための配置である。

このあと、発言が途切れたのですが、
重ねて「感想でも」と発言を促していただき、
よかったです。
●今日は楽しいことがあった。
・こども園の園庭であそぶ子どもたちのようすや、新一年生の登校する姿を見かけた。子どもの姿を見るのはいいなあと思った。
・知り合いの大学1年の子どもを持つ保護者の方と会い、これまでのことでお礼を言われた。
●気になることもある。
・駅前の駐輪場がシルバー人材センターの運営から離れた。公益社団法人のシルバー人材センターの仕事まで「民営化」されるのか、と思ったが、財政が厳しいということは、こういうことだと思った。
・今日は市内のコロナ感染者が10名ということで「行政は何をしているのか」と思い、市役所に行ったが、結果、いろいろやられていることに感激した。自分の目で確かめ、行政はいろいろやっていると感じることができた。
・市政20周年のときに実行委員会に関わり、第九コンサートが復活した。第九コンサートは今も続いており、サラダホールの財産だと思う。公民館のこけら落としのコンサートにも関わったりしたので、30周年も、町が盛り上がるようなイベントにしてほしかった。30周年は、節目。いろいろ考えて、市民に提供してほしい。

→(市長)人口が減っていき、社会全体のあり方が変わっていく。向こう10年間の激闘の社会を生きていく子どもたちには、社会を背負って立ち、国際的に活動できるおとなになれるような後押しをしていきたい。
・駐輪場の件は、市の業務を市場化する施策の中で、他団体が担うことになった。今後10年、シルバー人材センターで働く世代は減っていく。その中で、新しい仕事、新しいしくみを作ることが必要。働く役割、新しい仕事を作っていくことが、今以上に大きくなっていくこと。
・コロナ対策には、がんばっている。
・30周年については、厳しい向こう10年間を見据えた先のビジョンを、市民とともにスタートさせる機会にしたい。「子どもの権利条例」の策定に向け、子どもたちの声をしっかり聴いて、子どもたちの活躍の場、育ちの場を作り、豊かな自然、文化、歴史を子どもたちに引き継ぎたい。

●財政状況については以前から知っていた。その時から今の状況になることはわかっていたはず。
・どうしたら歳入が増えるか。未利用地をどう活用していくのか。
・歳出で言えば、事業廃止予定だった「老人福祉センター」を「介護予防拠点」として残して、結局支出は減っていないなどあるのでは?
・市民病院の財政はどうなのか?診療費の未払いなどは、どうか?

→(市長)未利用地のうち、建物については、住宅地の中にあったり、未耐震だったりし、取り壊しに費用がかかるためなかなか先に進めない状況があるが、「尾崎中跡地→新設の認定こども園」、「下荘小跡地→現在プロポーザル中」、「尾崎公民館跡地→売却に向けて動いている」状況だ。また、総合計画で企業を誘致できる土地を広げられるよう進め、企業を誘致していく。
・「老人福祉センター」については、市の一般財源としては廃止し、新たに「介護保険制度」の中での運営になり、一般財源12.5%の事業になっている。介護予防拠点としての機能が付加された施設になった。
(総務部理事)市民病院については、指定管理にあたって補助金を出しているが、国からの公立病院に対する交付金がある。経営については、いったん黒字化となったが、今後コロナの影響は考えられる。診療費の未払いについては、すべて成長会で対応している。

●「観光協会」は、2人で運営しているが、事務所など検討できないか?たとえば、市役所地下の食堂跡はどうか?

→(総務部長)「観光協会」は、一般社団法人として運営されている。2人体制で、限られた予算の中での活動であり見えにくい。漁協と連携した事業、市外でのPR活動、阪南市のスタンプラリーなど、市も協力しながらやっている。
・市役所地下の食堂については、有効活用を検討している。テレワークできるスペースとして活用する方向。

→(市長)阪南市は、大阪府観光局から「ワーケーション」の場所として注目され、プロモーションビデオも作成。府内の市長会でも視聴した。5月からシティプロモーション課も新設する。

●浜辺のゴミを拾う活動をしているが、ゴミが多い。ゴミを捨てないよう、注意し合うことはできないか?

→(市長)市の職員も、定期的に清掃している。セブンイレブンさんとも「セブンの海の森」の活動として海辺の保全活動をしている。アマモの生育に20〜30年も活動している団体もあり、「海を守る」が定着するようにしていきたい。

ということで、
5回に渡る市民説明会が終わりました。
全体的に、
和やかに、前向きな発言が多かったと思います。
出された意見は、
ぜひ、今後に生かしていただきたいです。

今回、私は「女性の参加者」を意識しながら全部の回に参加しました。
土曜日昼開催には1番多く参加されていたので、
時間帯の再考、
会場の再考、
「保育付き」の再考
など、振り返りには検討していただけるとありがたいです。


市長はじめ、職員のみなさまも、
お疲れさまでした!