某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

ひるんだか「朝日」!

2014-10-14 13:33:59 | ちょっと気になる話
 朝日新聞朝刊毎月曜日の「歌壇 俳壇」を楽しみにしていた。次第に社会批判的なのが増えて、今年の6月には「反戦を詠む投稿歌増えにけり それだけ危機の迫れる証ぞ」という投稿歌まで選ばれていた。これも世論の動向を知る貴重なページだと思っていた。
 ところが、慰安婦問題で朝日が謝り、以来凄まじいバッシングが続いたら、ガクッとこうした批判的な短歌・俳句がへってきた。終に昨日(10月13日)の欄にはこうした傾向のものが一首も一句も見当たらなくなった。
 撰者は「良い作品がなかったからだ」としか言わないだろう。たまたま本当にそうだったのかもしれない。しかし、あの事件以来、ガタガタと「社会派」的なものがへってきている。ちょっとおかしくないか?急に皆が下手になったわけではあるまい。急に皆がオタクになり、ちじこまった私小説派に転向したわけでもあるまい。金子兜太さん、佐佐木さん、馬場さん、その他撰者の皆さん、しっかりして下さいよ。良いものはいい、駄作は駄作、と自由に素直に選んでくださいよ。
 
コメント (1)
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