~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

19/2/11(月・祝)価値観の違いを認識するチカラ

2019年02月11日 | 教育
ちょっと前の雑誌ですが、
こんな新聞記事が掲載されているのを見つけました。


私は今、62歳ですが、
今から50年ほど前の学校では、
小中高ともに、
「学活」(学級活動)とか、
「特活」(特別活動)という時間が週に1回はあって、
クラスの問題について話し合ったり、
班に分かれて相談したりする授業がありました。

「男子の長髪について」とか、
「制服の靴下の色や長さについて」とか、
今では話題にもならないようなことを、
けっこう真剣に話していたなあと思います。
ドラマに出てくる学級委員長のような常識的な発言が出たり、
どこまで本気かわからないようなふざけた発言までいろいろでしたが、
多数決で決まるような内容ではなかったので、
どれもその時間内で消化され、
あとでそこでの意見について非難されたり、ということはなかったように思います。

先日、市内の小学校に通うお子さんの授業参観に行かれた方が、
「今日の授業は、『ディベート』で、おもしろかった。」
と言っていましたが、
なかなか自分の意見を主張しない今どきの子も、
「ディベート」などの手法を使うと、
考えを言えたりするのかも知れないと思いました。

これだけ、「個性の尊重」や「表現の自由」が言われていながら、
一人一人の人権意識は、
ジェンダーにとらわれていたり、
同性愛を認められなかったり、
学歴や収入で価値観が左右されたりということが、
まだまだ感じられ、
意見の違いや価値観の違いについて、
「話し合って、理解しあう」という機会が少ないと感じます。

感性ゆたかな小学生のころから、
たくさんの人と意見交換して、
「へー、そうなん?」
「なんで、そんなん思うん?」など、
価値観の違いを理解する時間を持つことは、
大切な教育だと思います。

特に、
情報化時代と言いながら、
一方的な情報を受け取るだけで、
真偽や異論が届きにくい時代に、
大勢で、対面で話し合うことは
必要な体験です。

新聞では、
年間55時間をあてているという小学校が取り上げられていますが、
回数はさておき、
阪南市でも、ぜひ、取り組んでもらいたいなあと思いました。