牛久沼は、龍ケ崎市の貴重な名所であり、多くの人が訪れている。
牛久沼は、東谷田川、西谷田川、稲荷川、根古屋川などが合流して
川幅が広がった部分であり、合流した水が谷田川として小貝川に流出し
ている。
牛久沼は、牛久市、つくば市、つくばみらい市、取手市などに接し
ているが、水面全面及び水辺部分は全て龍ケ崎市に属している。
しかし、これまで、その価値が十分に生かされているとは思えない。
下流部分に水辺公園という大きな芝生の公園があるが、国道6号
線から少し外れたところであり、知っている人でないと行くことはない。
国道を車で通っていると沼の水面がわずかに見えるが、国道沿いに
車を止めて、沼を見ながら一休みができるような場所はなく、通りがかり
の人が沼の岸辺で休む機会はほとんどない。
この貴重な場所がありながら、それを生かすことができないのは、誠
に残念である。
牛久沼から出る水門を額縁に筑波山が見える。
水門脇は現在、工事中
コブハクチョウが30羽くらい定住しており、鵞鳥、鴨、鵜もいる。
冬、沢山のゆりかもめやオオバンが来ている。
広々した水辺公園では、ゆりかもめがくつろいでいた。
国道6号線の下り方向で最初に現れるのは水神屋
以前、レストランやホテルになっていたが、今や廃屋になっており、
無残で、沼のイメージダウンになっている。
6号に沿って1kmくらい、約60~70mの幅の草地帯が続く。
この辺りは、うな丼発祥地といわれ、いくつかのうなぎ屋やレストランがあった。
今やそこにあるのは、一軒のうなぎ屋と和風レストランだけである。
以前、昭和記念館?といったレストランは、重機の会社の
資材置き場になっており、一般の人とは縁がない。
その隣に揚水機場があり、さらに隣にうなぎ屋がある。
草地帯には護岸があり、沼に面しているが、陥没しているところがあり、
危険で、草地への立ち入りは禁じられている。
その草地帯の中央付近に、300mくらいにわたり雑木林のような場所がある。
しばらく前、バラックの家があって誰かが住んでいたが、今は何もない。
龍ヶ崎大橋の先の沼側にも300mくらいの草地がある。
護岸は高さ3~5mくらいの高さのコンクリート製であるが、
水面に突き出すように前のめりで、いずれ崩れそうである。
壁際に大きな穴があるところがある。
護岸を安定化するのは、簡単ではなさそうでコストもかかりそうだ。
しかし、そこがしっかりしないと開発したり使うことはできない。
さらに北には、料亭があり営業中であるが、さらに隣のうなぎ屋は、
今や重機会社のオフイスに変わっている。
その近くの根古屋川には白鳥家族が住んでいる。
草地帯の中には、道の駅を造る計画もあるらしいがいつになったら
オープンするのであろうか。
6号から気軽に入り、くつろげる駐車場付きの公園もぜひ、造って
貰いたいと思う。
最近、草地にリボン付きの杭が、点々とあるので、何らかの動きが
あるのかも知れない。
さらに望めるならば、牛久沼を一周するサイクリングロードがあればと
思う。牛久沼のほとりを走り、沼を眺めたり、周辺の景勝地、寺社、名所に
寄ったりして、3時間程度のサイクリングが楽しめればいい。
牛久沼も、見る角度が変わると、いろいろ楽しめる。また沼からは、
筑波山や富士山も見える。
現在でも一周できる道はある。しかし、一部、舗装してないところが
1~1.5kmあり、自転車で通りにくい。ごろごろした砕石が敷いてあるが、
ごとごとして、走りにくく、タイヤもパンクしやすい。西谷田川に沿った
堤の上の道で、水辺公園から細見橋までで、取手市に属しているかも知れ
ないところである。
関係の市の間で協力すれば、いずれの市にとっても、市民が楽しめる
場所を生み出すことができる。そのためには、龍ケ崎市が音頭を取ること
が必要と思われる。
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