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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

オリックス、パ・リーグ連覇はしたのだが…

2022年10月28日 | プロ野球
日本シリーズが盛り上がっている中、今さらながら、オリックスのパ・リーグ制覇への道のりをたどるブログ。

前回のプロ野球ブログは9月22日。当時は首位がソフトバンクで、オリックスはゲーム差なしの2位。
ソフトバンクが残り9試合、オリックスは残り5試合で、ソフトに優勝マジック8(実際は7.5)が点灯中。
オリが全勝すれば、ソフトは7勝1敗1分で乗り切らなくてはならず、しかも11日間で9試合と日程も過酷。
昨年と同様、【2位のオリが有利】説も囁かれていたが、投稿日の夜、オリがロッテに13失点の完敗(嘆)。

バファローズポンタのツイッター画像より、以下同

次戦はエース山本由伸の好投もあり、9-1と楽天に快勝したが、3日後の同カードでは宮城大弥が打ち込まれ、1-6の敗戦。
「5連勝なんてムリムリ。せいぜい3勝2敗だろ」という私の予想が当たってしまい、実に不愉快。
その間、ソフトバンクは地元福岡でのロッテ4連戦を3勝1敗で乗り切ったが、残り5試合はすべてビジター。
西武には敗れたが、楽天から勝ち星を挙げ、着実にマジックを減らしていく。※オリ2敗、ソフト4勝でマジック1.5
迎えた9月30日。オリは地元大阪ドーム最終戦。エース山本が先発し必勝態勢も、相手のロッテが粘り、3-3のまま9回裏へ。
ロッテめ、1週間前にはソフトに3連敗しやがったくせに、なんでウチが相手だと頑張るんだ(怒)。
9回裏は、先頭の紅林弘太郎が二塁打を放ち、二死三塁のチャンス。T-岡田の三振にはガッカリしたけど。
ここで福田周平がセーフティバント。一塁セーフとなり、サヨナラ内野安打になった。
「3フィート(要するに走路から外れた)でアウトではないか」との意見もあったし、実際そうなのかもしれないが、
紅林がホームインした瞬間、ベンチの選手が飛び出し、場内のファンと一緒に、勝った勝ったと騒いだところで、
「さっきのアウト」と宣告できる球審はいないだろうねえ。
この数分前に、ソフトが楽天を破っており、マジックはついに0.5に。
福田がアウトで延長になり、そのまま引き分けていたら、ソフトの優勝だった。

オリが優勝するには、残り1試合を勝ち、ソフトが残り2試合を連敗しなくてはならない。
ソフトの連敗は考えられず、私自身は「もはやこれまで」とあきらめた。終盤よく追い上げたし、2位でもじゅうぶんだよ。
10月1日はオリは試合がなく、ソフトは西武と対戦。バファローズポンタのツイッターでは、


レオらしき獅子に勝利を託すポンタのイラストが描かれていたが、ソフトの先発はエース千賀滉大である。
ソフトの優勝は見たくなかったので、TV観戦はせず、新秋津『竹辰』へ飲みに行った。
ただ、帰り道には西武ファン御用達の立ち飲み店『なべちゃん』があり、当然のように西武-ソフト戦の中継を放映。
さすがに試合経過が気になってしまい、入店して中継を見せてもらうことに。
1杯だけ飲んで帰るつもりだったが、白熱した試合展開にクギ付けとなり、当然ウーロンハイも何度かお替わり。
この日のことについては、後日改めて紹介するが、延長11回裏、二死から森友哉がヒットで出塁すると、
続く四番山川穂高が、レフトへサヨナラホームラン!

※店内TVに映し出された、殊勲打を放った直後の山川

後述するが、9月以降のソフトは、惜しい敗戦が4度あったのだが、一番惜しかったのがこの試合だと思う。
セオリー無視だが、山川を敬遠していれば、たぶん引き分けで終わり、優勝していたのではないか。

迎えた運命の10月2日。オリは楽天、ソフトはロッテとシーズン最終戦。
さっきも書いたが、オリは自分たちが勝ち、ソフトが負けたときのみ優勝。引き分けすら許されない。
さすがの私も飲みに行かず、自宅TVで両チームの動向をうかがっていた。※当然飲酒込み

途中経過は、ソフトが2点をリードし、逆にオリは2点を追いかける、苦しい展開。
その後、まずはオリックスが3-2と逆転。まあ、こちらは予想どおり。
問題はソフトの試合だ。ロッテは今年、地元千葉ではソフトに1勝10敗と負けまくっている。
地元でこんなに負けて、恥ずかしくねえのかバカ野郎…ロッテめ、昨年優勝を逃した腹いせか…
私のボヤキが止まらず、酒量が増えていく中、6回裏にロッテはふたりの走者を出す。
ここで山口航輝が、見逃せばボールだった高めの速球を弾き返し、まさかの逆転スリーラン!
わずか数分で形勢逆転。オリの親会社はとりあえず、山川と山口に特別ボーナスを支給すべきだ(笑)。

その後、ロッテは7回裏にも、幸運なポテンヒットなどで2点を追加。8回表、ソフトも二死無走者から、
エラー、ヒット&エラーで1点を返し、さらに振り逃げと四球で満塁のチャンスを作るも、次打者が凡退し5-3のまま。
一方のオリックスも、8回から抑えの切り札・松井裕樹を登板させるなど、楽天懸命の継投で追加点を奪えず。
この日のロッテと楽天は、ともに消化試合であったが、目の前での胴上げを防ぐべく、最善を尽くしたと思われる。
それでも、オリックスは9回に2点を追加。裏は守護神の平野佳寿ではなく、中継ぎエースの阿部翔太を投入。
楽天の攻撃を凌ぎ、5-2で勝利を収めると、数分後にソフトもロッテに3-5で敗戦。つまり、
オリックスのパ・リーグ連覇が決定した!


