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某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

24時間の使い方。

2014-05-17 11:00:30 | ぼやき
 数日前のIrish Timesに、アイルランドの女子大学生の一日の時間配分の調査結果が出ていた。なんと、24時間の内20時間は寝ているか、座っていると言う。これでは肥満が増えるばかりで不健康このうえない、もっと体を動かせ、という話。10年くらい前に「肥満対策局」が出来た国だから、体を動かせ、運動しろ、と懸命なのだろう。
 凄いな、と一瞬思った。そんなに寝たり、グータラしているのか、と。だが、待てよ、と思い直した。皆凄い勉強家ではないのか?例えば、寝てる時間以外はパソコンに向かうか、読書するかで椅子に座りっぱなし、なのかもしれない。登下校やデート、家事などで少し動けばすぐ4時間分くらいにはなる。後はひたすら「勉強」と。男子なら下手なサッカーなどで汗を流す時間が多くて、座っている暇がないかもしれないが。
 統計数値というものの危なっかしさを改めて思い知らされた。だが、何故、瞬間「凄いな」と思ったか。ダブリンで知り合いになったイタリア人のコックが、「アイルアンドの若い女は、昼は天使、夜はビッチだ。」と自分がどれほどもてるかをいつも自慢していたから。先入観は判断を誤らせる。
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猫 犬を襲う

2014-05-17 10:23:18 | ぼやき
 Irish Timesを見ていると、時々傑作な記事に出会う。今朝は「猫が犬を追い散らして飼い主の坊やを救った」という記事があった。カリフオルニアの話で、アイルランド種ではないが。
 坊やが自転車に乗っていた。隣家の犬が門の隙間から逃げ出してきて坊やに噛みついた。すると坊やの飼い猫がダッシュしてきて、犬を襲い、撃退した。坊やは噛みつかれて数針縫うけがをしたが無事。その一部始終が街頭の防犯カメラに写っていて、Yutubeで公開されている。いやいや近頃は何でも力関係が昔と変わってしまった。犬は猫を追い、猫はネズミを襲うと決まっていたが、猫が犬を襲った。ネズミが多分猫を追い掛けるのだろう。
 
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80の歯磨き

2014-05-17 09:48:38 | ぼやき
 前に書いたが、中学一年生(昭和18年)の時の生物の先生はユニークだった。「犬の歯を毎日みがいてやったら、歯槽膿漏になった。歯を磨くから歯槽膿漏になる。」とか「胃液で十分消化出来るんだから、くちゃくちゃ噛む必要はない。唾液と混ぜれば十分だ。」等々。
 先生の言うことは絶対に正しいと信じて、以来私はこの二つを実践してきた。都合の良いことはすぐ実践する。そのせいか、80を過ぎても自分の歯はまだ大体残っている。勿論朝だけちょっとは磨くが。
 ところが、最近歯間に滓が溜まったような心持で、食事時に少し痛むようになった。さては、長年の歯磨き不足がたたったかと、一念発起して、食前食後に2~3分一生懸命に歯を磨くようにした。「食後に歯を磨く? 若い女性のまねをして恥ずかしくないか」なとど考えながらゴシゴシ。すると、3日目にはもう殆ど元に戻った。これは何だろう。あの先生の話は正しくなかったのか?名門中学の名物先生だったのに。本当はどうなのだろう。 
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小松左京さんと乙部順子さん

