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さしたる影響もない、ぼくごときの発信について、発信をさせない動きがこれまでに増して大きくなっている。
中国・韓国・ロシアが、日本国の領土への侵犯を強め、北朝鮮がその隙を突いて日本の政治家をさらに取り込もうとしている今、この時にである。
ひょっとしたら、ぼくの発信は、インターネット(この地味ブログや、ネットテレビの「青山繁晴.TV」など)と、「独立講演会」(独立総合研究所が自主開催している講演会)と、「東京コンフィデンシャル・レポート」(TCR/独立総合研究所から配信している完全会員制のレポート)、「インディペンデント・クラブ」(IDC/不定期に参加を募集)の集会、それに兄弟本の「ぼくらの祖国」(通称・赤本/扶桑社)、「救国 超経済外交のススメ」(通称・青本/PHP)といった書籍、すなわち自力だけの発信に限られるようになることも起きるかもしれない。
しかし、ありのままに申して、ぼくはごく淡々としている。
もしも、最後まで自力での発信は許される日本であるのなら、それだけでも日本は素晴らしい国だ。
ぼくは、死の時まで、おのれを貫いて、ごくごくふつうに呼吸するだけだ。息を荒げたりはしない。
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…さて、写真は、今から7年前に独研の研究員たちと、海上自衛隊のP3C哨戒機に乗り、日本国沖縄県石垣市の尖閣諸島と、その近くで中国が日本の海底資源をも盗掘している現場に赴いたときです。
冒頭の大きな写真は、P3Cのコックピットから望む、わたしたちの尖閣諸島。
左がぼく、右がパイロットです。
できれば、みなさんも、このわが国の誇る精鋭の哨戒機内にいる気持ちになってください。
ぼくの後ろから、ぼくの肩に両手を置いて島を見つめるのが、みなさんです。
国際水準からしてほんとうに精強な搭乗員たち、地上の整備士たち、指揮する司令たちなのです。この日も、見事な低空飛行を敢行してくれました。
あまりサイトが重くなっては、こんな地味ブログをせっかく訪ねてくださったひとに迷惑がかかりますから、下の写真はいずれもサイズを小さくしました。
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島の写真からは、わたしたちの尖閣に施設を建設し、きちんと利用すること、自衛隊の国際法に基づく当然の駐留が十二分に可能であることが、ありありと分かっていただけるでしょう。
むしろ何もしないために購入しようとしている野田政権ではなく、東京都が地権者の意向通りに、そして国民からの寄付金で購入し、施設を着々と建設することを願います。
そして日本政府によってこれまでずっと尖閣諸島に入るのを拒まれている、石垣市の中山義隆市長が無事、ふつうに入れるようになることを魂から望みます。
なぜ市長が自分の市域に入れないのですか!
中山市長は、45歳。石垣市に生まれ、八重山高校から、ぼくがいま教鞭をとっている近畿大学を卒業し、八重山青年会議所理事長などを務めました。ぼくは、この青年会議所の主催する講演会に講師として招かれて知り合いました。素晴らしい日本男児です。
搭乗員たちは、日本の高度な技術を活かした海上監視、非常な緊張を強いられる作戦行動のあいまに、コーヒーを入れてくれる余裕もあります。(機器を使って作戦行動を行っている写真は、軍事技術情報の流出を避けるためにアップしません)
中国の建てた櫓(やぐら)からは、明るいオレンジ色の炎がはっきり確認できました。この時点(2005年9月)ですでに、尖閣近辺の海底資源を実用化している動かぬ証拠のひとつです
そして、その次の写真は、衝撃の船影です。
これは、海上自衛隊内部の証言によれば、中国海軍の弾道ミサイル監視船です。東トルキスタン(ウイグル)をはじめ中国内陸部から打ち上げた弾道核ミサイルの動きをウオッチするために、尖閣諸島近辺の海にこんな艦船まで平然と、出動させているのです。
そして、この下の最後の一枚は、哨戒機P3Cが沖縄本島の基地に帰投する直前の写真です。
みなさん、尖閣諸島とその下の海底資源を万が一にも奪われて終われば、中国はこの美しい海の沖縄本島まで呑み込みます。
沖縄の地元においても、ぼくなりにずっと14年ほど前から「中国、特に軍部は、沖縄を本気で狙っている」と声を枯らして訴えてきました。
本土では「え?まさかね」という反応が多かったのですが、沖縄では、これも凄い男、日本男児の仲田和弘・前沖縄電力副社長をはじめ、当時から危機感を共有してきてくださった方々も少なくないのです。
一日も早く尖閣諸島に、中山石垣市長や、沖縄全県の方々と一緒に、本土のぼくらも、あなたも、あなたも、ふつうに、ごく自然に行くことができるようにして、子々孫々に渡さねばなりません。
それが、竹島を、そして南樺太や千島全島の北方領土を、やがて取り戻すことに、直結していく、唯一の道です。
ぼくの発信もいつまで続くか分かりません。
ぼく自身はこの一命ある限り、日本とアジアと世界に語りかけることを決してやめませんが、それがいつまで現実にみなさんに届けられるかは分かりません。
「光あるうちに光の中を歩め」というトルストイの小説があるがごとく、このささやかな声のあるうちに、どなたかの魂にひとりでも、ふたりでも、聞こえることを祈りつつ。
雷鳴のとどろく、土曜日の東京にて。
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あなたという人がいてよかった。
心から感謝します。
どうかお体を大事にしてください。
尖閣諸島、竹島…もろもろの領土問題に関心を持ったところにこの本と出会いました。
私は真実をしりたいのです。
何が真実なのかわからないほど世の中は情報で溢れかえっています。
もっと祖国を知りたくなりました。
いえ、知らなければと強く思いました。
そして息子に伝えなければと思います。