なぜ福沢諭吉にさようなら!なのか。発行世話人の安川寿之輔氏によると、福沢は「隣国の朝鮮や支那への侵略を熱烈に主張」した「強烈な帝国主義者であり軍国主義者」であって、「結果的に昭和20年の日本の敗北に至るアジア侵略へのレールを敷いた人物」であって「一万円札の顔」にふさわしくない、からである。こうした福沢研究・批判を発表している方は他にもいる。例えば中谷成夫『一万円札の福沢諭吉』。
この雑誌(正確には「福沢の引退を求める三者合同講演会機関誌」)の三者の中にはマンガ「美味しんぼ」で知られる雁屋哲氏がいる。彼は『マンガ・まさかの福沢』を出版し、もう一人の発行世話人杉田聡氏は『福沢と帝国主義イデオロギー』を出している。残念ながらどちらもあまり売れていないらしい。
福沢諭吉を戦後民主主義の権化のようにしたのは丸山眞男だと安川氏は言う。かなり意図的にゆがめた福沢像を描き、虚像を日本中に広めたという。福沢を非難し、戦後民主主義の教祖丸山眞男を弾劾して本が売れるわけがない。雁屋氏のマンガにも、問題山積している現在福沢など弾劾しても無駄で無意味だという秀才が出てくる。大震災、放射能汚染、労働状況の悪化、格差の拡大、中国韓国北朝鮮の諸問題。福沢に引導を、などと悠長なことをやってる暇はない、というわけだ。革新系にとって日本はいつも危機的状況で、目の前に緊急の課題があって、波長の長い問題、根源的な問題などやってる暇はないのだ。
どうも、あっち向いてもこっち向いても不満ばかり言う。反省してます。不良老人?いいえ、まだ、ただの不良です。
この雑誌(正確には「福沢の引退を求める三者合同講演会機関誌」)の三者の中にはマンガ「美味しんぼ」で知られる雁屋哲氏がいる。彼は『マンガ・まさかの福沢』を出版し、もう一人の発行世話人杉田聡氏は『福沢と帝国主義イデオロギー』を出している。残念ながらどちらもあまり売れていないらしい。
福沢諭吉を戦後民主主義の権化のようにしたのは丸山眞男だと安川氏は言う。かなり意図的にゆがめた福沢像を描き、虚像を日本中に広めたという。福沢を非難し、戦後民主主義の教祖丸山眞男を弾劾して本が売れるわけがない。雁屋氏のマンガにも、問題山積している現在福沢など弾劾しても無駄で無意味だという秀才が出てくる。大震災、放射能汚染、労働状況の悪化、格差の拡大、中国韓国北朝鮮の諸問題。福沢に引導を、などと悠長なことをやってる暇はない、というわけだ。革新系にとって日本はいつも危機的状況で、目の前に緊急の課題があって、波長の長い問題、根源的な問題などやってる暇はないのだ。
どうも、あっち向いてもこっち向いても不満ばかり言う。反省してます。不良老人?いいえ、まだ、ただの不良です。