明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

地元の『吉野家』がなくなった!

2023年05月30日 | 丼もの
【誠に勝手ながら、5月30日(火) 15:00 までの営業をもちまして、閉店させていただくこととなりました。
永らくのご愛顧ありがとうございました。】

上記のコメントは、『吉野家』HPに掲載されていた、立川北口大通り店閉店のお知らせである。
これはすなわち、本日限りで立川市内から、吉野家がなくなることを意味する。
地元民として、そして吉野家支持者として、残念でならない。

立川市の吉野家は、私の記憶では1990年代初頭には、旧第一デパート(現:立川タクロス)の並びに店舗があった。
そのお店はなくなったが、いつの間にか『ビックカメラ』脇に、先述した立川北口大通り店が誕生。
さらに、南口のウインズ近くにも1軒、駅から離れた奥多摩バイパスにも1軒あったが、現在はどちらも営業していない。
最後まで残っていた北口の店舗は、駅至近ゆえ家賃は高いだろうけど、
カウンター席だけの狭い横長店舗で、しかもメニューを絞っていたため、来客は多くても回転は早く、
いつも賑わっていた印象があるので、赤字によりやむなく撤退…とは思えないのだが。
ただし、私自身はまったく利用していなかった店なので、現時点ではそれほど喪失感はない。
閉店を知ったのは数日前だが、飯田橋のラーメン店『びぜん亭』のように、最後に食べておこう…
という気にもならず、最終日の今日も、混みそうだから行くつもりはない。

吉野家支持者のくせに、立川北口大通り店を利用していなかった理由は、このときに少し触れている。
ちなみに、後述する武蔵小金井店の「サラシア牛丼」も、この回で語っている。
立川店の箇所をコピペすると→メニューが少なく、立川の飲食店名物「ダメ店員」がいたため、あまり行く気にならず。となる。
口調がキツイので、一応、吉野家カラーのオレンジ文字にしてみたんだけど…さほど効果はないかね。
北口店はさっき書いたように、常に混雑している印象があったので、滅多に入店しなかった。
久々に訪問したのが2021年。コロナ禍の影響で、持ち帰り客の多い時期だった。
お目当ては当時提供していた、牛肉、豚肉、鶏肉を網羅し追い飯も付く、総カロリー2000超の「スタミナ超特盛丼」。

吉野家HPより2年前に拝借

入店直後、店員さんから「いらっしゃいませ! まずは入口で消毒していただき、店内でお召し上がりの方は空いてるお席へ、
テイクアウトご利用の方は、こちらの窓口へお並びになってください」と、コロナ禍ならではの掛け声がかかる…のだが、
声掛けの担当が、うだつの上がらない若い男性店員で、上記説明をいかにもかったるそうに、
「っらっしゃいませえ~ まずは入口で消毒して~ 店内でお召し上がり…(途中聞き取れず)ってください!」と、
語尾を伸ばしたり、途中で早口になったり小声になったり、突然大声になったりと、とても聞きづらく不快で、
発言主の表情には、「だりぃ」「何度も言わせるな」感が満載。立川の飲食チェーンって、なんでこんな店員ばかりなのかね。
これが、来客のたびに繰り返されるため実に耳障りで、着席したことを早くも後悔。
しかも、卓上のメニュー表を見たところ、スタミナ超特盛丼は扱っていないらしい!
さっきも書いたように、こちらのお店は回転を重視し、簡単に調理できるメニューだけに絞っていたのだ。
仕方ないので、同じく未知の商品であった、「牛丼」の超特盛+「半熟玉子」に変更。
ダメ男のすぐそばで、普通の女性店員が調理・盛り付けした、超特盛+半玉が完成。


