竜の郷あれこれ

龍ヶ崎市と周辺の名勝、観光地、行事、身の回りのことなどを写真と文書により紹介します。「気まぐれ写真日記」もご覧下さい。

龍ヶ崎の寺社巡り

2008-06-10 17:12:15 | Weblog
  
  好天に恵まれた6月10日、自転車で龍ヶ崎の旧市街をまわって、いくつかの寺社を訪れた。


たつのこ山  (標高41m)

  龍ヶ崎市の最高峰である。幾何学的に整った円錐形であり、天然とは考えにくい。人工のようであるが、ゼロから創るとかなり大がかりになり、それも考えにくい。この点、まだ確認していない。

  広場にはステージや遊戯施設があり、いろいろなイベントがここで行われる。近くにアリーナや陸上競技場、テニスコートなどもある。

追記 : hideandeiさんのコメントと市役所の施設管理課で受けた説明によれば、起伏のある台地を平坦化して住宅地に造成する際に、その時に生じた土砂を用いて人工的にたつのこ山を造ったそうである。

富士浅間神社

  神社はたつのこ通り(県道34号)沿いの小高い山(富士山:標高34.8m)の裏側にある。1648年創建で、参道から赤門、本殿へと続くが、山も神社の一部である。甲斐・駿河の富士山の本宮から勧請し、本宮と同じ木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀る。旧暦6月1日(今年は7月3日)には「初山」が行われる。

参道


赤門から見た本殿

  
水田地帯
  東方には、地平線が見えるほどはるか彼方まで広がる水田地帯がある。

  
流通経済大学
  最近は、サッカーやラグビーで全国のトップクラスであるが、駅伝はもう一歩である。地域活動にも積極的に協力・参加している。
  新松戸にも新しいキャンパスができて、学生は同じ講義をどちらででも受けられるそうであるが、今後、こちらのキャンパスの役割はどのようになるのであろうか。


龍泉寺
  
  16世紀創建の天台宗の寺で、通常は龍ヶ崎観音、あるいは安産のご利益があるので「安産観音」と呼ばれている。弘法大師作の「聖観世音菩薩」を迎えている。茨城百景の一つであり、7月10日にほうずき市が開かて賑わう。  
  




睡蓮


八坂神社
  
  12世紀に貝原塚八坂神社を上町の現在地に分社したのが始まりである。2月3日には節分の豆まき、7月下旬には3日間にわたる祇園祭が賑かに行われる。
  関東三大奇祭の一つの撞舞は祇園祭の最終日(通常7月27日)に行われる。





般若院
  
  10世紀に根町に創建され、16世紀に現在地に移された天台宗の寺である。この寺の枝垂れ桜は樹齢約400年で、県の天然記念物に指定されており、桜祭りには多くの人が訪れる。




来迎院

  この寺は特に多宝塔で有名である。その多宝塔は、16世紀初頭に建てられ、関東以北では最古の塔といわれている。国指定の重要文化財となっている。
  12月23日に火防祭(ひぶせまつり)が行われる。




  この日まわったのは以上であるが、由緒ある寺社はまだ多くあるので、また巡りたい。


追記 :

  後日、たつのこ山について友人が、都市公団のパンフレットを見せてくれた。そのうち、1993年版には次のような写真がある。恐らくその当時の開発状況を示していると思うが、その時点では、山はもうできていることがわかる。

龍ケ岡地区


たつのこ山周辺(中央に山が見える)

  右端の道路際に別の山が見えるが、これは上記で紹介した浅間神社のある富士山である。

1995年版パンフレットではたつのこ山にはくっきりとした道が見える