吹矢の練習で困るのは、的が新しくなってまだ殆ど穴の開いていないとき。自意識過剰だが、低い点数のところにばかりあてると、誰の穴か一目瞭然だから、次の人がひそかに喜ぶ。「先輩良いところに穴をあけましたね」と。無意味な事なのだが、つい気にしてしまう。それを逆に使って「新しい的だよ、どうぞ」とプレッシャ―をかけて、練習する人をメタメタにするという楽しい「いじめ」もある。
せいぜい最初の2回位しかわからないし、紙の的でないと判然としないから、ごく限定された状況の中でしか起こらない話だが。今度の写真は練習で出来た私の満点。よく見ると前の人の結構良い点数の穴が見える。私の矢は綺麗に全部7点。まだ殆ど傷の無い的の真ん中にばかりはいると写真に撮っておきたくなる。いつもこうだと良いのだがな。