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今さらながら、プロ野球の順位予想2023 -パ・リーグ編-

2023年05月25日 | プロ野球
前回のセ・リーグ編が予定より長くなってしまい、前後編となってしまった、
自称スポーツジャーナリスト(※実際はシロウトの野球好き)・正田祐司のプロ野球順位予想。 
やむなく後編扱いになってしまった今回は、2023年のパシフィック・リーグの見解を語っていく。
私自身はオリックスファンなので、パリーグの試合はTVで観る機会が多く、セリーグよりも知識はあるはず。

開幕直前の3月29日、この回の文末で発表した順位予想は、下記のとおり。
1位 福岡ソフトバンクホークス
2位 埼玉西武ライオンズ
3位 オリックス・バファローズ
4位 千葉ロッテマリーンズ
5位 東北楽天ゴールデンイーグルス
6位 北海道日本ハムファイターズ


大リーグも含め、大物選手の移籍が活発だったパリーグ。順位にも当然、反映させたつもりである。
2強4弱のセリーグに対し、パリーグは1チームを除き、5球団にチャンスありと予想。

除く1チームとは、最下位予想の日本ハムである。これは野球ファンの大半がそう思ったはず。
6位にした主な理由は、○近藤健介の退団 ○チームの方針
北海道移転後は、超一流に育った選手、言い換えれば高年俸になった選手は、簡単に移籍を認めてきた球団だが、
最近は、中田翔を無償で放出し、西川遥輝らFA権を得た3選手も引き止めず退団と、さすがにやり過ぎ。
監督が新庄剛志なのも、話題提供やグッズ販売による収益面はともかく、チーム強化には結びつかないでしょ。
昨年は案の定最下位だったが、首位と16.5ゲーム差は大健闘だろう。

そして今年は、現チームでは屈指の大物・近藤がFAで出て行ってしまった。
移籍は仕方ないとはいえ、残留の可能性がほとんど報じられなかったのも悲しい。
昨年は、松本剛が首位打者を獲得したが、近藤の後継者的役割は、さすがにまだ荷が重い。
あと、早実嫌いだからそう思うのではなく、清宮幸太郎は斎藤佑樹と同様、結局は大成せず終わる気がする。

5月25日の0時現在(※以降のデータも同)、北海道日本ハムファイターズは19勝25敗で、首位とは8ゲーム差の4位。 
昔から、低打率の選手がタイムリーを放ったり、数字以上にねちっこい野球をするチームなので、
現時点でも4位に健闘しているが、選手層の薄さは否めず、そのうち下降していきそう。
私のセ・パ順位予想で一番自信があるのは、申しわけないが日ハムの最下位である。

「5球団にチャンスあり」の球団中、もっとも低評価の楽天は、正直あまり思い入れがない。
5位に予想した理由は、○三木谷浩史オーナー ○上積みのない戦力だ。

昨年は貯金18の首位から借金2の4位に失速したのに、新戦力は涌井秀章とのトレードでやって来た阿部寿樹くらい。
外国人は当たりハズレがあるし、若手の台頭よりも、主力ベテラン勢の衰えの方が進行すると見た。
ただし、オープン戦で好調だった、日大三出身の伊藤裕季也には成長を期待。

会ったことも話したこともないが、三木谷って、たぶん野球好きじゃないよね。
そのくせ現場に介入し、監督はすぐにクビにするため、リーグ加入から19年間で、現在の石井一久監督が9人目。
パリーグが5球団にならず、堀江貴文のようなクズの球界参入を阻止したのは感謝しているが、
順位や利益はともかく、野球自体には興味なさそうなので、会長兼球団オーナーは辞任し、チームにかかわらないでほしい。

ハナシは逸れるが、楽天のプロ野球参入は、前年の大阪近鉄バファローズ消滅を受けてのことだったが、
近鉄の初代オーナー佐伯勇氏は、球団創立30年目の1979年、悲願のリーグ初優勝の瞬間を球場で観戦。
試合終了直後は、バックネット裏最前列へ向かい、グラウンド内の西本幸雄監督(当時)と目が合うと、
金網を間に挟み、涙を流しながら互いの手(というか指)を握り合ったそうだ。書いてる私も泣けてくる逸話である(涙)。
球団オーナーは三木谷や堀江のような輩ではなく、佐伯氏のように野球を愛している人物にやってほしいね。

現在、東北楽天ゴールデンイーグルスは15勝25敗で、首位とは10ゲーム差の6位。
チーム打率.209は12球団でビリ、防御率もリーグ最下位と、投打がかみ合っておらず。
伊藤は日ハムとの開幕戦で、記念すべきエスコンフィールド初ホームランを放ったが、それ以降は本塁打ゼロである。

他の4チームの順位は悩んだが、楽天と同様、目立った新戦力は不在のロッテを4位に予想。
楽天と異なるのは、○佐々木朗希の進化 ○吉井理人新監督の手腕に期待できること。

