某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

「蛍の光」再論

2015-04-19 13:06:23 | ちょっと気になる話
 2010年に此処で「蛍の光」の歌詞について書いた。私の小学生の頃は「台湾の果ても樺太も」と歌ったように記憶している、というものだった。それっきり忘れていたのだが、今朝テレビ「題名のない音楽会」で「蛍の光」を取り上げていたので思い出した。テレビ・ドラマ「まつさん」で歌われて今評判になっているそうだ。あの歌詞は日本の「領土」が大きくなる度に広がっていった。勿論私が調べのではない。インターネットで分かったことだ。

 明治初期に文部省案としておされたのは

*「千島の奥も沖縄も八洲の外の守りなり」 というものだったという。

それが1875年(明治8年)の千島樺太交換条約・琉球処分による領土確定を受けて

*「千島の奥も沖縄も八洲の内の守りなり」 外が内になった。

これが1895年(明治28年)の日清戦争による台湾割譲をうけて

*「千島の奥も台湾も八洲の内の守りなり」 となった。

さらに日露戦争後 1905年(明治38年)には

*「台湾の果ても樺太も八洲の内の守りなり」 とひろがったというい。

今この部分は歌わないそうだ。それにしても小学生の頃というのは記憶力が抜群に良いのだな。いつから忘れっぽくなったのだろう。

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