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遅ればせながら、プロ野球の順位予想2023 -セ・リーグ編-

2023年05月23日 | プロ野球
ちょっと前に、最近のテンイチについて記したとき、末尾で唐突に今年のプロ野球順位予想を掲載した。
当時は開幕直前(3月29日)で、「詳細はまた改めて」と記したのだが、気付けばもう5月である。
遅ればせながら、予想を再掲するとともに、私なりの根拠や見解なども語ってみたいと思う。
なお、スポーツ・ジャーナリストを自称している私だが、もちろん現場取材などは未経験で、
プロ野球の知識は、TV中継を眺めながらクダを巻いている、その辺のおっさんと同レベルである。

まずは、私があまり興味のないセントラル・リーグの予想から。
当初は「ベイスターズ」など愛称だけだったが、今回は「横浜DeNAベイスターズ」と、正式名で表記する。
1位 横浜DeNAベイスターズ
2位 東京ヤクルトスワローズ
3位 読売ジャイアンツ
4位 中日ドラゴンズ
5位 阪神タイガース
6位 広島東洋カープ


大物新人・外国人の入団や、大型トレードやFA移籍もなく、どのチームも大幅な戦力アップは見られず。
なので、私の基準ではセリーグ6球団は2強4弱で、その4弱にあたるのが3位~6位のチーム。
この4チームは、よくてAクラス、間違っても優勝はないだろうと予想した。

4弱の中で、広島を最下位にした理由はふたつ。○坂倉将吾が正捕手 ○新井貴浩新監督である。

アメリカの大リーグでは、ある程度指導者経験がないと、監督にはなれないそうだが、
日本の場合は、球団に貢献したスター選手は、能力に関係なく監督にする傾向がある。
失礼だが新井監督も、前任の佐々岡真司監督と同様、広島の大事なOBだが、監督としての技量は怪しい。
選手とも年齢が近く、お人好しっぽいし、いざというとき非情に徹しきれないのでは?

選手や関係者に取材をしたことのない私だが、坂倉は日大三出身ゆえ、彼のことはちょっと知っている…つもり。
私の記憶している坂倉は、野手からの悪送球に対し、逸れたボールを追うより前に、送球した野手を睨みつける男で、
その態度はプロ向きかもしれないが、守備の要となる捕手は向いていない、と思えた。 ※三高野球部の指導不足でもある
投手を叱咤激励し、配球を組み立て、相手打者やベンチの様子を伺い、守備陣に指示を出す…なんてムリでしょ。

5月22日現在(※以降のデータも同)、広島東洋カープは20勝20敗で、首位とは5.5ゲーム差の4位。 
打撃には定評のある坂倉も、さすがに正捕手との両立に苦労しているのか、打率.241と、本来の力を発揮していない。

続いて、阪神を5位にした理由は、○岡田彰布監督の復帰 ○昨年26度の完封負けだ。

完封負け回数26は、チームのワースト記録を59年ぶりに更新。5.5試合に1回完封負けする計算だ。
佐藤輝明ら、いいバッターもいるのにこの失態は、前任の矢野燿大監督の手腕に問題があったのか。

ただし、今年の岡田監督も、矢野監督と同等か、彼以上に無能だと私は思っている。
前回阪神監督時代、2005年に優勝したが、あれは2年前に優勝した星野仙一前監督の遺産だし(岡田自身も認めている)、
3年後には、最大13ゲーム差付けていた巨人に優勝をさらわれる、史上最大のV逸を経験。
その後はオリックスの監督となるも、3年連続Bクラス。選手やコーチ・スコアラーに敗戦の責任を押しつけたため、
四面楚歌状態となり辞任。このときも指摘したように、長年続いたオリックスの低迷は、岡田監督にも責任がある。
阪神でも完封負けが続くことで、打撃コーチや選手に不満をぶつけ、チーム崩壊で連敗街道…もありえる、と見た。

現在、阪神タイガースは25勝14敗で、2位に2ゲーム差の首位。参りました!
エース青柳晃洋や新戦力の村上頌樹など、投手陣がいいので、大型連敗はしないか?

