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山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

アブラチャン(油瀝青)

2010-03-29 22:28:17 | 植物(木本)
アブラチャンは低山の谷筋など、少し湿り気のある場所でよく見かけます。

雌雄異株で、画像は雄花、下段の画像を見て頂きますと、多数(9個)の雄蕊と、

中心に退化した雌蕊が1個あることが分かると思います。

雌花には葯の無い退化した雄蕊(仮雄蕊という)が9個と、球形をした雌蕊が1個あります。

よく似た花を咲かせるものにダンコウバイがありますが、本種に見られるような花枝は無く、

枝に直接花が付いていることで見分けることができます。

チャン(瀝青)とはタールやピッチのことで、名の由来は、

この木の種子や樹皮から灯火用の油を採ったことによります。



アブラチャン<クスノキ科 クロモジ属>


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