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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

所沢の「ザ・昭和居酒屋」『百味』が閉店していた… ※その後復活

2020年05月19日 | 居酒屋・バー
所沢在住の飲み仲間から、久しぶりにメールが届いた。
さては、自粛疲れでそろそろ一杯やりたくなったのか。まったくしょうがねえなあ…と、
飲みの誘いかと思い(←もちろん断る気ナシ)内容を確認したところ、愕然とさせられた。
そこにはただひと言、「百味コロナ閉店」と表示されていたのだ。

以前、『カッパハウス』というラーメン店を紹介したときに少しだけ触れたが、
『百味』(ひゃくみ)というのは、所沢駅を出てすぐのプロぺ通りにある、大衆居酒屋のことである。
このプロぺ通り、なかなか賑わっているのだが、居酒屋はチェーン系か、若者向けのしゃらくさい店ばかり(やや偏見)。
なので大人の酔客、要するに酒好きオヤジたちが目指すのは、ここ百味さんしかなかった。
営業は基本年中無休で、午前11時から22時半まで、中休みナシ!
毎日12時には、約80席の広い店内が満席になる。定食などのランチもあるが、大半の客がアルコールを注文するとか。
「百味」というだけあって、料理は和食を中心に常時100種類以上(?)と豊富で、
酒類も、昨秋の増税後でもビールは大瓶460円、サワー類も230円~と、個人店では破格。
立ち込めるタバコの煙、座布団つきのお座敷席、知らぬ者同士の相席、活気ある(ないときもあり)厨房、
さらには一見おっかなそうなおじちゃん店主に、頼ませじょうずなおばちゃん店員の存在など、
まさに「ザ・昭和居酒屋」的ムードあふれる名店だったのである。

友人のメールを受け、さっそく「開店閉店.com」を確認したところ、閉店したのは先週12日だった様子。

※サイトに投稿された@sweetpotato14さんのツイートより

「閉店・東京」はたびたびチェックしているが、埼玉は見逃していたよ。それにしても、あんな繁盛店が閉店とは。
埼玉県は今日5月19日、約2ヶ月ぶりに感染者0だったのに…おのれ、コロナウイルスめ!
ここからは、いつか紹介しようと思っていた、料理の画像を掲載していく。
百味さんは、刺身やお寿司も人気なのだが、私が生ものが苦手なので、それらの写真はない。スマン!
料金は、一品料理はだいたい300~500円台。刺身や天ぷらは、もうちょっと高かったかな。
まずはタン・カシラなどの「もつ串やき」各種(1本130円~)と、「とりの唐揚」。


串焼きに付属の味噌ダレがうれしい。あと、唐揚げは、昔懐かしい「コロモが硬い」タイプでった。
揚げ物が続いて申しわけないが、こちらが「ちくわ磯部揚」で、


これは、ホールのおばちゃんにオススメされた、日替わりメニューの「白子の天ぷら」。


こちらも、たぶん日替わりの「揚げしゅうまい」に、「おしんこ」。お新香は、毎回内容が違った記憶がある。


ただでさえメニューが多いのに、黒板や壁貼り紙でも日替わり料理を推しており、何度通っても飽きなかった。
冬場限定のお鍋メニューも紹介。「湯豆腐鍋」700円から「百味よせ鍋」1500円までと、やっぱりリーズナブル。
こちらは「とんキムチ鍋」1100円を2人前で注文。要するに豚キムチ鍋だ。


キムチの上にかかっている味噌が、味の決め手だそうで、キムチの辛さと味噌のコクが好相性。
ある程度食べてから、シメにうどんを追加したのだが、食べるのに夢中で撮影を忘れてしまった(笑)。
その次の機会に頼んだのは、「かき鍋」1100円。こちらの鍋にも、例の味噌が鎮座している。


このときは結構満腹だったのだが、おばちゃん店員が、残っていた鍋の具材を私と友人の取り皿に強引に分け、
「シメはどうする? うどんでいいわね!」と強要されたため(やや誇張)、今回もうどん300円を追加。


私が大好きな玉子ちゃんもついてきたが、これがおばちゃんのサービスか、有料だったのかは不明。
いずれにしても、牡蠣のダシが効いた味噌スープと絡む、うどん&玉子は抜群にウマく、満腹を忘れてパクついたのであった。

最後に紹介する料理は、カッパハウスのときにも載せた、私が一番好きだった「つくね辛口」


これは、一緒に頼んだ右の「若どり」が小さいのではなく、つくねが巨大なのである。価格はなんと1本160円!
ほどよい辛さで、これ1本でビール大瓶が空いてしまう。そりゃあ、毎回頼んじゃうよね。
遅い時間には売り切れることも多かった、この巨大つくねを、もう1度食べたかったなあ。

ブログで紹介するにあたり、座敷席など店内の様子も撮影したかったのだが、
常にお客さんがあふれている状態ゆえ、結局撮ることができなかった。
唯一の店内画像(?)が、最後の訪問となった今年1月、トイレに行く途中、なんとなく撮影した下記の貼り紙。


「地元密着 足かけ五十年 新鮮 味 安さで」
昭和40年創業らしいので、実際は55年間にわたり、地元に密着した、新鮮、味ヨシ、安価なお料理とお酒を提供してきた、
百味さん、長い間お疲れさまでした。皆さんお元気で!


追記
12月9日から、営業を再開したそうです!

続報はこちら
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2 コメント

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Unknown (hobohobo)
2020-05-24 08:20:20
それは知りませんでした。ショック…!
昼にランチメニューが出てるので面白そうだからと1回入ったきりで、いずれ夜に入ろうと思ってましたが…。

4月の早い段階から、収束して明けてみれば、こういうのいっぱいあるんじゃないの? という不安が現実のものに。
この先、イヤな予感しかしないんですけど。。。
返信する
Unknown (日が沈む~(略))
2020-05-24 09:27:02
hobohobo様
コメントありがとうございます。
飲食店はどこも大変なのは承知してましたが、
繁盛店だった百味さんの閉店には驚かされました。
これ以上、悲しいお知らせは聞きたくないものですね。
返信する

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