明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

食後は立ち上がれない(?)満腹食堂 国分寺『だるまや』

2023年02月09日 | 定食、食堂
昨年12月に紹介した、長年「うな丼」を安く提供している、国分寺の『うな太郎』さん。
かつて600円だったうな丼は、現在1430円。蒲焼のサイズは小ぶりとはいえ、破格である。

他にも、うなぎを安く食べられるお店がないか(『宇奈とと』や牛丼チェーンは除く)、調べてみたところ、
うな太郎さんのすぐ近くの大衆食堂で、「うな重」を950円で提供していることが判明。まさに灯台下暗し!
お店の名前は『だるまや』さん。店の前は何度も通っているので、当然存在は知っていた。
さっそく訪問してみたところ、店頭ガラスに「うな重950円」の貼紙が!


さっそく食べてみよう、イヤ、その前に軽く一杯飲ませてもらおう、と思いつつ入店。
店内は相席前提の8人用長テーブル席が3つと、少し離れた場所に4人用テーブル席がふたつ。
席の間隔は狭く、仕切り用アクリル板もあるため、実際はそれぞれ、6人用、2人用が限界かも。
ランチタイムだったので、客席はほとんど埋まっていたが、ホール担当のお姉さんは私を、
8人用席に相席させず、ひとつだけ空いていたテーブル席へ案内してくれた。
「コイツは酒を飲みそうだから広い場所へ」と気遣ってくれたのか、単に私がデブで相席は窮屈そうだと哀れんだのか。
たぶん後者だろうが(嘆)、ありがたくテーブル席を利用させていただく。

こちらが卓上に設置してあるメニュー。表側には定食や丼ものなどのメイン料理を掲載。

※だるまさんのイラストがかわいい

裏側には、一品料理や飲み物が記されている。まずは「ビール(中)」520円を注文。


(大)のキリンラガーの方がお得なのだが、この日は中のキリン一番搾りが飲みたかったので。
大がラガー、中が一番搾りとわかったのは、先客が飲んでいるのを確認したから。
そこそこ混雑している店内で昼間っから飲んでいる、ロクデナシな彼ら(失礼)のお陰で、心置きなく酒を注文できた。

おつまみは、豊富なメニューの中から、「豚肉の生姜焼き定食」の単品550円と、「手造り餃子」350円を選択。
拙ブログでも何度か取り上げてきた、【定食のおかず単品はいくらなのか】問題だが、
だるまやさんでは、ちゃんとメニューに価格が表記されているのがありがたい。
ただし、私が頼んだ生姜焼きは定食から220円引きだが、上段の「焼肉定食」の単品は190円引き、
他のメニューも、200円引き(カキフライなど)や250円引き(アジフライなど)と、統一されておらず算出法も謎。
悩んでいる間に生姜焼き単品が登場。千切りキャベツ、そして私の好物であるマカロニサラダ付きだ。


お皿が大きいため全体量が多く、これで550円はお得だ。銀のお皿というのも、昭和チックでいいね。
上記の「銀のお皿」、文字色をシルバー(実は灰色)にしてみたけど、見づらかったらゴメン。
生姜焼きは、ゴマ油の効いた甘じょっぱいタレが、やや厚切りの豚肉や野菜を包み込み、ビールをゴクゴク飲ませる。
このタレが、マヨ風味のマカサラに絡むと、ウへへへ…と笑いたくなるくらいウマい。


数分後には餃子も、銀皿に乗せられて到着。なかなかの大ぶりサイズだ。


ひと口かじるとニンニク、ニラ、そして大葉の風味。濃い味付けなので、タレがなくてもイケる。
作る手間に反し儲けが少ないため、最近は業者から仕入れた餃子を出す店も多い。
だるまやさんのは、タレこそ市販のモノだが、餃子自体は明らかに自家製。
他にはないオリジナル商品が食べられて、餃子ファンとしては、それだけで嬉しく感じる。

美味しいツマミで、ビールを2本飲み干し、そろそろシメのうな重…と考え始めたところで、突然満腹中枢が感知。
どうやら、普通より大きい餃子と、普通より多い生姜焼き(しかも肉野菜の歯応えアリ)が、効いているようだ。
小さくなった己の胃を嘆きつつ、選んだチョイスが「半ライス」100円と「生玉子」50円であった。
満腹ではなく金欠では? と疑われそうだが、豚肉が少し余っていたので、ご飯と一緒に食べてしまおうと思ってね。
登場した半ライスは、同じ国分寺市の『ホーライ』さんと同様、ハーフどころか3/4くらいありそう。


溶き玉子を茶碗の中央に流し込み、残ったお肉を周囲に散りばめ、ミニ生姜焼き丼が完成。


満腹だったけど、玉子ちゃんのお陰で、お茶漬けのようにズズっと食べ進められて、「ごちそうさまです」。
さっき席案内してくれたお姉さんよりも、若い女性店員(なんか失礼な書き方だな)にお会計をお願いする。
入店当初は、厨房にお母さん、ホールリーダー(?)のお姉さん、双方の補助が若いお姉さん、の女性3名体制。
途中で「店長」と呼ばれるお父さんがやって来たが、女性陣は家族なのかパートなのかは不明。