監督就任は初の吉井だが、投手コーチの経験はWBCも含め豊富なので、心配はないはず。
ロッテの場合は打線の強化、特に日本人スラッガーの育成が長年の課題だが、その役目は吉井監督ではなく、
福浦和也ヘッド兼打撃コーチに任せるしかない。個人的には、村田修一打撃コーチはアテにしていない(笑)。

昨年、オリックス相手に完全試合を達成し、大リーグも注目している佐々木だが、
先発機会が20で、投球回数が129と1/3と、規定投球回数には到達できず、9勝(4敗)止まり。
無理せず大事に起用していた印象だが、今年はもっと投げて、貯金を増やしそう。
あと、ここ数年ガマンして(?)出番を与えている、若手打撃陣のうち、誰かがそろそろ開花するのでは。
昨年のオリックス優勝に貢献(=ソフトバンク最終戦で逆転3ラン)した、山口航輝はひそかに応援している。

現在、千葉ロッテマリーンズは24勝14敗で、2位に2ゲーム差の1位。昨年5位から大躍進だ。
吉井新監督の指導がよかったのか、チーム防御率は2.55と、12球団トップ。
佐々木は今年、5度先発し3勝0敗。規定投球回数未満だが、防御率は0.84と期待どおりの活躍。
山口は太ももを痛め二軍調整中だが、昨日24日の試合で本塁打を打ったようで、昇格間近と思われる。
ここまで文章だけなので、山口の画像をベースボール・マガジン社「週刊ベースボール オンライン」から借りて掲載。


3位に予想したのが、私がひいきにしているオリックス。
前年日本一チームの評価を下げた理由は、○連覇はまぐれ ○吉田正尚の不在の2点。

西武から森友哉を獲得し、外国人打者も入れ替えたが、吉田の穴はそう簡単には埋まるまい。
昨年後半、ソフトと熾烈なV争いを演じた時期は、「吉田しか打たん!」と思わせるほどの大活躍だったし。
0-1といった、投手の奮闘を見殺しにする、ロースコアの敗戦が増えそうだ。

そして、今年のオリックスが3位くらいと予想した最大の理由は、
だいぶ前にここで語ったように、一昨年のパリーグ制覇はまぐれ、そして、このとき記したように、
去年のVもソフトバンク以下、ライバル球団の失速に恵まれたからで、まだまだ未完成のチームだからである。
開幕前の選手たちからは、三連覇に挑むプレッシャーや、優勝への執着心は感じられず、
「まあ、なんとかなるっしょ」のような、楽観視していそうな雰囲気。数年前までBクラス常連だったくせに!
投手陣は、球威のある選手が揃っているけれど、まだ経験が浅く、いわゆる修羅場をくぐっていないのも不安。

現在、オリックスバファローズは24勝18敗で、首位とは2ゲーム差の3位。
チーム打率.267、得点174はリーグでは断トツで、本塁打数34も楽天と並びトップタイ。
杉本裕太郎や太田椋が負傷で二軍に落ち、森も一時期欠場した割に、打線が意外と健闘していて驚かされる。
投手では、3年目の山下舜平大が早くも4勝と活躍。こんな逸材がいたなんて、オリックス投手陣ってすげえな(←今さら?)。
この調子でトップ集団から離されず、秋まで楽しませていただきたい。

あと、予想に無関係だが、ファンとして個人的な意見を少々。
○外国人打者3人、誰かひとりでいいからレギュラーに定着し、20本塁打は打ってくれ。
○中嶋聡監督、日大三出身の山﨑福也を、5回より前に降板させるな! ※降ろされる山ちゃんも悪いのだが
○山本由伸、無理を承知で頼むが、どうかこれからも日本にいてくれ…。
○紅林弘太郎、昨日はよくやった! ※楽天松井裕樹から逆転サヨナラ2ラン
○頓宮裕真、「ユーマー」だか何だか知らんが、かつての三冠王、ブーマー・ウェルズの応援曲を引き継ぐのは図々しいぞ。
最後のは頓宮ではなく、応援団に伝えるべきか。

2位に予想したのは西武。森をオリックスにもらったので、お詫びと期待を込めて上位に推した。
プラス要素が○リーグ屈指の先発投手陣 ○近年恒例の新スター輩出で、
マイナス要素が○平良海馬が抜けた救援陣 ○退団した森と、開幕直後の源田壮亮の不在だ。

大物選手が抜けたあと、新たな戦力が出てくるのは、ここ数年で実証済み。
新戦力ではないが、おかわり君こと中村剛也は、まだまだやれると思っている(←コレ、開幕前に書くべきだった)。
先発投手陣は昨年、髙橋光成、與座海人、ディートリック・エンスと、3人がふたケタ勝利を記録。
そんな面々に、今年はさらに平良も加わるのであれば、山﨑が5番手のオリックス先発陣より上かも?

