山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

カンサイスノキ(関西酢の木)

2009-05-02 21:52:35 | 植物(木本)
湖南アルプス鶏冠山の麓、桐生キャンプ場の中で見つけた可愛い花・・・

どうやらカンサイスノキと呼ばれるスノキの仲間で、ウスノキとの自然交雑種だそうです。

そう言えば、花の形はスノキと言うよりむしろウスノキによく似ています。

分布は本州の東海以西と四国

スノキの名前の由来は、葉を噛むと酸っぱい味がすることによります。


カンサイスノキ<ツツジ科 スノキ属>






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キリ(桐)

2009-05-02 08:24:14 | 植物(木本)
キリは植物分類学での見解が分かれていて、見る図鑑によってゴマノハグサ科、ノウゼンカズラ科、キリ科と

科名に違いがあります。そういえば花の色や形はゴマノハグサ科のウルップソウに似ているし、花の形だけを見れば

ノウゼンカズラに似ていないこともありませんが、私のようにアマチュアで趣味として花を楽しんでいる者からすれば、

何も無理矢理ゴマノハグサやノウゼンカズラの親戚にしてしまわなければならない理由がよく分かりません。

キリは木材としては、軽い、湿気を通さない、割れや狂いが少ないなどの優れた特性から、高級家具の材料として

珍重され、「桐箪笥」、「桐下駄」などは高級品の代名詞、また難燃性があるため、金庫の内材にも使われます。

地域特産品としては、福島の会津桐、岩手の南部桐が有名。

成長が早く、昔は女の子が生まれるとこの木を植え、嫁入りする時にこの木で箪笥を造って

嫁入り道具にする風習がありました。


キリ<キリ科 キリ属>   (科名はゴマノハグサ科またはノウゼンカズラ科とも)




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