某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

竜巻ではなかったが・・・

2012-05-08 23:37:50 | ぼやき
 竜巻で大変な被害が出ている。心から同情申しあげる。こんなことを言っても何の役にも立たないが。
 あの時間私は自転車に乗っていた。雷が何度も鳴って、雨にならないうちに家まで帰りつこうと急いだが、大粒の雨が頭に当たったと思ったらとたんに豪雨になった。必死になって自転車をこいだが、あっという間にまるで滝の裏側にいるようになり、前も横も見えなくなった。小石が頭や顔に当たって痛い、と思ったら大粒の雹だった。自動車の来るのもよく分からないほどで十字路が怖い。諦めて自転車を引いて歩き出した。濡れたなんてもんじゃない、服のまま水に飛びこんだのと同じだった。
 家の門にたどり着いた頃、雨はもうやんでしまった。門には透明なおはじきがたまっていた。氷のおはじき。雹の群れだった。15分も降らなかったろう。そうとわかればどこかに雨宿りすれば良かった、スーパーでもよかったんだ、と意地悪な天気を恨んだが、苦労して走ったり歩いたりした道にはそうしたところが一軒もないことに気がついた。「なるほど、たいした田舎に俺は住んでいるんだな」と改めて感じた次第。
 それにしても、福島から避難してきた方々が今度の竜巻でまた被害に遭っておられる。全く神も仏もない。そんなことは昔からわかっているのだけれど・・・
コメント
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