竜の郷あれこれ

龍ヶ崎市と周辺の名勝、観光地、行事、身の回りのことなどを写真と文書により紹介します。「気まぐれ写真日記」もご覧下さい。

牡丹

2007-05-01 15:37:07 | Weblog
   
  古来、美人の形容に、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」というものがあり、また中国では、唐代以来、牡丹は花の王と呼ばれるなど、牡丹は気品のある花といわれてきた。

  新聞によると、近くの「つくば牡丹園」では牡丹が満開を迎えているというので、4月30日に行ってみた。6haの敷地に530種、9千株の牡丹が植えられ、全国一の規模とのことである。

  種類により開花時期にずれがあるが、今年は暖冬で開花が早まり、ゴールデンウイークを前にして全体的にはピークを少し過ぎた感じがある。

  牡丹は、同じところにいつまでも植えておくと、地力が衰えるので、移植や土壌の入れ替えが必要である。その牡丹園も開園20年程度になり、ここ2~3年は、新しい土地への移植などを進めている。そのため現在は、新しい姿へ移行する過渡期にある。

  わが家でも、20年来、立派な白い花を咲き続けた「白神」という名の牡丹の花も、これまで一度も大がかりな土壌の改善などを行わなかったせいか、今年はついに蕾すら付けることなく、枝先を枯らして木全体がひとまわり小さくなってしまった。手入れをしなければと思う。

  現在わが家では、「八千代椿」というピンクの花だけが見事に咲いている。

笠間

2007-05-01 12:39:40 | Weblog
   
  笠間市は、茨城県のほぼ中央にあり、笠間焼き、笠間稲荷神社、日動美術館、佐白山ツツジ公園などで知られている。

  陶器の焼き物に関しては230年くらいの歴史があり、関東地方では小さな山を越えて約17km離れた栃木県の益子町よりも古い歴史を誇っている。

  しかしながら、浜田庄司らの国際的な名工を輩出した益子に知名度では抜かれているようである。

  しかし笠間も、地元並びに県の振興策が実を結び、窯元も100を越え、伝統を受け継ぎながら個性をより重じ、独創性と質の高さを求める方向へ移行しつつある。

  近年笠間では、春のゴールデンウイークには陶炎祭(ひまつりと読む)という笠間焼のまつりが笠間芸術の森公園で催され、今年は190の店舗が出店してテント村を形成し、ゴールデンウイーク中の人出では茨城県で最多の24万人を集めると予想されている。

  4月29日(日、昭和の日)、自宅を9時前に出て常磐道を通り、現地に10時頃に着いた時には、会場周辺の駐車場はほぼ満車に近づいていた。近くの笠間中学の校庭の臨時駐車場に何とか駐車して、500m位歩いて会場へ行った。

  最近は、それぞれの店が創意を生かして作った陶器を多く展示しており、値段も高めのものが多くなった。そのため、徳用品をあさるというよりも、気に入ったものだけを少なめに買う傾向があるようである。

  
  その後で、近くの佐白山ツツジ公園で開かれているツツジ祭りに行った。小高い山の頂上部分が公園になっており、種類によって開花状況は異なるが、かなり楽しめる段階になっていた。

  快晴で、周辺の山々も見え、気持ちがよい風が吹き、山腹のツツジを楽しむことができた。