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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

夏の甲子園を潰した犯人

2020年05月22日 | 高校野球
昨日5月20日、全国高校野球選手権大会、いわゆる「夏の甲子園」の中止が発表された。
「春の甲子園」=選抜高校野球大会に続く中止に、選手たちはさぞ、嘆き悲しんでいることだろう。
なにしろ、部外者の私でさえ、昨夜は悔しくて眠れなかったからね。ほんの9時間しか(←じゅうぶん寝てるだろ)
…という、つまらないボケに対し自分自身で突っ込む、いつものパターンではなく、
残念ながら、青字部分は創作で、昨夜は本当に眠れぬ夜を過ごしてしまった。
ひと晩たっても、まだ悔しさは収まらず。ついでに、最近は自宅でほとんど酒を飲んでなかったのに、
昨夜から缶ビールやキンミヤ焼酎を、ちょくちょく飲んでいる。このトシでグレちまった(笑)。笑いごとじゃないけど。
以下で、ブログタイトルにある、甲子園を潰した犯人への恨みつらみをつづっていくが、
いかんせん酔っているので、支離滅裂かつ、自分勝手な内容になっているだろうが、ガマンして読んでほしい。

私は、春の選抜大会でさえ、「観客を入れて開催すべし」と主張していたくらい世論とズレていたのだが、
この頃(3月上旬)は、「春はダメでも、さすがに夏はやるだろう」と考えていた方が、私以外にも大勢いたはず。
その後、新型コロナウイルスの感染者が増え、緊急事態宣言が発令され、高校は軒並み休校となり、
甲子園だけでなく、各県で開催される春季大会も中止に追い込まれた(沖縄だけ開幕していたが、準決勝で中止に)。
おかげで、高校野球関係のニュースは、一時期だいぶ減ったのだが、
たまに目にしたニュースに対し、「高校野球なんかやってる場合か」「夏も中止にすべきでしょう」といった、
否定的な意見を、わざわざ投稿してくるバカが多数いたことに、立腹すると同時に驚かされた。
元来、高校野球は、確かに一部アンチもいただろうが、嫌いな人の割合は、それほど多くなかったはず。
こいつらは、なぜここまで高校野球を憎むんだろう。非合法な野球トバクでヤラれたのか!?

前回の高校野球ブログ(上記ピンク色の「観客を入れて~」の部分をクリックすべし)と一部重複しているが、
アンチの意見は、だいたい以下の通り。
1 学業が遅れているのに、甲子園どころではない
2 部活動自粛により、今年はみな練習不足ゆえ、ケガなどの事故が怖い
3 全国から人が集まるので、球児の感染、または球児からの拡散が心配
4 そもそも、高校の部活動は不要不急のはず
5 大会の運営に必要な、医療関係者の派遣が難しい
6 他の高校生のスポーツ大会は中止。野球だけ特別扱いするな

この他、明確な反対意見ではないが、「残念だけど、中止はまぬがれない。これに懲りず今後の人生頑張ってほしい」という、
なんの慰めにもならない、偽善者丸出しの投稿も多く見られ、極めて不愉快だったことを記載しておく。

またまた前回の繰り返しになるが、1から順に反論していく。
1 学業が遅れているのに、甲子園どころではない

学業の遅れは、野球部の連中には関係ない。あいつらは、野球で大学(あるいは会社)に入るからいいの。
もちろん、学業に専念したい球児あるいはチームは、今年は無理に大会に出場しなくてもいい。
そもそも、1の意見を述べたヤツは、高校時代、ちゃんと勉強してたのかよ
自慢じゃないが、私はもちろん勉強はしなかった。いまだに三単現のSがわからねえよ(←それは中学レベルでは…)。

2 部活動自粛により、今年はみな練習不足ゆえ、ケガなどの事故が怖い

これを言い出したらキリがない。冬場は雪でグラウンドが凍る北海道は、昔から練習量のハンデと戦ってきたわけだし。
全体的に練習不足は事実だが、野球部なんてどんな高校でも、運動神経抜群で体力に自信がある連中がほとんど。
部員不足で、帰宅部のウラナリ君(←死語)をメンバーに入れたチーム以外は、事故・大ケガの心配はまずないだろう。
むしろ、今年は審判講習会なども中止になっているため、ダメ審判のミスジャッジの方が怖い

3 全国から人が集まるので、球児の感染、または球児からの拡散が心配

まずは下記グラフを見ていただきたい。「東洋経済オンライン」で紹介された、年齢別感染者の人数だ。
※表記のように、データは5月7日現在

10代以下の感染者の少なさに、驚かされるでしょ。実際のページの10代グラフをクリックすると、
「10代:356名 死亡:0 重傷者:1 軽傷・無症状・確認中:355名」と表示される。
ちなみに20代を含めても死者は0。重傷者すら6名(20代が4、10代未満が1)だ。
若者ってのは、大人以上にはしゃぎ、騒ぎ、大声を出し、じゃれ合いまとわりついているはず。
飛沫もバンバン飛ぶだろうし、間違いなく濃厚接触者のはずなのに、この感染者の少なさ。要するに、
【日本の若者はコロナにかからない。かかってもまず重症化しない】といえるだろう。
球児が地元や家族にウイルスを持ち帰る可能性だが、その辺は帰郷前にしっかり検査すればいいし、
感染しにくい10代の甲子園遠征より、毎日仕事に出かけているオッサンの方が、危険度は高いのではないか。

