某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

ガーゼの語源はガザ(パレスチナ)だって。知らなかった。

2014-08-18 23:12:28 | ちょっと気になる話
 「パレスチナのガザはガーゼの語源の地 人間(ひと)の業深しいまも血塗られて」(朝日歌壇8・18)
今朝この短歌を見てびっくりした。いや知らなかった。俺は本当に何も知らないな。二人の選者(永田和宏と高野公彦)が、3席と1席に選んでいる。
 悔しいから手もとのNew Oxford D.で語源をチェックした。gauze; Mid 16th century from French gaze,perhaps from Gaza,the name of a town in Palestine. 間違いない。perhapsとあるから100%確かというわけではないらしいが。アラビア語でガズは絹、ペルシャ語でもカズで絹。ガザという町は絹の生産が盛んな土地であったらしい。イスラエルはガーゼがいくらあっても足りないほどガザを叩いているのだ。
 もつれた人間関係を歌う一首もあった。「義父の子を産めば 夫の弟の つまりわたしは義姉という母」
「私の父は私の母だ」という謎なぞがある。「ワタシノチチハ ワガママ ダ」という簡単な謎でご存知の方も多いだろうが、「子供には母で義姉、夫には妻で義母」というのは整理に少し手間取った。初めて聞いた。このくらいのことは世間にはざらにあるのかもしれないが、一生隠し通さねばならぬから辛かろう。
 暑くって平和主義の作品に感激する余裕がなかった。

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