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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

跳ねるほどウマいうどん 東大和市『うさぎ屋udon』

2023年05月06日 | そば、うどん
私が住んでいる多摩地区は、うどんの名店が複数存在するのだが、
ほとんどのお店は昼間だけの営業で、なおかつ車を利用しないとしんどい場所にあったりする。
基本、正午近くまで寝ているグータラで、自動車免許を持っていない私にとって、
駅近く&夜営業ありの『うさぎ屋udon』さんは、それだけでもう名店扱いである。
店舗がある東大和市まで、私は健康のために(?)立川から徒歩で向かうこともあるが、
普通の方は、西武線かバスの利用をオススメする。というか、立川駅からだと歩いたら60分くらいかかるからね。

お店の場所は、表通りから一本入った住宅街にあるのだが、出汁の匂いを頼りに歩けば、すぐ見つかるはず。


初訪問は数ヶ月前。カウンター席とテーブル席があるが、ひとりなのでカウンターへ。
厨房の女性が店主で、他の若い男女はバイトだろうか。接客担当の男性店員にまずは、
「麒麟一番搾り生ビール」550円と、「ねぎ塩唐揚げ」の小330円に「味付たまご」110円を注文。
お店のHPやインスタグラムによると、以前は夜の時間帯におつまみ類を提供していたようだが、
現在はうどんとご飯もの以外の料理は、唐揚げと味玉、あとはデザートだけ。
提供メニューだけでなく、うさぎ屋(略称、以下同)さんは店舗の場所も、以前とは変わっている。
当初は、出店希望者に空きスペースを提供する、「チャレンジショップ」とかいう仮店舗みたいな場所で、
約2年ほど、開業前のお試し営業&宣伝したのち、現在の場所で正式開業したそうだ。

数分後、まずはビールと味玉が登場。味玉は最近、150円に価格変更したけど、まあ仕方ないよね。


さらに遅れて、生野菜を添えられた、ねぎ塩唐揚げが提供される。さっきの味玉の中身と、一緒に撮影。


「ウーロンハイ」440円に変更し、ネギと塩ダレ(市販のもの?)がかかった唐揚げと味玉を食べ終え、メインのお食事に。
一番のおススメは、店頭のノボリに記してある「肉汁うどん」880円だと思われるが、
「ごまだれうどん」770円も気になるので、双方のツユで食べられる「2種うどん」1100円をオーダー。
1玉100グラムのうどんは、3玉までが同料金で、4玉は+55円、5玉が+110円。私は当然、3玉を希望。
重量を計測してから茹でられたうどんが、丁寧に盛り付けられ、2種うどんが完成。


肉汁には豚バラ肉、揚げナス、焼きネギが入る。ごまだれには豆乳を使用している。


自家製のうどんは、太くて硬い武蔵野風ではなく、透明感がある平打ち麺。私の好きなタイプだ。


まずは肉汁に浸して啜る。肉と野菜は国産らしく、ダシは濃すぎず肉由来の脂っこさもないが、
私の苦手な大根おろしが入っていた。生姜やネギなどの薬味と同様、できれば別皿提供にしていただきたい。
一方のごまだれは、クセがなくまろやか。途中で卓上の唐辛子を入れてみた。
なにより、平打ちうどんが素晴らしく、茹で立てなのに柔らかく、舌触りも良いので、スルスルと腹に収まっていく。
なので、すぐに3玉も食べ終えたが、肉汁もごまだれも、まだまだ余っている。


結局、「すみません、うどんが美味しかったので、もう少し食べたいのですが…」と、素直にお替わりをお願い。
「構いませんよ。何玉ですか?」とたずねられたので、2玉110円追加。最初から、5玉頼むべきであった。


2玉もペロリとたいらげ、あと3玉くらいはイケそうであったが、腹八分(?)でやめておく。
シメとして、先述したデザートの「クッキー&クリームチーズケーキ」330円も注文。


クリームチーズ生地の上下を、「オレオ」みたいなクッキーでデコレートしている。


クッキーのほろ苦さと、甘さ控えめのチーズとの相性は良好。私のように冷水ではなく、
セルフサービスの温かいお茶か、コーヒーと一緒に食べた方がいいと思う。 ※コーヒーとのセットは550円

お会計は、レシートを受け取り、お店入口の自動精算機で支払い。アナログな私は当然、店員さんにやり方を質問。
その後の訪問でも、お店側の電源入れ忘れ(笑)などもあり、私は毎回、スムーズに操作を終えたことはない。
会計は面倒だが、自家製平打ちうどんがとても美味しかったので、大満足でお店を出る。

数日後、例のうどんを他の味でも試してみたくなり、うさぎ屋さんに再び足を運ぶ。
メニューの一部を紹介。こちらは【温かいおうどん】カテゴリーで、洋風や中華風の創作うどんもある。


