~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

20/5/12(火)今こそ、「つながり」

2020年05月12日 | はんなん話
「不要不急の外出自粛」「ソーシャルディスタンス」「集会自粛」……。
「集まること」「人と会うこと」「いっしょにご飯を食べること」など、
人の気持ちが高まり、
パワーアップされる行動や行為が制限されていることで、
目に見えない「生きる力」の減退が心配されます。
自分では、
「仕方のないこと」「がんばるしかない」「がんばれる」と思っていても、
ふとした瞬間に感じる「受け身」「自分からは何もできない」という「無力感」が、
知らず知らずのうちに前向きな心を蝕んでいくことは、
十分想像できます。

「人は人によって救われる」は鉄則だと思っています。
緊急事態のときこそ、
「集まらない」ことを前提に、
でも「行くことができる」「話すことができる」場所は、
さまざまな課題に対するセーフティラインとして必要だと思うのです。

そんな折、
社会福祉協議会さんが取り組んでいる、
「はがき」を使った「つながり作り」を知りました。
簡単なニュースを届け、
返信できるようなしくみです。




「暮らしの安心ダイヤル」に登録されている高齢者の方が対象、とのことですが、
何もないときは連絡不要だった人も、
こんな緊急事態のときは、
不安が募っているかもしれません。

子育てで孤立を感じている保護者の方もいるかもしれない、
と思うと、
さまざまな部署や市民団体が、それぞれが必要だと思う人のところに、
「一人じゃないよ」
「気持ちを伝えていいよ」
というメッセージを届けられたら、
この状態が解消した後のケアも、
ずいぶん違ってくると思います。

ちなみに、
阪南市の市民協働事業として開設している、
小中学生の放課後の居場所事業「キッズはらっぱ」でも、
居場所の開設はまだ再開していませんが、
子どもたちの不安や心細さだけでなく、日々の「うれしかったこと」や「こんなことができた!」にも寄り添うために、
「みんなの声をきかせて」という取り組みをしています。




この用紙を使わなくても大丈夫なので、
子どもたちが気持ちを我慢しないで、
吐き出せる機会になればと期待しています。

今回明らかになった課題を、
ぜひこれからに生かし、
「誰もひとりぼっちにしない、誰も排除しないまち」でありたいと願います。