アイリッシュ・インデペンデント紙から。南フランス、トゥルーズの屋敷の屋根裏から、またカラヴァッジオの手になると思われる絵が発見されたという。ジュディスがホロファンを斬首している絵。昔から度々描かれているテーマらしい。カラヴァッジオの1604年前後の作らしいという。カラヴァッジオの物かどうか、まだ鑑定の結果は出ていないらしいが、アイルランドでは特に話題になる。前に書いた名画「キリストの逮捕」が、IRAによる亭主の死とか、購入した夫人がカラヴァッジオの失われた名画だとは知らずに死んだなどと、発見されるまでのいきさつが劇的なのに比べれば、ごく普通に、良くある発見物語で終わりそうだ。ただ、作者が本当にカラヴァッジオかどうかはかなり先にならぬとわからないらしい。
それにしても面白い事が続くものだ。