取手利根川大花火大会が正式な名称で、それも53回目である。利根川にかかる大利根橋・常磐線鉄橋のすぐ下流の河川敷の運動公園が会場で、堤防間が約1.2kmあり、かつ送電線などが全くない場所であるから、周囲の状況に拘束される事がないので、自由な配置や趣向で打ち上げ方式を決めることができる。
本年の大会は、当初計画の12日(土)が午後からの雷雨で延期になり、14日(月)に開催された。昨年よりは観客の数は少なめであったと思われる。
今年は、花火を撮影しようと思ったので定刻午後7時から45分前に到着した。打ち上げ地点の正面の堤防斜面には幅200mくらいにわたり有料の桟敷席が設けてあり、それ以外は自由であり、堤防1kmくらいの斜面のほぼ全面に2m四方くらいの青いシートが敷きつめてあり、お花見の木の下のようであるが、よく見るといたるところ隙間だらけで、1,2人であればどこにでも座れる。
昨年、見に行った時は、着いた時には始まっていたので、通路上の窮屈なところで見ることになり写真をじっくりと撮れなかったが、単発の写真は割合きれいに撮れた。教訓は、花火は、一つずつは瞬時的には清楚であり、それが続けざまに上がるので残像効果で豪華に思える。単発の写真では瞬時を見るので物足りなく感じる。
今回はスペースも時間も余裕があるので良い写真を期待していた。しかし、それも容易でないことがわかった。写真講座の先生のアドバイスに従って、シャッターを開いたままにして、開閉に相当することは遮蔽板をレンズの前で移動することにより行った。
最初の内、10秒くらい感光しっぱなしにすると、花火の軌跡が真っ白になってしまう。よく花火の写真で全面花が一輪ずつ敷き詰めたようなものがあるが、なかなかそのようには撮れない。
最近の花火は、単発は少なく、連発で上げられ、かつほぼ同じ場所で上げられるので、シャッターをオープンにしておいたのでは、爆発点が中心の一ヵ所だけに集まってそこだけが白くなる。とても全面には広がらない。
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