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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

「おウチ」で食べる創作うどん 一橋学園『うどん屋 武』

2020年09月15日 | そば、うどん
以前、「月イチで購入している」と記した、一橋学園『なにや』さんの持ち帰りチャーシュー。
       

購入後は、そのまま店内で食事することもあるが、最近は近所のお店に立ち寄ることも。
それが、今回紹介する『うどん屋 武』さん。なにやさんからは徒歩2分くらいの距離だ。

こちらのお店は、隣駅のうどん店『福助』さんと同様、自宅を改装した店舗で、
閑静な住宅街の中に、突然「うどん」のノボリが現れる


そしてここが、江上さん(注:店主の名字)のお宅でもあり、『うどん屋 武』でもある。


「営業中」の立て札が出ているし、「いらっしゃいませ どうぞお入り下さい」の案内もあるので入ってみる。
    

ドアを開けて中に入ると、奥の方から「いらっしゃいませ~」の声がかかる。


福助さんのときと同じく、知らない人のおウチに入ってしまったような違和感を覚えつつ、
用意されたスリッパを履き、奥の方へ進んでいくと、ダイニングルームにテーブル席が設置されていた。
厨房にはご夫婦らしきおじちゃんとおばちゃん。男性が店主の「武さん」だろう。

うどんは、レギュラーが5種類ほどで、さらに季節限定メニューが加わる。
「もり」や「かけ」などのシンプルな商品はなく、すべてがお店オリジナルの創作うどんだ。
私が選んだのは、大好きなカルボナーラ風のメニュー「カルボうどん」880円。
おばちゃんに「大盛無料ですがどうしますか?」とたずねられたので、当然のように「お願いします」。
店内には、近所の一橋大学の学生が置いたと思われる、いろんな部活の写真やパンフレットがある。
秀才たちが食べるうどんに期待が高まる中、カルボうどんがやってきた。


2種のチーズがたっぷりと盛られ、中央には私の大好きな卵黄ちゃん。麗しいビジュアルである。
こういう洋風メニューだと、小心者の私は、音を出していいのか迷いがちなのだが、
隣に座っていたカップル客の女性の方が、やはり洋風メニューの「ジェノベーゼうどん」を、
大胆にズルズル音を立てて食べていたので、私も安心してズルズルすすった。
店主が、香川の学校で習得したという自家製うどんは、表面はソフトだが、噛んでみるとかなりの歯応え。


細切りベーコンや黒コショウ、さらにチーズの酸味にも負けることなく、うどんが存在感をアピールしてくる。
また、大盛にしたせいか、食べても食べても減らないのだが、時間が経過しても、うどんのコシは強いまま。
無料の大盛を頼んで残す犯罪行為は、二度としないと誓ったので、ちゃんと食べ切った。

食べ終わったのと同時に、サービスのデザートが運ばれてきた。


きな粉と黒蜜がかかった、自家製わらび餅だと思われるが、ババロアのような食感でもあり、正直自信がない。
もちろん、「これはなんですか?」とたずねるコミュニケーション能力もない私ゆえ、いまだに謎のままである。
あの、力強いうどんで食べてみたい創作メニューが他にもあったので、再訪を決意し退店。
初訪問は梅雨時で、お店の庭に綺麗なあじさいが咲いていたよ。


数週間後の再訪時は、「肉付けうどん」700円に「生卵」50円を追加。


前回の大盛で懲りたので、今回は並にしておいたが、それでも充分な量であった。
つけ汁にはたっぶりの豚肉が入るが、ダシ自体は濃くなく、脂っこさも感じなかった。


生卵は溶き玉子状態にして、うどんや肉を浸し、すき焼き風にして食べた。


なお、上記画像に写っている、オレンジ容器の七味「ひらめき」は、店内でも販売していた。
この日のデザートは羊羹。さすがにこれは、味オンチの私でもわかった(笑)。


最近、久々に3度目の訪問。今回は「日が沈む前の酒」も楽しむことに。
缶ビール350円を注文すると、保冷コップとお通し代わりの豆スナックがやってきた。


おつまみとして、【本日の天ぷら】から「ちくわ」100円と「味たま天」150円をチョイス。


同時に提供された、ピンクソルトをつけていただく。天ぷら+ビールはやっぱりウマい。


味玉は、イイ感じに味がしみ込んでいる。固まり具合も適度で、愛しの黄身ちゃんが流れ出す心配もなし。


黄身が流れ出すと、ついつい、そのお皿をナメたくなるから困るよねえ(←お前だけや)。
ビールを飲み終えた頃、前もって注文しておいた、夏期限定「冷やし中華風ぶっかけうどん」880円が到着。


具材は豚しゃぶ、オクラ、ピンクとろろ、わかめ、キュウリ、トマト、ゆで玉子半分。「ピンクとろろ」ってのは珍しいね。
私は、苦手なトマトを抜いてもらい、代わりに、残ったちくわと味玉がゲスト参戦。


色とりどりの具材と麺に、鰹ベースの酸味が効いたダシをかけて食べる、見た目も涼し気な冷製うどんだ。
そういえば、もう9月になるのに、今年は飲食店で冷やし中華を食べてなかったよ。
いろいろ具材が入っているけど、さっきも書いたように、やっぱりうどんの印象が強いね。
多摩エリアでは「武蔵野うどん」も有名で、私はどっちも好きだけど、あれほど硬くないしクセがない。
とにかく、この「武うどん」は気に入った。おそらく、どんな味付けでも満足できるはずだ。
一度でいいから、「もり」や「かけ」で、うどんだけをダイレクトに味わってみたいものだが…。
あ、そういえばこの日のデザートも羊羹だった。前回と器は違うけどね。


サービスのデザートは、コーヒーゼリーや杏仁豆腐のときもあるらしい。それらもぜひ、食べてみたいぞ。

お会計時、「うどんの並盛は何グラムですか?」と、注文以外では初の会話を試みたところ、
店主に「だいたい450くらい」と教えてもらった。その量って、一般的には「大盛」でしょ(笑)。
大盛だと700グラム近くになるらしいが、学生客にとっては、嬉しいサービスだろう。
とはいえ、私自身はこちらのお店で、学生風の若者と同席したことはないのだが、
お店のツイッターに、「子供好きなじじ・ばば(略)で仲良く経営しています」とあるためか、
小さなお子さん連れのファミリー客は、何度か見かけた。

この日も、幼稚園児くらいの女の子が「またきたよー!」の声とともに、家族と一緒に入店してきたところ、
店主夫妻も「ああ、いらっしゃい」と相好を崩し、お嬢ちゃんを歓迎。私の入店時とはだいぶ違うな(←当然だ)。
女の子にとって、こちらに来店することは、親戚のおウチに遊びに来たような感覚なのだろう。
実際、そう思わせるような内装(そもそも、外観は自宅そのものだし)で、夫妻が温かい雰囲気を醸し出しているからね。
親戚宅のような空間で食べる、文字通りのアットホームかつ絶品うどん。ステイホーム期間中は特にオススメだ(?)。
この、【おウチで食べる○○】シリーズ、他にもそういうお店を数軒知っているので、随時紹介していこう。



うどん屋 武(たけ)
東京都小平市学園西町1-24-11
西武多摩湖線一橋学園駅から徒歩約5分
営業時間 11時半~15時
定休日 木曜、祝日
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