価格は当時890円で、現在は超特盛921円+半玉107円の1028円。
横アングルはこちら。通常の牛丼並盛とは比較にならない、威圧感がある。


玉子ちゃんを中央に配置し、紅生姜と唐辛子を加え、食べ始める。


半分も食べない時点で、「これはダメだ。こんなの喰うヤツはバカだ」と感じてしまった。
ネットに出回っている情報によると、近年の吉野家の牛丼並は、肉が90グラム(以下g)に対し、ご飯が250g。
私がバイトしていた20年ほど前は、肉が85gでご飯が260gだったと記憶している。
大盛は肉110gでご飯320g、ところが超特盛は、肉は倍増の220gながら、ご飯は変わらず320g。
並盛との比較では、肉が約2.45倍に対し、ご飯は1.28倍。明らかに米が少なく、肉が多すぎるのだ。
普通に食べたらご飯が足りなくなるので、途中の数口は、肉だけ頬張ることになる。
ビールなどのアルコール類が欲しくなるが、当時は酒類販売禁止中。 ※この店では、元々扱ってなかったかも
肉が多いということはツユも多いため、最後の方はご飯もしょっぱい。酒だけでなく追加ライスも欲しくなったよ。
結局、超大盛ならぬ、「肉だけを増したバランスの悪いツユだく牛丼」をかき込むハメになった。
吉野家にとっては並盛こそが、ご飯と肉&タレの比率が最適の商品のはずなので、あの肉だけ増し丼は邪道である。
「喰うヤツはバカ」とは失礼な表現だが、例の男性店員のダルそうな掛け声を聞きながらの食事ゆえ、
そう感じてしまった私の気持ちもわかってほしい。

例の男性店員は、途中で疲れたのか黙ったときもあったが、そのときは調理担当の女性店員が代わりに、
さっき私が記述したとおりのセリフを、はっきりとわかりやすい声で、来客に説明していた。
だったら最初から、この女性が声掛け担当で、あのダメ男を調理担当にすればいいのに…アイツは調理できないのか?
あの女性が時間帯責任者ならば、ダメ男にちゃんとした声掛けをするよう指導すべきだし、
指導してもダメ男が聞き入れないのならば、辞めさせちゃえばいいのだが…人手不足だとそうもいかぬ。
逆に、あのダメ男が責任者だとしたら…そんな店は潰した方がいい(笑)。立川の場合、その可能性もあるのが怖い。
Googleのクチコミでも、吉野家北口大通店については、接客面でボロクソに書かれている。
食べログと同様、あんなサイトの言い分は信用してはいけないが、吉野家としては評判の悪い店舗だったようだ。

そもそも、あまり気乗りしなかった北口店に足を運んだのは、3年前に立川南口店が閉店したからである。
南口店の最後の利用は2020年の4月。夕飯のオカズとして、「牛皿」の大盛+「ねぎだく」を持ち帰りで購入。
吉野家は一時期、ねぎだくサービスを廃止しており、復活したと思ったら有料化。
たいした額ではなかったが、しみったれた増量じゃ納得しねえぞ…と不安混じりに袋から取り出すと、
別容器に盛られた、結構な量のねぎを確認し、「さすがは吉野家!」と、お得意の手の平返し。


当時の価格は記録していないが、現在ならば牛皿大盛が479円、ねぎだくは140円の計619円。
高血圧に効く玉ねぎたっぷりで、ヘルシーな食事を楽しめたよ。 ※自宅の玉子を使用


このテイクアウトが、立川南口店最後の利用になるとは、思ってもいなかったね。

立川市から吉野家が消え、明日から私は、どこで吉牛を味わえばいいのか。
隣駅の国立にあるお店は、6年半前に利用した際、3枚で牛丼並盛と引き換えになるクーポン券を目当てに、
ひとりで3430円も飲み食いし、店員さんにヒンシュクを買った記憶があるので、行きづらい… 

