某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

本当に危険な怖い話。

2013-08-06 16:28:29 | ぼやき
 珍しく風邪をひいて20日ばかり咳に悩まされた。医者に行かないと治らないよ、と注意されて薬をもらいにゆき、待合室の雑誌で怖い記事を見つけた。松本仁一『カラシニコフ』Ⅰ・Ⅱ、朝日文庫 2008、という本の紹介。
 カラシニコフというのはソビエト軍が第二次大戦で使った自動小銃。私でも知っている位有名な高性能銃。弾倉に30発入っている。開発したのがミハイル・カラシニコフ。「AK47」と一般には言われるそうだ。47は1947年。開発の年。私達が戦時中教練で担がされ、毎日手入れさせられていたのは「三八式歩兵銃」明治38年(1905年)に開発された小銃。弾倉には5発入っていた。自動ではなく、一発ずつ引き金を引く。日露戦争以来これだった。カラシニコフより40年以上古い鉄砲。勝てるわけないよな。
 怖いことに、このカラシニコフが今アフリカに大量に出回っていると言う。故障少なく、手入れ簡単、未熟な兵士でもすぐ使えるという「利点」から、少年兵(少女も)にも使わせている(児童でも簡単に扱えるから、少年兵要員として大量の児童誘拐が行われている。)銃はアフリカ各国の「解放闘争」に使われ、世界中に1億丁以上出回っているという。パキスタンでは大量に密造されており、ある村には600軒もの銃製造工場があるという。また、象牙の密猟にも使われている。猟銃に比べればはるかに強力なので象一頭を容易に殺害出来る。
 今世界では核分散の脅威までは度々説かれているが、子供でも簡単に扱える自動小銃が紛争地などに出回り、また密猟の有効な武器として大量に作られ流通しているなどとは知らなかった。日本にもいつか入って来るだろうな。
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