ここまで文字ばかりで画像がなかったので、休憩代わりに1枚。
母校グラウンドの練習試合・対開星(島根)戦で打席に立つ、高校2年生時の坂倉。


この試合、4番キャッチャーとして出場した坂倉は、2ラン本塁打も放っている。
打撃センスはあるので、気苦労や負傷の心配も多い捕手ではなく、野手に再転向させ、打つことに専念させてあげたい。

閑話休題、
中日ドラゴンズの4位は、坂倉捕手の広島と岡田監督の阪神よりはマシだろう、という思い込みが前提であった。
注目ポイントは、○立浪和義監督の決意 ○守りに特化したチーム作りだ。

実は中日も、昨年の完封負けは、阪神と同数の26。ここ数年、得点力アップが課題なのに、
昨年ずっとクリーンアップを打っていた阿部寿樹を放出し、楽天から涌井秀章を獲得したのには驚いた。

まあ、阿部も.270、9本塁打と、特筆すべき成績ではないが、それでも中日ではマシな方である。
さらにさらに、近年は打撃不振も、新人王だった京田陽太をトレードに出すなど、
情け無用で「自分の理想とする野球を貫く」という、立浪監督の強い意志が感じられる。
昨年と一昨年のパリーグは、ヘボ打者揃いで(←言い過ぎか)投手陣頼みのオリックスが連覇を遂げており、
中日も同様に、守り重視の野球をするのも間違いではないが、最近はあまりに打てなくて気の毒。

現在、中日ドラゴンズは13勝27敗で、首位と12.5ゲーム差の最下位。
チーム防御率はセリーグ2位も、本塁打13、得点105はどちらも大差のビリと、苦しい戦いが続いている。

プロ野球を見始めた頃からアンチ巨人を貫いている私だが、それでもセリーグ4弱の中ではトップに予想。
読売ジャイアンツ3位の根拠は、○菅野智之の負傷 ○侮れない巨人の伝統

「巨人軍こそプロ野球界の盟主」と、いまだに信じている人は、さすがに減っただろうが、
それでも、リーグ優勝回数47、日本シリーズ制覇数22、昨年までの通算勝利数6195は、今でも断トツである。
2年連続Bクラスも、2005~6年の1度だけ、しかも堀内恒夫→原辰徳(2度目)と監督は変わっており、
昨年→今年のような同一監督の連続Bクラスはない、というデータを信用してみた。

普段、セリーグの試合をあまり観戦せず、ましてや巨人が勝っている試合なんて、観ようとしない私ゆえ、
菅野の凄さを理解していなかったのだが、ウィキペディアで過去成績を確認したら…なかなかやるな(笑)。
ただし、最近4年間の6.5億、8億、6億、5億という推定年俸は、明らかにもらいすぎだ。
そんな高額所得者ながら、近年は1年通してローテーションを守ることもなく、今年も開幕前に負傷。
彼の戦線離脱を理由に、巨人は苦戦すると判断した評論家もいたが、私は逆に、
「あんな給料泥棒いらねえし、オレたちだけで頑張ろうぜ」と、若手投手陣が団結・奮闘すると判断。

現在、読売ジャイアンツは21勝20敗で、首位とは5ゲーム差の3位。
チーム防御率はリーグ最下位と、私の期待した若手投手陣の奮闘は、まだ先のことだろうか。

さてここからは、セリーグ2強について語っていく。ただ、80年代はBクラスの常連だった、
ヤクルトと大洋(現DeNA)を知る者としては、両チームを2強と呼ぶのは、どうにも抵抗があるのだが(笑)。

さすがに三連覇は苦しそうなヤクルトだが、他チームもたいしたことないので、2位はキープすると予想。
マイナス要素としては、○村上宗隆へのマーク強化 ○スコット・マクガフの退団があり、
プラス要素は、○奥川恭伸の復活 ○ルーキー吉村貢司郎の獲得だ。

新外国人のキオーニ・ケラは怪しいし、日本シリーズ以外は良かった、守護神マクガフの退団は痛手のはず。
打線は、山田哲人が衰えてきたことで、村上にマークが集中しそうで、昨年のような三冠王は難しいかも。
そもそも、ドミンゴ・サンタナとホセ・オスナの両外国人も、そろそろ打てなくなりそうで、村上の敬遠が増えそうだ。

ドラフト1位の吉村は、即戦力との噂。日大豊山出身で、東東京準優勝らしいが、覚えてないや。
それより、21年の日本シリーズで、オリックス山本由伸と互角の投手戦を繰り広げた、奥川の復活は朗報だろう。
リーグ屈指の捕手に成長し、ヤクルトOBの八重樫幸雄さんが絶賛していた中村悠平が、若手投手を巧くリードするか。

現在、東京ヤクルトスワローズは17勝22敗で、首位とは8ゲーム差の5位とスタートダッシュに失敗。
吉村は2勝1敗も、防御率は4.54とイマイチ。奥川と新外国人ケラは、いまだ一軍未登板なのも誤算か。
打撃陣は、私の予想に反し両外国人が好調で、山田も規定打席未到達だが、.265に5本塁打とまずまず。
一方、村上は本塁打こそ7本も、打率.207に低迷。四球と死球の数はリーグ1だが、三振数もダントツ。
中継ぎ陣や村上は、ここ2年間の激戦の疲労(村上はWBCも含む)が残っているのかも。

さて、わたくし正田がセリーグ優勝候補に自信を持って(実際は消去法)挙げたのが、DeNAである。
プラス要素は、○大物トレバー・バウアーの獲得 ○タイラー・オースティンの復活で、
マイナス要素は、○嶺井博希の移籍 ○球団が勝つことに慣れていないくらいでは?