TV中継とはいえ、今年は生で胴上げを観ることができた。中嶋聡監督、おめでとう!

※NHKのニュースサイトから拝借した…のかな?

去年以上の逆境からの優勝に、私の涙腺も決壊したものである。ク~ッ、泣かせやがって…。

Vについてマスコミは、「強力中継ぎ陣の整備」や「山本と吉田正尚、投打の軸が本領発揮」などを理由に挙げているが、
私は【ライバルチームの失速】が最大の理由だと思っている。
楽天は最大貯金18を0にした、日本プロ野球新記録
西武は9月11日まで首位とゲーム差なしも、その後怒涛の7連敗
ソフトバンクはとうとう、マジック0.5を消せぬまま、最後の2試合でまさかの連敗
先述した山川に一発をくらった10月1日の西武戦と、同2日、これまた山口の一撃に泣いたロッテ戦。
さらに、9回一死から中村奨吾の同点ソロを浴び、延長戦で競り負けた9月23日のロッテ戦、
そして、4点差を逆転したものの、最終回二死から吉田に同点タイムリーを許し、
そのまま延長でサヨナラ負けを喫した、9月19日のオリックス戦。
最終的に、オリとソフトは76勝65敗の同率首位。対戦成績で劣ったソフトが涙を呑んだ形となったが、
上記4試合のうち、どれか勝つか引き分けていれば…ソフトの関係者・ファンの悔しさは想像がつく。

西武戦の山川もだけど、9月19日のオリ戦、9回裏二死一、二塁の場面。
満塁になるとはいえ吉田を敬遠しておけば、どうせ次の頓宮裕真は打てず、ソフトが勝っていたはず。
この試合後、中嶋聡監督は「最後まで、誰ひとり諦めていなかった」と語っていたものの、
正直、何人かの選手は諦めていたと思うよ(笑)。必死だったのは、タイムリーエラー&バント失敗の宗佑磨くらいか。
いずれにせよ、この試合でゲーム差が0になり、オリックス陣営が再度ヤル気を出したのは間違いない。

この試合だけでなく、あの頃の吉田は、味方ながら恐ろしいくらい打ちまくっていた。
9~10月の成績は、打率.416、7本塁打、23打点、ついでに出塁率.500の大活躍で月間MVPに。
観客席で、「オリしか勝たん!」と書かれたボードを持っているファンを何度か見かけたが、
私にいわせれば「オリは吉田しか打たん!」である。言葉の使い方が正しいのかは知らない。
 (C)ベースボール・マガジン社

クライマックスシリーズ2ndステージは、3位西武を退けた2位ソフトバンクとの対戦。
2ndステージは、1勝のアドバンテージ(実質1.5勝)、全試合ホームでの開催だけでなく、
2位チームは1stステージで、先発投手を消費するハンデもあるため、1位チームが断然有利である。
案の定、ソフトはエース千賀が1度しか先発できず、4勝1敗でオリが2年連続の日本シリーズ出場決定


2ndステージ、来年からはもう少し、ハンデを軽くしてもいいのでは。今年みたいに、ゲーム差0ならアドバンテージなしとか。
なお、進出を決めた第4戦、私は同時間帯に放映していた、CSの「アントニオ猪木追悼特集」と交代で視聴。
チャンネルを変えている間に試合が終わっていて、サヨナラ勝ちの瞬間を見逃した(←ファン失格)。

日本シリーズは昨年と同様、セ・リーグを連覇したヤクルトとの対戦となった。
詳細はまた改めて語りたいが、第1戦はオリの絶対的エース山本が、4失点かつ途中降板でよもやの敗戦。
翌日、母校野球部の秋季都大会の観戦に行ったのだが、その日はまたまた、宮本慎也さんも来場し、私の近くに着席。

※試合後にトンボ掛けをする日大三高のメンバー

隣には同僚らしき若い男性がいた。どうやらヤクルトのスカウトらしく、スピードガンで球速を計っていた。
私は知らない方だったが、周囲の知人は「どこかで見た顔」とのこと。おそらく、元選手なのだろう。
このスカウトが、前日の日本シリーズ第1戦の感想を述べていたのだが、
「オリックス、外国人がいないから打線に迫力ないっスね。ウチとは大違い。長谷川(滋利)サンもナニしてんだか…」と、
迫力不足のオリックス打線と、外国人スカウト担当の長谷川氏を批判する始末。
現役時代、2000本安打を記録した宮本さんならまだしも、無名のお前なんか(失礼)に言われたくねえよ!
宮本さんは、周囲の客が聞いていると察したのか、時折うなずく程度で肯定も否定もしない。さすがである。
ただ、このヤクルトスカウトの発言は正しく、日本シリーズでのオリは、普段に輪をかけて打線が沈黙。
現在、なんとか2勝2敗1分の五分だが、打線のダメっぷりは相変わらず。
バカバカ打ちまくるチームが好きな私としては、どうにも納得できない不甲斐なさで…この項つづく。
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