先発陣に対し、平良が抜けて、増田達至も昨年後半は怪しかった、救援陣には不安が残る。
日大三出身の速球派投手・井上広輝の大抜擢は…なさそうだね(苦笑)。 ※昨年までの通算防御率10.38
森の不在はともかく、源田のWBC負傷による離脱は、松井稼頭央新監督も誤算だったはず。
打線は、昨年の本塁打と打点の二冠王・山川穂高がカバーするだろうが、ショート源田の代役は見当たらない。
とまあ、不安要素も多いのだが、私がガキの頃無敵だった西武には、今でも底知れぬ恐ろしさを感じるものである。

現在、埼玉西武ライオンズは18勝24敗で、首位とは8ゲーム差の5位。 ※4位日ハムとはゲーム差なし
山川の負傷により、おかわり君が主砲として奮闘していたものの、山川の2度目の離脱は予想外だった。
開幕前の時点で、選手の負傷は予想できないが、不祥事による離脱なんて、なおさら予想できねえ(嘆)。
母体である西武鉄道の駅や車内からは、山川のポスターは撤去されたそうだが、
所沢駅近くのプロぺ通り商店街では、下記のように掲示されたままなので、とりあえずシャッターを押す。

※5月21日撮影

この商店街は、以前紹介した居酒屋『百味』などがあり、人の往来も大変多く、山川の撮影は恥ずかしかった(苦笑)。

パリーグ1位に予想したのは、大半の評論家と同様、ソフトバンクである。
えげつない補強が話題となったが、実は退団した選手も多く、優勝も決して鉄板ではないはず。
プラス要素は○近藤、ロベルト・オスナ、ジョー・ガンケルらの入団 
○栗原陵矢の復帰 ○昨年V逸の悔しさ
であり、
マイナス要素は○千賀滉大、アルフレド・デスパイネ、松田宣浩らの退団 
○柳田悠岐の下降気配 ○大胆な補強に対する他球団からの反発
を挙げたい。

昨年、公式戦最後の2試合でまさかの連敗を喫し、優勝を逃したソフトバンク。
その怒りはすさまじく、選手や関係者の優勝へのモチベーションは、おそらく12球団トップのはず。
開幕直後の負傷で、ほぼ1年間欠場することになった、栗原の再起に賭ける想いも強そう。
関係者のVへの執念が如実に表れたのが、近藤、オスナ、ガンケル、さらに米国帰りの有原航平の補強だろう。
個人的には有原は恐れておらず、甲斐拓也を休ませられる、嶺井博希の獲得の方が大きいと見た。
年俸は推定とはいえ、近藤の7年で最大50億(この“最大”に触れない報道が多かった)を筆頭に、
オスナが6億5千万、有原が5億、ガンケル1億6千万。いくらなんでも全員もらいすぎだろう…。

他球団の選手・関係者の中には、そんな荒っぽい金遣いに不満を抱く人間もいるはずで、
対ソフト戦にエース級投手をぶつける監督や、他球団との対戦時より闘志を燃やす選手が出てきそうだ。
ただし、主軸である柳田の闘志は勝るとも劣らず、昨年後半のV争いの時期も、いい場面で打ちまくっていた。
そんな彼だが、昨年は打率.275で24本塁打。全盛期と比べたら、数字を落としている。
近藤、栗原、さらに牧原大成に中村晃と、柳田本人だけでなく前後も左打者が多く、どうにもバランスが悪い。
実績あるデスパイネと、全盛期は過ぎたがムードメーカーの松田、両右打者の退団は、数字以上に痛手ではないか。
無論、一番痛いのはエース千賀の大リーグ挑戦だ。有原&ガンケルのふたりでは、彼の穴は埋まらないだろう。
とはいえ、三軍どころか四軍まであるソフトゆえ、私が知らない新たなスターの登場もありそうで怖い。

現在、福岡ソフトバンクホークスは22勝16敗で、首位とは2ゲーム差の2位。 ※3位オリックスとはゲーム差なし
注目の近藤は、打率.238とやや物足りないが、四球28は柳田と並びリーグトップで、出塁率は.356に跳ね上がる。
柳田は打率.312に出塁率.434と、どちらもリーグトップ。「下降気配」は私の見当違いか。
昨日24日には、「デスパイネ、ソフトと再契約か」のニュースが報じられており、続報が待たれる。
投手陣では、オスナが16登板で4ホールドの11セーブ、防御率は0.00。こりゃすげえ!
ガンケルは1試合の先発で勝敗付かず、有原は二軍で調整中、2勝0敗らしい。

不安要素もあるけれど、拙ブログではソフトバンクをパリーグ首位と予想。
以前も書いたが、選手全員が野球を知っており、ここぞという場面での集中力は、他の追随を許さない、
またまた「週刊ベースボール オンライン」から、私の大好きなホークスの選手ということで、
南海ホークスの門田博光選手の勇姿を拝借させていただいた。

※今年1月にお亡くなりになった、門田さんのご冥福をお祈り申し上げます

以上、前後編の2回に分け、ダラダラと綴らせていただいた。
一部の選手・関係者には失礼な表現もあったし、気を悪くしたファンには「スマン!」と謝っておく。
現時点ですでに、阪神の5位予想と西武の2位予想は、ハズレた気がするが、
大事なのは予想の的中ではなく、選手たちの素晴らしいプレイや試合を、逃さず観ることである。
今年も日本シリーズまで、フルに楽しませてもらうつもりだ。ガンバレ、日本のプロ野球!
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