だるまさんといえば、転んでも転んでも立ち上がる…という印象だが、
だるまやさんで食事すると、満腹すぎて立ち上がれないほど苦しくなる…というのが今回タイトルの由来。
実際この日は、国分寺駅に向かう階段を上るのに苦労したよ。

後日、今度は苦しくならないよう、お腹をすかせた状態で、夕方の時間帯に再訪問。
注文したのはビール大570円と、「玉子焼き」350円に「肉豆腐定食」の単品580円。
「目玉焼き」や「ハムエッグ」もあったけど、玉子焼きは比較的珍しい気がしたので。
まずはキリンラガー大、そして銀皿に乗った玉子焼きがやって来た。この日はマカサラではなくポテサラだ。


玉子焼きは半分に折りたたんだようで、広げたらこのようにワイドなサイズ。


醤油をちょびっと垂らし、さらにソースをかけた千切りキャベツを巻いて食べたりした。
数分後、肉豆腐が完成。さすがに平たい銀皿ではなく、鉄鍋にこんもり盛られて提供された。


すき焼き風なのか、豚肉、豆腐、玉ネギの他、シメジと春菊も入っている。
たっぷりのダシ汁は、「かつ丼」にも使用するような、甘じょっばいタイプ。
容器のせいか最後まで冷めず、美味しく食べられた。肉豆腐、我ながらナイスチョイスである。
途中で「ウーロンハイ」360円を頼んだら、私の苦手な乙類焼酎だった。これは酔ってしまう…。


酩酊する前に、今回はちゃんとしたシメのお食事を注文。
選んだのは、「カツカレー」880円。普通の「カレーライス」700円に+180円とお得だったので。
オーダーから数分後、お姉さん(若)がカツカレーを運んできた。


受け取ったカレー皿は、出来立てなので熱々。そして、幅が広く底が深い!


ネットで見た画像より、大盛ではないか…とうろたえているうちに満腹中枢が働きそうなので、その前に食べ始める。
カレーは、ドロッとした家庭的なタイプで、豚生姜焼きと同様の形状に刻まれた豚肉、人参、玉ネギ、
さらに、写真のイカや、小さなエビ(カップヌードルの具材くらい)も含まれていた。


スープカレーより、ドロッとした硬めの和風カレーを愛する私だが、腹一杯のときはキツイかも。
カツは、そこそこの厚さの豚肉を六等分。もっと薄くていいのに…。


猫舌ゆえ、カレーもご飯も熱々でしんどかったが、味自体は意外とスパイシーで食がススム。
少し冷めてきたら、ガツガツと食べていき、15分後にはご覧のとおり…まだ半分くらい残っている(涙)。


15分あれば、通常なら食べ終えるはずだが、それだけだるまやさんのカツカレーが多すぎるのだ。
最後の力を振り絞り、なんとか食べ切ったものの、この日もやはり、退店後は駅への階段を上るのがしんどかった。
昔読んだ「ドラえもん」のエピソードで、まだのび太君が小さかった頃、おばあちゃんが、
「ダルマさんのように、転んでも転んでも立ち上がる、強い子になるんだよ」と語りかけたのを思い出し、
私も「おばあちゃん、ボク、ダルマさんになるよ」と心の中でつぶやき、懸命に階段を上った。
実際の私は、人生転びっぱなしで、立ち上がろうともしていない。おばあちゃんゴメン。

さてさて、だるまやさんで2度飲み食いさせていただいたが、当初の目的である、うな重が未食ではないか。
つい先日、足を運んでみたところ、まさかの臨時休業。ホ~ラ、また転んじゃった(嘆)。


後日、お昼に再訪し、例のリーダー風お姉さんに「うな重」950円をオーダー。彼女はランチタイム担当のようだ。
数分後、お盆が運ばれてきた。いいトシになっても、重箱はありがたく、そして緊張する…のは私くらいか。


フタを開けて、蒲焼ちゃんとご対面。値段的には、この大きさでもお得なはずだ。


カツカレーとは違い、ご飯は適量。実は前夜の酒が残っていたので、このくらいの量でじゅうぶん。


あと、定食類を食べたことがなかったので、初めて味噌汁をいただいたのだが、
具材が豆腐、ワカメ、大根、人参、さらにサツマイモも入る大盤振る舞い。肝吸いより嬉しいね。


蒲焼の味は、さすがに専門店にはかなわないが、タレのかかったご飯は、やはり美味しい。
何度も書くけど、今の時代に950円でうな重が食べられるのだから、感謝しなくては。

だるまやさんは中休みがなく、昼酒にも最適だし、今後もちょくちょく通い、酩酊&満腹にさせていただこう。
ちょうど今日、私が尊敬する【母校野球部の監督が退任を表明】というショッキングなニュースが入ってきて、
このブログの執筆を、しばらく中断するほど落胆。さっきまで半ベソもかいていた。
だが、いつまでも落ち込んでいられない。だるまやさんで食事をして、再び立ち上がるぞ!



だるまや
東京都国分寺市本町2-9-8
JR、西武線国分寺駅から徒歩約2分
営業時間 現在は11時~21時
定休日 木曜、その他、ごくまれに不定休(泣)
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