~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

21/4/13(火)「財政非常事態宣言」にかかる市民説明会 in 箱作住民センター

2021年04月13日 | はんなん話
昨日開催された、3回目の説明会の報告です。
箱作住民センターでの説明会には、
いつもたくさん参加されるので、
定員20名では、私は入れないかもしれない、と思っていたのですが、
議員2名(浅井・上甲議員)を入れて、
17名の参加でした。


昨日も説明者は5名(水野市長・金田副市長・魚見総務部長・森貞総務部理事・藤原総務部副理事)で、
市の担当課職員が5名(女性は1名)、
参加者のうち女性は、
「17名中4名(うち、1名は私)」でした。
若い世代の方も2名(男女1名ずつ)来られていました。

説明は、
市長の挨拶の後、藤原総務部副理事から資料の説明、という流れは変わりませんが、
市長のことばは、
回を重ねるごとに力強くなっていく印象です。

質疑の内容を報告しますが、
浅井がまとめたものなので、
一言一句正確ではないこと、ご了承ください。
正確な文言は、後日動画配信されるそうなので、
そちらをご覧いただければと思います。

●入口(収入)が狭いので、出口(支出)を狭めないとしかたない。市民は無理は言えないが、コミュニティバスの充実はお願いしたい。丘陵地に住む高齢者が免許証を返上すると、交通手段はコミュニティバスしかない。使えなければ引っ越すしかないが、引っ越すと空き家が増える。
・コースの見直し、バス停の新設・移設を検討し、充実してほしい。
・支出を減らすことで言えば、「30周年記念行事」は要らない。お知らせだけでいい。
・今日は立ち見が出るかと思ってきたのに、少なかった。いい話でなくても聞くのが市民の「責務」だ。

→(市長)「財政非常事態宣言」ということで閉塞的になり、育ってきたところがしぼんでいく。
・総合計画では、縮小していくだけでなく、企業との協働もしていく。具体的に収入を増やしていきたい。
・ふるさと応援金は、昨年度4億7000万だった。もっと増やしていく。
・各市町ともに、暮らしを守るためのお金を得ようと努力している。阪南市もやれるところをやっていく。
・「30周年」は、向こう10年間のビジョンを示し、まちの将来を担う子どもたちの声を聴き、育つ権利を保障する条例へのスタートとしたい。

●示されている削減をすべてやれば、余裕が出てくるのか?厳しい財政は、以前から言われていたこと。今、これだけのことをすれば、未来は開けていくのか?

→(藤原総務部副理事)今示しているのは、やっていること。これから、これ以上の削減をしていくことになる。

●今以上なら、余計に希望が持てない。若い世代に阪南市に住んでもらうためには、魅力を持てる政策がないと希望が持てない。阪南市の魅力を施策にして若い人を取り込むことが大切。

→(市長)希望を作るために「今、こういう状態であること」を明確にした。
・17億を超える事業削減の成果があることを踏まえ、厳しい状況をどう切り抜けていくか、「短期」「中期」「長期」の計画を示してやっていく。
・総合戦略では、「女性の環境」「子どもたちが育つ環境」を重点的に考えている。
・こんなにすばらしい町はない。自然とゆたかな歴史や文化が評価され、企業や大学との包括協定が進み、協力者はできている。
・今後、4万人に見合う公共施設のあり方を示していく。
・5月に市の組織を改め、シティプロモーション課ができる。協力してもらえる企業としっかり手を組んでいく。

●まず大切なのは「市民をお客さんにしないこと」。説明して終わるのではなく、いっしょに考えていくことが大事。
・国や府からの補助はだいじなので、入ってくるお金を研究していってほしい。
・市の資産の有効活用。手をつけるのが大変なのはわかるが、活用していくべき。
・人口が減るのは、住みにくいから。「住んでよかった」と言えるように、産業の振興を。
・人が集まり、人が減らない状況にする施策。
・高齢者が住み続けられるには、使い勝手のいいコースのコミュニティバスが必須。

→(市長)「市民をお客さんにしないこと」は、阪南市のめざす「住民主導の公民協働のまち」。福祉をはじめ、住民と協働してきたので、財政が厳しくなっても、繋いだ手は離さない。
・6月議会に次年度黒字化に向けたプランを提示する。その後も市民説明会をする。
・関係人口の増加に、若い女性を施策の中心にすえる。
・他市とは違う、暮らしそのものを魅力として人を呼べる町に。
・コミュニティバスについては考えている。厳しい中で、議論を深めていく。

●今回の非常事態宣言には、市長の覚悟を感じる。市として、市民を巻き込んで何をしていくのか、踏み込みがほしい。
同じように非常事態宣言を出した市について、
・どういうところまで追い込まれて出したのか?
・具体的にどういう政策をし、今どういう状況か。
・いいところを学んでいく。
・身近な泉佐野も参考に。
泉南市のロングビーチは活気があるが、阪南市の里海もすばらしい。里海は、阪南市の起爆剤になる観光のポイント。何か案はあるか?

→(市長)非常事態宣言は、覚悟を持って発出した。コロナで不安なところに、さらに「財政非常事態宣言」で不安にさせたが、今出しておかないと取り返しがつかない思いがあった。業務を見直し、職員削減、経費削減、公共施設の見直しにしっかりとりくむ。
・「我慢のあとに何があるのか」宣言の中での立て直しをし、里海も阪南市の活性化に活用する。
・コンテンツの活用。新設するシティプロモーション課に、大阪府から経験豊かな職員に来てもらい、行革とシティプロモーションを段階を追って示していく。
しっかりとりくむ。

●公共施設が120箇所あり、築30年以上のものが70%を超えている。少子高齢化の中で、維持管理にはハード面、ソフト面、人件費、どれをとってもお金がかかる。取捨選択はむずかしい。「あればいい」は「なくてもいい」こと。残していると、将来も恒常的にコストがかかる。
といいながら矛盾するが、市の職員は「人材」である。削減はモチベーションの低下、離職につながり優秀な人が減る。市のために働く市の職員は大事にするべき。民間の力は活用して、公のお金を使わずに活性化していくことを進めてほしい。

→(市長)公共施設はたくさんあるが、使っているところもある。将来を見据え、適切に管理していく。
・「自分たちの町は自分たちで守る」ための拠点が必要。

聞き取れないところや自分のメモが読めないところがあったりして、
十分な報告ではないですが、
雰囲気はつかめるかと……。

今回、市長のコメントでは、
「しっかり取り組む」が多かったです。
回を重ねるごとに、熱く語っています。

市民のみなさんからの意見は、
前向きで、阪南市へのエールがありがたいなあと思っています。

次回は、14日(水)19時〜、東鳥取公民館で開催です。

あと、お知らせ1つ。
15日(木)に予定していた「フリートークday」、14日(水)に変更しました。
予定されていた方がいたら、
申し訳ありません。
また、よろしくお願いします。