今は一年中で最も快適な季節のようだ。暑からず寒からず、爽やかな風も吹いてくる。見渡す限り新緑に満ちている。次々と花も咲いており、一つ一つが盛りを過ぎても、多種にわたるため絶えることがない。
特に、ばらは、一年の中でこの季節が最も良いようである。
あまり手入れの良くないわが家の庭にも、ピンクのクイーンエリザベス、白のパスカリなどが咲いている。
深紅のブルクンド、黄色いピースは、植え付け後1~2年は花を咲かせるがそのうちに枯れて無くなってしまった。どうも肥料のやり方が適当でないようだ。種類によってもかなり差があり、同じ条件でも、パスカリは6年になるが、太く大きくなっている。
わが家のばらはわずかでも、近隣を見わたせば相当の種類があり、散歩しながら楽しめる。大きなバラ園にはたくさん花があるが、限られていても日常が楽しめる方がいい。家庭によく取り入れられるのは、バラはそれほど大きくならずに立派な花を咲かすためであろうか。
最近わが国でも、大きな庭園のバラ園が充実してきており、大きなフラワーパークや花のある庭園が整備されており、それぞれ多くの人を引きつけているようである。
時々、そのような所に思いつくままに行ってみているが、論ずるほどよく見たり調べたり、秩序だっては行っていない。
これまで行った中で、記憶はおぼろになってしまったが、30年ほど前に行ったロンドンのキューガーデンが大きくて立派だったような気がする。
その他、宮殿や公園にも立派なばら園はあったような気はするが、建物やまわりの印象の方が強いせいか、記憶にはさだかではない。