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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

訪問のきっかけはSNS 立川『おや麺』

2023年04月22日 | ラーメン、つけ麺など
数日前、ちょっと理解しがたいネットニュースを見かけた。
とあるラーメン店が、公式ツイッターにチャーシューの画像と一緒に、
「おいしいチャーシューができました。お店でお待ちしてます」のようなコメントを投稿したのだが、
その画像は、無関係な店のチャーシューだったそうで、苦情が殺到し謝罪するハメになったようだ。

飲食店がSNSを利用する最大の理由は、自身の店の宣伝のはずで、他店の画像を使う意味がわからん。
画像をパクってまで投稿した理由は、自家製チャーシューがダメなのか、あるいはただ単に「いいね」が欲しかったのか。
当該ツイッターには、「詐欺行為だ」「ラーメン屋やめろ」などと厳しい意見が投稿されている。
ラーメン屋をやめろとは思わないが、SNSはやめた方がいいんじゃないかね。誤字も多いみたいだし(苦笑)。
問題のお店は、とある有名ラーメン店の出身で、師匠にあたる方も、弟子の騒動をツイッターでお詫びしていたのだが、
そちらも、いいトシした大人が「ほんとにすいません」なんて言葉遣いでビックリ。「マジでサーセン」と大差ないよ。
お店は繁盛しているようだけど、謝罪もできない非常識な人間ということが露呈したし、師匠もSNSをやめた方がいい。
弟子の店も師匠の店も、私の住居からは遠いので訪問したことはないが、とりあえず今後も行かないと思う。

今回問題になった店の他にも、SNSの投稿文を見ただけで、行く気をなくした飲食店は結構ある。
嫌悪感を抱くのは、だいたい下記の4パターン。皆さんも、思い当たるお店があるでしょ?
1 過度な自慢 2 他店の批判 3 突然の自分語り 4 誤字脱字
実際に、1~4まで実例を挙げたいのだが、前置きがいつも以上に長くなるので、今回は断念。
ダメなSNSについては、いつか改めて語ることにして、ここからは本題の『おや麺』を紹介していく。

今回タイトルどおり、私がおや麺さんに行こうと思ったきっかけは、お店のツイッター
営業時間や臨時休業、新メニューor限定メニューのお知らせなど、普通のラーメン店も投稿する情報の他、
“タツノオトシゴには「タツノイトコ」と「タツノハトコ」っていう仲間がいるそうです”(4月21日)などと、 
昔のTV番組「トリビアの泉」のような、ちょっとためになる豆知識が、投稿文の先頭に載っていたのである。
面白かったので、さかのぼって読んでいったところ、不定期ながら、ずいぶん前から続けている模様。
お店の情報やラーメンとは無関係な情報を発表し続ける、異色といえば異色だけれども、
さっき挙げた自慢、批判、自分語り、誤字脱字とは、ほぼ無縁のツイッターに好感を抱くと同時に、
投稿主が作るラーメンにも興味が出てきたので、食べに行ってみることに。

こちらのお店が開業したのは、昨年の12月。場所は立川市の高松町で、立川駅北口からは少し歩く距離。


最寄り駅は、モノレールの立飛か高松だろうが、乗り換えや待ち時間を考慮すると、立川駅から歩いた方が早い気がする。
店主の小山(読みはおやま、店名『おや麺』の由来でもある)さんはかつて、市内の別のラーメン店で店長を任され、
その後は他業種のお店で働きながら、定休日には間借り営業でラーメンを提供し、昨年末に独立を果たしたそうだ。
お店のウリは、鶏100%のスープで作る中華そば(※お店ツイッターより)。
基本のメニューは、醤油、塩、まぜそば、つけ麺の4種に、日によって限定メニューがある。
店頭に掲示されているメニューを撮ったが、いつものように失敗。冒頭のダメ店主のように、どこかからパクればよかった。


最初の訪問では、基本の「中華そば・醤油」850円と、サイドメニューの「チャーシュー丼」350円を注文。
チャーシャー丼は、温玉、ピリ辛(ラー油)、タルタルの3種から選べるが、玉子好きの私は当然、温玉を選択。
店内は厨房前にカウンター席が5つほど、その手前の入口付近に、長テーブル席という配置。
数分後にまずは中華そば、ほぼ同時にチャーシュー丼が登場。


鶏出汁使用のスープは、同じ立川の『チキント』みたいな白湯ではなく、このとき少し紹介した、
千歳烏山『トリコ』の清湯よりは、鶏由来の旨味や匂いもあり、両者を合わせたようなコクがある。


具材は、大きな肩ロースチャーシュー、柔らかい(1本だけ硬かった)メンマ、ネギに小さなナルト。ナルトがいいね!
麺は断面が四角に近い、歯応えの強いタイプ。醤油ダレの塩分はやや強めで、若い頃の私が好きそうな(笑)タイプ。
チャーシュー丼には、濃い味付けの細切れ肉がゴロゴロと入っていた。


ご飯の量とのバランスを考慮すると、チャーシューがやや多く、醤油スープも濃いのでWパンチだ。
玉子を崩せば、さらに「ライス」200円を追加したくなる。ああ、黄身ちゃんは、いつだって美しい…。


とはいえ、チャーシューが多いのはお店のご厚意だろうし、中華そばも含め、マジメに作っているのは伝わってきた。
店主らしき方と助手らしい若者、ふたりの接客態度も良かったし、好印象を抱いて「ごちそうさまです」。

数日後、ツイッターで豆知識を確認したのち、おや麺さんを再訪問。
前回が醤油味だったので、今度は「中華そば・塩」850円の「特製」+250円をオーダー。
数分後、スープの色が透明な、特製・塩中華そばが登場。