※詳細はこちら

と思ったら、この国立駅前南口店も、ずいぶん前に閉店していた! 
現存する立川に近い吉野家を、HPの北口店地図から検索したところ、


上記地図の右下、最寄り駅が谷保の国立府中インター店、右上の鷹の台駅が近い五日市街道並木町店(6/15まで休業中)、
左下の小宮駅近くの石川パーキングエリア店など、車がない私は、訪問したことのない店ばかり。
一応、私の基準(片道60分以内)では徒歩圏内だが、できれば吉野家はそんなに歩かず、気軽に利用したい(笑)。
そんな、吉野家難民一歩手前の私が、今後通おうと思っているのが、武蔵小金井駅前店。
先日、近くの『百薬の長』で飲んだ帰り、数年前の早朝に「サラシア牛丼」を食べて以来の訪問をしてきた。

入店すると、トッピングの新商品らしい「肉だく」(牛小鉢)184円が、今だけ半額だと判明。
せっかくなので、「牛丼大盛」635円と「生玉子」85円に、肉だくも追加してみた。
数年前の朝は外国人労働者だけだったが、この日は明るく元気な女性店員ばかり。いい店ではないか。
数分後、女性のひとりが「お待ちどうさまです」と、牛丼一式と伝票が乗ったお盆を運んできてくれた。


肉だくは確かに小鉢サイズ。あとで調べたが、肉の量は並の半分=45gらしい。
いつものように玉子ちゃんと紅生姜、さらに肉トッピングを乗せ、途中で唐辛子もプラス。


以前別の店で感じた、肉臭さは一切なし。「これぞ吉野家の牛丼!」と叫びたくなるウマさだ。
なお、さっきの超特盛と同様に、通常の並盛と比較すると、ご飯1.28倍に対し、肉は155gで1.7222…倍。
肉が多めだが、これくらいなら許容範囲だし、実際に食べても、しょっぱさや違和感はなかった。
違和感はむしろ、置いてある伝票の価格。半額のはずの肉だくが、定価184円のままではないか。


壁のポスターには、ちゃんと「半額祭」の文字があるが、ここのマジメそうな店員さんが、伝票を打ち間違えるとも思えぬ。


ということは、ポスターと藤田ニコルさんが私を騙しているのか。そんな笑顔を振りまいておいて…。
いつものように、92円を巡るみみっちい悩みは、会計時にちゃんと半額に割り引いてくれて、あっさり解決(笑)。
立川店のダメ男とは雲泥の差の接客をしてくれた、店員さんたちに「ごちそうさまでした」と告げ、
ポスターにも「にこるん、疑ってゴメン」と心の中で詫び、武蔵小金井店をあとにした。
ところで…私のようなおっさんが「にこるん」と呼ぶのは、やっぱりキモイのかね?

地元の店舗がなくなり、牛丼の超特盛にはやや落胆させられたが、私の吉野家愛は変わることはない。
いつの日かまた、立川市のどこかに店舗が復活することを期待することで、本稿の締めとする。
ただし、今度のお店では、従業員教育はしっかりやってほしいね(苦笑)。



吉野家 立川北口大通り店
東京都立川市曙町2-12-2
JR立川駅北口より徒歩1分ちょい
営業時間4時~翌2時
定休日 基本なし
2023年5月30日で閉店となります。長年の営業、お疲れさまでした!
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今さらながら、プロ野球の順... | トップ | 極上だし+麺+ご飯=押し寄... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ主様へ。 (りくすけ)
2023-06-01 08:36:29
お邪魔します。

僕も「肉だく半額祭」の時、
伝票を見て訝しく思った1人です。
会計前、思わず店員さんに
『半額じゃないんですか?』と質問。
『会計時に半額にします』と回答があり胸を撫で下ろし、
心の中で「藤田ニコル」に詫びました。
戸惑った人は案外多かったのかもしれません。

並盛がベストバランス、まったく同意見です。

では、また。
返信する
ブログ主より (明正強)
2023-06-01 14:03:11
りくすけ様、
コメントありがとうございます。

微々たる額とはいえ、半額と称して定価で売られたら、
さすがにモヤっとしますよね。

吉野家の超特盛は、本当にアンバランスなので、
ご飯も増した方がいいと思います。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

丼もの」カテゴリの最新記事