昨年ほぼ出番がなかったオースティンだが、まだ31歳と若く、常時出場すれば20本塁打は固い。
彼が打てば、ネフタリ・ソトも刺激を受けるだろうし、現勢力と合わされば日本一の打線となる。
さらにさらに、筒香嘉智が米国から帰ってきたりして…それは飛躍しすぎか。 ※そもそも守る場所がない
また、最初の方で「大物外国人の入団がない」と記したが、唯一の例外が、サイ・ヤング賞投手のバウアーだ。
ただ、受賞した年はコロナの影響で、シーズン60試合制で、7イニングの試合もあり、実は5勝しかしていないのだが、
とにかく、日本の沢村賞レベルの大物が来日することで、若手投手陣にも好影響を与えるはず。
もっとも、彼の真の目的は大リーグ復帰だろうから、日本では無理せず調整程度…の可能性もあるのだが。
他にも、中日を追い出されたショート京田の奮起や、手術の影響で近年不振だった、東克樹の復調にも期待がかかる。

不安材料の嶺井移籍は、伊藤光や戸柱恭孝、ドラフト1位の松尾汐恩らがカバーするはず。
勝つことに慣れていないとはいえ、2017年には日本シリーズにも進出しているし、そもそも大きなお世話か(笑)。
順位予想には関係なく、個人的に注目しているのが、エドウィン・エスコバーと櫻井周斗だ。
日大三出身の櫻井は、故障の影響で昨シーズン終了後に育成契約となったが、今年4月に支配下に復帰。
プロでの通算成績は、47試合の登板で65イニングを投げ、0勝1敗2ホールド。なんとかプロ初勝利を飾らせたい。
なお、打撃成績は8打数3安打で.375。さすがは、高校野球全日本代表で5番打者を務めただけのことはある。
最近の写真はないので、またまた私が撮影した、高校時代のものを掲載。

※高校3年生の春、都大会で東海大菅生戦に登板した櫻井

もうひとりのエスコバーは、私がセリーグでもっとも好きな選手かも。
いかつい風貌にふさわしい豪速球は160kmを超え、日本の左腕投手史上最速。もっと評価されていい投手である。
評価されない理由はたぶん、「結構打たれているから」だ(笑)。あんな速球を打つ、プロはやっぱり凄い。
オースティン、ソト、バウアーなどで外国人枠が埋まるようだったら、私がひいきのオリックスに、ぜひ譲ってほしい。

現在、横浜DeNAベイスターズは22勝15敗で、首位とは2ゲーム差の2位。
一時は首位だったが、阪神との直接対決で負けまくり、連敗が6まで伸びて現在の順位に。
オースティンは先日18日に一軍昇格。代打で3度出場し、3打数0安打。まあ、これからだ。
期待のバウアーは、初登板で白星を挙げるも、続く2試合は連続KO。1勝2敗の防御率8.40で、現在二軍で調整中。
京田は33試合に出場し、打率は.218も、古巣の中日戦だけは、打席が少ないとはいえ.429と高打率。
東は完封勝利を含む4勝1敗と、好調時に迫る勢い。防御率1.98はリーグ2位だ。
櫻井は一軍登板がなく、二軍で1勝0敗も防御率4.91。昇格は時期尚早か。
エスコバーは0勝0敗4ホールドも、防御率15.63と大炎上し、無念の二軍降格。
彼のSNSに誹謗中傷したバカがいたそうだが、球団には厳正な対応を希望する。泣き寝入りはダメだ!

やや強引だが、今年のセリーグは、DeNAが1位と予想した。過去のプロ野球ブログと同様、
ベースボール・マガジン社の「週刊ベースボール オンライン」から、私の大好きなベイスターズ…ではなく、
大洋ホエールズの田代富雄選手の画像を拝借し、掲載させていただく。


ベースボール・マガジン社様、かつての私は「週刊プロレス」を購入していたので、どうか見逃してください(笑)。

セリーグについてダラダラと書いていたら、ずいぶん長くなってしまったので、
当初は一緒に語るつもりだったパリーグ編は、次回に回すことにする。
まだ開幕から2ヶ月もたっていないので、予想が当たるかどうかは未知数だが、
とりあえず、阪神の5位は、さすがに見くびりすぎたかなあ(苦笑)。
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