~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

19/2/7(木)野田市の事件に思う

2019年02月07日 | はんなん話
連日、新聞、ニュースで経過や新事実が報告されている、千葉県野田市での女児死亡事件。


外では温厚な印象だったおとうさんが、
家で、妻や子どもに暴力で対しなければならないほどの怒りや憎しみ、哀しみを抱えていたことに、
気づいていた人はいたのでしょうか?

いじめも、暴力も、虐待も、
人としてやってはいけないことであり、加害の罪は大きいけれど、
自分以外の弱者に暴力を向けなければいられないほどの、
孤独や猜疑や不安に寄り添えるらがいたら、
暴力や虐待のリスクは少し下がったかもしれないと思います。

いじめも虐待も、
いつも大きな事象が起きてからの対応で、
そこからの事情聴取だったり、
保護だったりするけれど、
それでは遅いことが多いのが現実です。

何と言っても「起こさない」ことが一番大事で、そのために何ができるかをしっかり考えていかなければならないと思います。

基本は、
「相手も、自分も、大切にされるべき価値ある人である」
という意識であり、
一人一人がそう思えるように、
教育や地域やさまざまな交流の場で、
繰り返し確認していくことが大切だと思います。

学習だけでなく、
さまざまな状況の人との交流を通して、
自発的に「相手も自分もたいせつに思う意識」を身につけられるような体験を重ねることと、
安心して悩みや不安を吐き出せる場があることで、
加害者を生まないまちになっていけたらと願います。

国も市も、
すぐに、専門家を配置することを検討しますが、
家庭に寄り添うのは、
その家庭の理解者であり、
保護者や子どもが信頼し、安心できる人であることが、
まず大切です。

地域の中にそんなキーパーソンがいるまちになるべきであり、
安易に専門家に頼る施策には走らないでほしいとも思います。

報道は、
事件の背景をしっかり取材し、
事件になる前に何ができるかを、
読者と共有していってほしいと願います。

自分の死をもって、
父親の虐待を終わらせた少女の冥福を心から祈り、
時間はかかるかもしれないけれど、
虐待を生まない人権意識の定着のために、尽力することを誓います。