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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

やすいやすいラーショ 東福生『ラーメンショップ』

2025年04月20日 | ラーメン、つけ麺など
遅まきながら、「ラーショ」の愛称で親しまれている一大チェーン、『ラーメンショップ』の魅力に気づいたわたくし。
今まで食べたお店をここで紹介したが、全国には300店もの関連店があるそうで、私の経験値はまだまだ少ない。
ラーショ冒険者(?)としてレベルを上げるべく、先日は今回タイトルにある、東福生のお店に行ってきた。
店頭の真っ赤なファサードには、「ラーメンショップ」の白字のみで、両脇に「うまい うまい」の文字がない。


ネットによると、正式な店名は『ラーメンショップ YAMANAKA』福生店になるらしい。

お店の存在は、愛読しているブログで以前から知っていたが、福生方面に行く機会はなく、あと回しになっていた。
最寄り駅は八高線の東福生だが、私の地元立川駅からは乗り継ぎが悪く、
乗り換え駅の拝島で、八高線を30分ほど待つ場合もあるので、青梅線の福生駅から歩いたほうが早い。
来る機会が少ない福生だが、以前同じ市内にある『不二家』で、ケーキ食べ放題に挑戦したときと同様、
私が訪れた日はなぜか、雲行きが怪しい(苦笑)。嫌われてるのか?


怪しいといえば、福生駅からの道中、昭和チックな歓楽街も見かけたが…ちょっと怖いので探索は遠慮しておく。


広い通りに出てしばらく歩くと、「ラーメン」の赤い看板が見えてくる。あれがお目当てのラーショ福生店だ。


営業時間は11時~18時で、私が訪問したのは16時台と、中途半端な時間帯だったが、先客・後客が結構入っていた。


店内はカウンター席のみで14席くらい。店主と思われるおじちゃんが、ワンオペで奮闘していた。

ここで、私がこのお店に惹かれた理由を発表。それはズバリ、令和とは思えない激安価格だ。
こちらが壁のメニュー表だが、基本の「ラーメン」は400円! 『日高屋』でさえ、最近は「中華そば」が420円するのに。


「チャーシューメン」でも600円で、サイドメニューの「カレーライス」も300円と破格。
他にも、「つけめん」や、チャーシューも入る「ネギライス」などもある。「キムチライス」がカレーと同額なのは珍しい。


私の注文は、基本のラーメンとカレーライス。両方合わせても700円だ。
さらにこちらのお店、「ゆで卵一つサービス」も実施している。太っ腹すぎるぞ。


安価なお店だが、衛生面も手抜きはなく、開業から数年たっているはずだが、厨房や客席は清潔に保たれていた。

玉子の殻を剥き終えた頃、店主がふたつの商品を、ほぼ同時に完成させた。
まずはカッパ漬けが添えられたカレーライスが登場。盛り付けの乱れはドンマイだ。


その直後、この系統ならではの東京風豚骨醤油ラーメンが出てきた。


殻を剥いた茹で玉子も一緒に撮影。しつこいけれど、これで総額700円。いいのだろうか!?


ラーメンの横アングルも撮影。丼が大きめなのも、ラーショの特徴。


まずはレンゲでスープを…の前に、ここのレンゲは妙にデカい! 茹で玉子を乗せたら、鶏卵なのにうずらに見える。


そのデカレンゲでスープを飲んでみる。茶褐色のスープは背脂は少なめで、豚骨の風味よりも醤油を強く感じた。


具材はチャーシューとノリが2枚ずつに、ワカメ、ネギと、400円なのにちゃんと揃っている。
麺は硬めの中細縮れ麺。量は一般的なお店より、少し多い気がした。


「麺柔らかめ」と注文していた、常連らしきおっさんがふたりいたので、お客さんも硬いと感じているのかも。
途中で、豚骨醤油ラーメンとは好相性な、卓上のおろしにんにくを追加し、ズルズルと食べ進める。

※玉子をハシでふたつに分けたら、変な形になってしまった

カレーライスのご飯の量は、220グラムくらいか。かかっているカレーは、学食や競輪場の食堂などで食べたことのあるテイスト。
業務用ルウをベースにした、具材ナシのプレーンかと思いきや、よ~く見ると、小さな人参や玉ねぎが含まれていた。


合計700円で、かなりの満足感を得られたが、もう少し食べられそうなので、「おかわり玉」100円を注文。
要するに替玉なのだが、店主に「丼をください」と告げられたので、スープと麺が少しが残っている丼を渡す。
店主が丼にタレを投入し、茹で上がった麺とチャーシュー1枚を追加して戻ってきた。


100円の替玉も珍しくなってきたのに、チャーシューまで付けてもらい、なんだか申しわけないね。
ふた玉目の麺を食べ始めた途端、満腹中枢が働き出し、苦しくなった。その前にカレーも食べているからね。
なんとか食べ終え「ごちそうさまです」。お会計時、店主に安価の理由などをたずねたかったが、
後客がどんどん来店し、会話しているヒマはなさそうだったので、カウンター上に800円を置いて退店した。