4 そもそも、高校の部活動は不要不急のはず

世間的には、高校生の部活は不要不急なのかもしれない。ただ、関西大学の発表によると、
今回の甲子園中止による経済損失は672億円超とのこと。
球児への不平不満をネットに書き込んでいる輩は、これほどの大金を動かし、日本経済に貢献できているのか。
あと、これは科学的根拠のない個人的な意見だが、高齢者の方々は男女問わず、高校野球や相撲の中継をよく観ている。
外出を自粛され、パソコンやスマホも見ない、人生の先輩たちにとって、今ではテレビが唯一の娯楽だったりする。
昨秋に高齢の父親を亡くし、やはり高齢の母親と同居している私には、高校野球中継は不要とは思えぬ。

5 大会運営に必要な、医療関係者の派遣が難しい

上記は素人の投稿ではなく、5月21日に報じられた、高知・明徳義塾の馬淵史郎監督へのインタビュー記事での発言だ。
甲子園だけでなく、地方予選の球場にも医師が待機するのだが、現時点では派遣している余裕がないようだ。
高校野球ファンを自称していながら、医療関係者の協力については、気づいてなかった。反省。
馬淵監督が記事中でおっしゃった通り、現在は医療危機の心配があるが、夏頃には患者も少なくなっているはず。
球場数を減らし、その分試合数を増やすことで、医師の派遣人数を減らすことは不可能だろうか。

6 他の高校生のスポーツ大会は中止。野球だけ特別扱いするな

この意見が一番多かった。全国高等学校体育連盟、いわゆる高体連が4月下旬にはインターハイの中止を決めたため、
「なぜ野球だけ、高野連だけ特別されるのか」という批判が異様に増えた。私がまず疑問に感じたのが、
高野連を叩く前に、開催を早々と取りやめた高体連に不満はないのか、ということ。
即決も大事だが、最後まで開催の可能性を追求し、努力を惜しまない方が、高校生ファーストではないのか。
あ、今の高校生ファーストってのは、東京五輪の「アスリートファースト」のパクりね。
もちろん、インターハイの方が(競技によっては)予選開始が早いため、早急な決断もやむを得ないのだが。
ただ、甲子園中止決定の報を受け、コメントを求められた高体連の関係者が、
「もし開催したら“なぜ野球だけ”と選手から不満が出るからね」と語っていたのにはムカついた。
こいつらも普段から「野球だけ特別かよ…」と妬み、劣等感を抱いているのではないか。

もうひとつ、「なぜ高校野球だけ特別なの」と問われたら、「昔からそうだから仕方ない」と返答するしかない。
「不公平だ、差別だ、けしからん!」と憤慨する方もいると思うが、世の中とは不公平なものである
上記のように怒っている方に問いたい。あなたは差別をしたことないのか、と。
どんな女性でも、合コンに行ったら、ろくに女性と目を合わせられない挙動不審な男=私より、愛想のいい男を選ぶだろう。
書いてて自分が情けなくなるが、そんなときだって私は、女性に「差別だ!」などと抗議したことはないぞ。
男性だって、フーゾクに行けば、入店直後の写真指名でブスではなく美人を選ぶだろう。それだって立派な差別だぜ。
なお、どっちを選んでもブスが出てくるケースもあるが、ハナシが逸れるので、これ以上は語らない(←最初から語るな)。
そもそも、高体連と高野連は、字面こそ似ているが、まったく異なる団体なので、比較するのがおかしい。
甲子園の野球だけ、NHKでの全試合中継があったりと、以前から不公平感はあったと思うが、
文句は高野連ではなく、力不足の高体連や、過度な報道をしているマスコミにいってほしい。
ましてや球児を恨むなんて、とんだ見当違いだ。
以上、高校野球を愛するがゆえ、否定派の文句について、ひとつひとつ反論してみたつもりだが、
納得してもらえただろうか…してもらえねえよな。私もアンチの意見なんて聞く耳もたねえし。

私個人は、今年の甲子園が中止になった最大の理由は、コロナでも学業の遅れでもなく、
世間の反対意見及び重圧に、高野連が屈したからだと考えている。
私が見たのはネットニュースの投稿欄だけだが、ツイッターなどのSNSでも、中止を求める意見が多かったと聞く。
ちりも積もれば山となる。「球児ファースト」とは思えない、高野連の判断は非常に残念だ。
…と、ダラダラと書きなぐっているうちに(途中酔って寝ちゃった)、日付が変わってしまった。
なので、文中の「昨日」「昨夜」は、正しくは「一昨日」「一昨日の夜」となる。

最後に、高校野球を強く否定し、内に秘めるだけでなく、世間に持論を発し同意を求めた方々、
言い換えれば、ブログタイトルにある「夏の甲子園を潰した犯人」たちに問いたい。
みなさんは、なぜ反対意見をわざわざ世に発信したのか。高校野球が日常生活に与える不安や損失は、ほぼ皆無なのに。
コロナ収束のために、甲子園は阻止すべきだと思ったのか。野球の特別扱いに不満があったのか。
中には、投稿への「いいね」や「そう思う」欲しさとか、自粛生活への不満を球児にぶつけただけ、といった、
単純な動機のヤツもいるのではないか。絶対にいるだろう。

おめでとうございます。みなさんのおかげで甲子園は中止となり、大勢の球児たちが泣くハメになりました。
これで満足なのか? お前らは。
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