2014-05-16 01:53:35 | ぼやき
 私の前のゼミナール生に有田(乙部)順子さんという才媛がいる。長く小松左京さんの秘書をしていて、一昨年から産経新聞に「宇宙からのメッセージ・小松左京と秘書のおかしな物語」と言うのを月一で連載している。始めは月末の木曜だったが近頃は曜日不定になった。とにかく面白い。もう26回目(5月14日)だが、まだまだいくらでも書けそうだ。小松さんが「小説家」の枠をぶち壊した巨人であった事が、多くの作品、多彩な交友関係と事業の紹介で毎回教えられる。沢山のエピソードが楽しい。
 思いがけない発見もある。前回には、小松さんが旧制第三高校に入学(昭和23年)しながら、翌年旧制高校が廃校になり、新制京都大学を改めて受験、入学したが、大学の準備が出来てなくて半年しか講義がなかった、と書いてあった。おやおや、と思った。私も同じ学歴だ。旧制高校に入学したものの、一年で学制改革(廃校)。新制大学受験。入学式の後すぐ夏休みで講義は正身5カ月しかなかった。当時は高校が少なかったから倍率がやたら高く、合格してほっとした。とたんに、一年で学校がなくなるという。其れは無いだろう、とがっかりした。おまけにまた入学試験を受けろと言う。占領軍の命令だからどうにもならない、という。中には、旧制高校の制度が日本のエリート支配や非民主的軍事国家を作ったのだから、学制をアメリカ式に変えるべきだと言う者もいた。17才の子供には何とも訳の分らぬ大議論だったが、犠牲者はそうした子供達だけ。浦和高校を大学にして残せ、などと先生方が集会の度に演説していたが、浦和高校がなくなり、代わって新制の埼玉大学が出来ると、「残せ」と叫んでいた先生方はほとんどが東大に移っていった。戦争に負けた時、中学の先生方が簡単に「意見」をかえたから、声高な高校教師の「変節」はもう大体予想出来ていたが、それでも情なかった。私達一年生は、誰も埼玉大学を受けなかった。「校舎」が残っただけ。
 昭和5年あたりに生まれた我々子供達は、生まれてすぐ満州事変、小学校入学の時盧溝橋事件、5年生で真珠湾攻撃。中学3年で敗戦。生まれてからの15年を全部戦争の中で過ごしてきた。その上、やっと落ち着いて学校に通えると思ったら学制改革で、またまた訳の分らぬ毎年の入試騒ぎ。合格しても大学の方がまだてんやわんやで、なかなか講義も始められない始末。呪われた世代だな。
 乙部さんの面白い連載を紹介するつもりが横にそれた。連載の始めから、まとまったら本にしろ、と言っている。長く続いてますますそう思っている。売れること間違いなし。今から出版記念会の企画を立てようか。
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特定秘密保護法案―未遂は罰するー

2013-10-30 16:02:21 | ぼやき
 近頃色々なことがおかしくなっている。中でも、成立を急いでいる特定秘密保護法案と言うのはひどすぎる。自民党のボス連の中にも、安部さんの趣味であんな法律を作るより先にやることが山積しているではないか、と批判する人が何人もいる。しかし、急ピッチで成立させたいらしい。そうでないと日本から秘密が漏れる危険があるのでアメリカが情報をくれない、と言うのが理由。日本では情報開示もろくにせず、出したものも真っ黒で殆ど情報価値がないのに、何を言うか、と思う。
 最近は「首相の日程を細かく新聞に出すのもだめ」と女性の大臣が言いだした。特定秘密にしたいらしい。「殿のご乱行は隠す」と言うことか。秘密法と言うのは「何が秘密かは秘密」というものだから(何が秘密かを公表したら秘密ではなくなるから)、調べようとすると「それは秘密」となりやすい。核持ち込み密約から原発問題での情報隠しまで、日本政府は世界に冠たる「なんでも秘密」の国だから、此の上「特定秘密保護法」などが出来たら、何か知ろうとするとすぐ法律の壁にぶち当たる。日米関係の秘密は、大体がアメリカの情報開示で明らかにされるが、文書がアメリカで公開されても日本政府は認めないことが多い。答弁する方も辛いだろうな。嘘ばかり並べ立てるのだから。
 この秘密保護法案には当然だが罰則がある。それに続いて、必ず「前項の罪の未遂は罰する」とある。つまり、特定秘密を「知ろう」としたら、何もわからなくても10年とか5年の刑、というわけだ。だけど秘密かどうかはわからないのだ。極端な話、友人と雑談していて仕事の中身に触れたら、実は其れが秘密指定であって、言った方も聞いた方も検挙、てなことになる。秘密指定の業務にかかわっている会社やその社員には尾行がついたりする。飲み屋で聞き耳を立てる。翌日二人は検挙。びっくりするだろうな。
 知りたがりは、この前の戦時中ならスパイ扱いされ、非国民とさげすまれた。もうあの頃の記憶は消えているから、日本人はまた同じことを繰り返すのだろう。見ざる・聞かざる・言わざる。バスに乗り遅れるなと、我先に尻尾を振るのだろう。原発事故からまだろくにたたぬのに、もう原発輸出を喜び、再稼働に賛成する人たちがごまんと増えている健忘症国民だから仕方がないか。
 
 
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