この日は酒を頼まず、冷たい麺+温かい汁の「つけカレーうどん」の並935円をオーダー。
なお、うどんの価格も変わっており、並が300グラムで、1.5倍の大盛は+150円、2倍の特盛は+300円に。
小麦粉の価格も高いし、それまでの「100グラムごとに+55円」は、さすがに安すぎたよ。

しばらくすると、お盆に乗せられたつけカレーうどんが登場。


うどんは前回と同様、美しく盛りつけられた、口当たりしなやかな平打ち麺。
国産小麦使用とのことだが、味オンチの私には、小麦の味はわからず。申しわけない。
とろみを帯びたカレー汁には、ひき肉、ネギ、椎茸などが入っており、辛さは控えめ。


ただし、うどんもカレー汁もそれぞれ美味しいのだが、やや一体感に欠けるような感も。
麺がなくなったので、出汁割りスープをお願いしたら、立川のラーメン店『おや麺』と同じく、ポットでの提供。


写真はないが、鰹節・宗田節・サバ節・うるめ節、その他(←HPより)を使用した、黄金色の出汁が実にウマい!
出汁入りのカレー汁を飲み干したところで、元々予定していた、2杯目を注文することに。

さっきの黄金出汁をそのまま味わいたいので、希望は当然、かけタイプのうどんだ。
第一候補は、非・創作ジャンルの「かけ肉うどん」880円だったが、肉汁うどんは前回食べたので、
ダメ元で、つけ汁タイプの「鴨汁うどん」1045円を、かけで作ってもらえるかお願いしてみたところ、
店主は「今回は特別に…」と、了承してくださった。ありがとうございます!

数分後、待望の「鴨汁うどん・かけバージョン」がやってきた。価格は店主のご厚意で、1045円のままであった。


丼のサイズは大きめで、これは食べ応えがありそうだ。


まずはおツユをひと口啜ると、例の黄金出汁に塩分が加わり、さらに鴨の旨味と脂が融合して…
屋号の「うさぎ」のごとく、飛び跳ねたくなるほどウマい!
これまでは、平打ちうどんを絶賛してきたが、今回はスープも同等かそれ以上だ。
ご覧のように、椎茸などの野菜からも旨味が出るため、時間の経過とともにウマさが増していく印象。


初めて食べた温かい状態のうどんも、柔らかいけれどもしっかりコシがある。
とにかく、こんなに美味しい鴨うどんは初めてだし、ひょっとしたら、鴨料理としても生涯最高かもしれない。
2杯目にもかかわらず、スープまで残さずたいらげ、厨房の店主に「ものすごく美味しかったです!」と報告。
興奮気味の私に対し、店主は冷静に「以前、まかないで作ったことがあったんですよ」と教えてくれたが、
この「かけ鴨うどん」は、レギュラーメニューにしても絶対に人気が出ると思う。
結果的に、つけカレーに鴨かけと、うさぎ屋さんのうどんを2種類連続で食べたが、
「二兎を追う者は一兎をも得ず」とはならず、胸をなでおろした(←ウマいこと書いたつもり)。

そしてゴールデンウィーク中、うさぎ屋さんに3度目の訪問。
帰りに、近くの『串寅』さんに寄るつもりだったので、今回も飲酒は控え、
カルボ好きゆえ気になっていた、「カルボナーラうどん」1045円の大盛+150円をオーダー。


鴨うどんと同サイズの大きな丼には、実際のカルボナーラとは違い、クリーミーな白いスープがたっぷり。
具材はベーコン、椎茸、ネギ、卵黄、さらに薬味のネギ2種に、とろけるチーズや黒コショウなど。
スープは例の出汁に、豆乳を加えたのかな? 魚介出汁とチーズの相性は、あまり良くないかも。
うどん大盛は、1.5倍の450グラム。珍しく、麺リフト画像の撮影を試みたら、
ちょうど女性店員が近くに来てしまい、恥ずかしいのなんの。 ※なのでリフトも控えめ


毎回、堂々と撮影している、ラーメンブロガーはエライなあ。あ、これは皮肉じゃなくて本心ね。
うどんなので遠慮なくズズっと音を立てて啜り、途中で黄身ちゃんを崩し、麺やスープと絡めて食べ切った。

以上、うさぎ屋さんで4種のメニューを食べてきた。うどん自体が秀逸なので、どの商品も当然高品質である。
一橋学園の『うどん屋 武』もそうだけど、「かけ」や「もり」などのシンプルなうどんがなく、
アレンジした商品がウリのお店って、元々の麺と出汁がウマい気がする
うさぎ屋さんの麺で食べる釜玉や、あの出汁だけを味わう素うどんは、絶対ウマいだろうなあ。

最後に、店舗から少し離れた場所にあった看板に、お店情報が記載されていたので、掲載しておく。



うさぎ屋udon
東京都東大和市南街5-95-4
西武線東大和市駅から徒歩約2分半(信号次第) JRだと新小平駅から推定徒歩42分
営業時間 11時~15時半、17時半~20時半 月曜は昼のみ
定休日 火曜
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