あくまで個人の意見だが、昔は東京でラーメンといえば、黒いスープの醤油味が主流で、
そのようなラーメンは、スーパーで売っている生ラーメンや、学食などでも味わうことができる、身近なテイストであった。
一方、こちらのような背脂も入る、茶褐色の豚骨醤油ラーメンは、当時はお店でしか食べられない味。
「チープ」と称されることの多いラーショだが、私にとってはワンランク上の外食(?)という位置づけである。?の疑問符も付くが(笑)。

初訪問の数日後、ラーショ福生店に2度目の訪問。そういえば、ラーショ系で再訪したお店は、ここが初めてだ。
この日は、スマホでお店外観を撮りまくっている若者がおり、入店すると、その相棒と思われるオヤジが、着席せずに店主と会話。
まともな媒体ではなく、ネットサイトあたりが取材交渉していたのだろうが、夕方17時台にもかかわらず、ほぼ満席という繁盛ぶりで、
ワンオペ店主も客捌きで忙しかったため、「そういうのはやらないから!」と、不機嫌そうに断っていた。
ふたりの風貌から、どうせロクなサイトではないので(ユーチューバーや食べロガーかも)、断って正解だと思う。

タイミング悪く、私も注文時に店主の足を止めて、「ラーメン(中)」の麺の量を質問したところ、「1.5玉」と返答してくれた。
+100円で1.5玉なら、替玉の方がお得だが、忙しい時に質問しておいて、「じゃあ普通でいいや」というワケにもいかず、
「玉ねぎチャーシューメンの中を麺柔らかめで、あと半カレーライスをください」と注文。
「玉ねぎ(orねぎ)チャーシューメン」は、こちらの最高値商品だが、それでも700円。中盛で半カレーを付けても千円札1枚で済む。
看板のラーメンショップの文字の両脇に、「うまい うまい」ではなく、「やすい やすい」と書きたくなるな。
客が殺到し、店主が疲労困憊で少し心配になる中、ラーメンもカレーもすぐに登場。

こちらが「半カレーライス」200円。わかりづらいが、確かに前回のカレーの半分くらいの量。


こちらは、玉ねぎチャーシューメン・中盛。こっちも判別しづらいだろうが、前回のラーメンより明らかに量が多い

※丼自体もデカいかもしれない

麺は1.5倍だが、スープも増えているので、麺2倍の替玉との比較でも、決して損ではないのだ。


またまた無料の茹で玉子もいただき、カレーとラーメンで半分ずつ。


今回も分けるのに失敗し、ラーメンの黄身が少なくなってしまった。


チャーシューは計6枚。元々2枚入っているので、4枚増えたことになる。
さっき書き忘れたが、パサパサではなく、ほどよい噛み応えがあり、醤油の風味がする。
玉ねぎは「八王子ラーメン」のように、刻みタイプだったが、ねぎラーメンのように辛口タレとは絡めていなかった。
ラーショといえば、ネギラーメン推しという印象があるが、私は玉ねぎの方が好きだ。
穴あきスプーンが付いてきたので、玉ねぎをすくってみる。このスプーンは、「コーンラーメン」でも活躍するはずだ。


柔らかめとお願いした麺は、個人的にはちょうどいい硬さで、スープとの絡みも前回より良かった。
麺、カレー、具材は食べ切り、スープもだいたい飲み干し、満腹になったところでお会計。
お客が私だけになり、店主もひと段落ついた印象だったので、前回聞けなかった「安すぎる価格」について質問してみたところ、
「企業努力でね」と即答。だいぶ前から値段変わってませんよね、とたずねたら、
「30年くらい変えてないよ。本当は上げたいけど、本店が瑞穂にあって、そことの兼ね合いで上げられないんだ」とのこと。
瑞穂というか、箱根ヶ崎にも同系列かつ同価格設定のラーショがあるのは知っていたが、そちらが本店のようだ。
というか、本店のせいで値上げできないって…福生店の店主には気の毒だが、本店のオーナーは好人物に違いない。
「また来ますので」という私の声掛けに、店主が「はあい、またよろしくお願いします」と返答してくれた。
巣鴨の洋食店『フクノヤ』さんのときもそうだったけど、安価で頑張ってらっしゃるお店は、お腹だけでなく心も満たされた気分になる。
ラーショ福生店の店主や従業員の皆さん、どうか無理をなさらず、適正価格で営業を続けてください
東京では屈指の激安店を訪問したことで、私の「ラーショレベル」も、少しは上がったのではないかね。



ラーメンショップ YAMANAKA 福生店
東京都福生市武蔵野台1-20-26
JR東福生駅から徒歩約4分、福生駅からは約13分
営業時間 11時~18時
定休日 月、木
※本店は箱根ヶ崎で、埼玉の鶴ヶ島にも支店がある模様
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