今回は横アングルも撮影。書き忘れていたが、麺類はお盆に乗せられて提供される。


スープには当然、塩ダレを使用しているのだが、醤油ダレよりまろやかでクセがなく、私は塩味の方が気に入った。
珍しく、麺リフト画像も撮影。四角い断面がわかっていただけ…ないかな。


特製は通常の具材に、味玉、豚バラと鶏のチャーシュー、鶏つくね2個が加わる。+250円ではお得だよ。


チャーシューは、最近流行りの低温調理タイプ。過去に何度も書いているように、
「醤油煮込みタイプ」至上主義の私は、前回食べたチャーシュー丼の細切れチャーシューの方がお気に入り。
つくねは生姜がほんのり香り、味玉の黄身はかなり柔らかく、スープにこぼれちゃった。
愛しの黄身ちゃんを回収するため、やむなく(?)スープを最後まで飲み干したが…また主治医に怒られるな。

そしてつい最近、市外で飲んだ帰りに、3度目の訪問をしてきた。
酩酊していたくせに、「瓶ビール(小瓶)」450円と「おつまみ三点盛」500円を注文。
プレミアムモルツの334mlを飲み始めた頃、想像とは異なる三点盛りがやってきた。


味玉、メンマ、チャーシュー(鶏)の組み合わせは予想どおりだが、少しずつ手が加えられてあった。


味玉にはネギとチャーシュー、メンマには自家製ラー油とあられ、鶏チャーシューには赤玉ネギと粒辛子マヨが添えてある。
提供する側は面倒だろうけど、飲む側としては、こういうひと手間はちょっと嬉しい。
すぐにビールを飲み終えたので、シメの「鶏白湯つけ麺」950円を作ってもらう。
麺は200グラムと300グラムを選べるが、別の店でも飲み食いしていたので、200をチョイス。
しばらくすると、いつものようにお盆に乗せられた、つけ麺一式がやってきた。


鶏白湯出汁のつけダレを、レンゲでひと口すすってみたら、おお、結構しょっぱい!


タレには赤玉ネギのみで、具材はすべて麺の方に盛ってある。残った味玉半個も追加した。


麺は全粒粉入りなのか、表面に粒々が見える。中華そばのよりも太い分、歯応えはさらに強め。
つけダレはしょっぱいだけでなく、鶏油由来の臭みを少し感じた。レモンが付いてきたのも納得。
濃い味付けゆえ、麺はスルスル食べられたが、酔いが回ってきた。200グラムにしておいて正解。
麺を数本残す程度になったところで、「割りスープをください」とお願いしたら、ポットごと提供された。


まずは、ポット内のスープだけレンゲに注いでみたところ、最初に食べた醤油味のときに記したように、
清湯だけど、やや白湯に寄せた色合いのスープ、という印象。


中華そばにも使っていると思われるこのスープは、当然塩分こそないものの、なかなかコクがあり、
酩酊&満腹でなかったら、つけダレの器にガバガバ注ぎ、大量に飲んでしまったかもしれない。
基本メニュー4種のうち、まぜそば以外の3種を食べてみたが、私のおススメは塩中華そばだ。

さっき書いたように、店主の応対はなかなか良好で、たとえ調理中であったとしても、
帰り際には必ず、退店する私の方に視線を移してから、「ありがとうございました!」と挨拶してくれる。
そんな店主に対し、人見知りの私が珍しく、「あ、あの、店主さんですよね…」と声をかけてみた。
「ハイ、そうです」と応えた店主に対し、私が伝えたのは「い、いつもツイッター見てます。勉強になります」であった。
ラーメンの感想とか、他にいうコトあるだろう…と思ったし、たぶん店主もそう思ったはず(苦笑)。
店主さん、あのときはツイッターの感想しか告げられませんでしたが、ラーメンおいしかったですよ

最後に、私がこれまで見てきたツイッターから、特に感銘を受けた【おや麺豆知識・傑作選】を発表。
“日本で一番最初に拳銃所持が許可された職業は郵便配達員” (4月1日)
“「女子高生」を伊藤ハムが商標登録してた時期がある” (3月20日)
“Googleで「一回転」っていれると画面が回る” (1月30日)
“立ちくらみの正式名は「眼前暗黒感」” (10月29日=正式開業前)
“警察に通報が入りました。建物の敷地内での喫煙、ポイ捨てはご遠慮願います”  (4月3日) 

どれも、私自身は知らなかった情報ばかり…って、最後のは違うか。喫煙客、ちゃんと守れよ
3月14日の投稿では「そろそろネタ切れです。」と告白していたが、どうか今後も楽しませてほしい。



中華そば おや麺
東京都立川市高松町1-30-13
JR立川駅から徒歩約20分、多摩都市モノレール立飛駅からは、推定徒歩8~10分
営業時間 11時半~16時、18時~22時
定休日 水曜
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2 コメント

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Unknown (中華そばおや麺 小山)
2023-04-27 11:00:54
ご来店ありがとうございました!
お口にあったようで安心しました笑
これからも雑学の配信頑張ります!
あ、もちろんラーメンもどんどん美味しくしていきます!
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Unknown (ブログ主)
2023-04-27 13:00:02
中華そばおや麺 小山様
コメントありがとうございます。

文中でも記したように、
訪問時は中華そばの味の感想を伝えられず、失礼いたしました。
最近、ラーメン店のSNSでの騒動が続いておりますが、
おや麺さんのツイッターを見習ってほしいものです。
地元民として、これからも情報配信とラーメン作り、双方とも期待しております。
返信する

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