▼今朝は大阪で夜明けをいま、見ています。太陽が、でっかい。
両手を合わせて、祖国の再興を祈りました。
きのうの10月25日土曜は、いわば「死のロード」 の始まった日です。
死のロード…この言葉は自分の胸のうちだけで呟いてこの地味ブログには記さないつもりだったけど、毎年夏に死のロードをこなさねばならない阪神タイガース、すなわち球児たちのために甲子園を離れて転戦する負担を乗り越えねばならないプロ球団がいま、ずいぶんと敢闘しているから、ま、書いてもいいかなと思った次第です。
きのうは未明4時15分か20分頃に、ぱったりと仮眠し、15分ぐらいあとの4時半頃には自分をひっぱたいて起きて、長い出張の準備をしつつ海外からの急ぎのメールに返信をうち、早朝6時すぎに、独研(独立総合研究所)の青山千春・自然科学部長、総務部秘書室第2課のS秘書(社長同行担当)と3人で出発。
羽田空港で、さらに独研・研究本部の研究員が加わって総勢4人で、関空へ。
関空から車で向かったのは、和歌山県御坊(ごぼう)市にある、無料で誰でも入れる施設の「エネルギーパーク」。
ここで数年前まで、独研が無償でメタンハイドレートをみなさんの前で燃やしてみせる「燃焼実験」をおこなっていたのです。
▼みなさんが小学校などの理科の実験で使ったのと同じシャーレ(ガラスの皿)にメタンハイドレートを載せ、エネルギーパークを訪れている普通の大人たち、子供たちの間を回します。
コンビニで売っている白いシャーベットと同じように見えるから、「これは何だろう?」とみんな、首を傾げます。
シャーレが戻ってくると、白衣を着た青山千春博士が、そこにごく小さな火を近づけます。
すると、シャーベットあるいは氷に見えるメタンハイドレートが、ぼっと勢いよく青い炎を出して燃えるのです。
メタンハイドレートは科学の世界でも「燃える氷」と呼ばれているから、文字通りの実証実験です。
この「誰でもタダで見られる実験」を行うまでには、エネルギーパークの施設使用をはじめ関係者の説得と理解が必要でした。ぼくが繰り返し説得を行いました。
継続のためには、また苦しい説得努力が必要で、交通費や人件費を含めた総コストが、独研にとって負担の大きい試みでしたから、その後、中断したままです。
これを、もしかして再開できないかと考え、エネルギーパークの現状を視察し、なにより、施設内に保管されているメタンハイドレートの実物が無事かどうかを確認するために、訪れたのです。
…そして、無事でした。
メタンハイドレートは、液体窒素を用いた特殊な保管技術によって、ちゃんと保たれていました。
ぼくはこの保管技術と、一般のみなさんに見せる燃焼実験について、サンフランシスコで毎年12月に開かれる世界最大の地球科学学会「AGU」(American Geophysical Union)で英語による発表も行いました。
写真は、関係者が快く協力してくれたなかで、青山千春博士の指導のもと一瞬、メタンハイドレートを外部へ取り出した瞬間です。
メタンハイドレートは、凍っている天然ガスですから、常温に晒し続けると溶けてしまいます。すぐに保管装置に戻しました。
そのあと、エネルギーパークのちいさな応接室で地元紙を見ると、ぼくが講演するという記事が第1面のど真ん中に載っています。ちょっと、びっくり。地元紙のこまめな努力に敬意を感じました。
関係者の志ある協力に感謝しながら、エネルギーパークを後にして、地元の名店のうなぎ屋さん「川常」(0738-22-5450)で絶品のウナギを頂きました。地元のみなさんがたくさん、列をつくってうなぎの昼食を取られていて、ぼくは求めに応じて色紙にささやかに記しました。
そこで、青山千春博士と研究員は東京へ戻っていき、ぼくとS秘書は御坊(ごぼう)市内の講演会場へ向かいました。
※このエネルギーパークには、ちいさいけれどメタンハイドレートの関連情報の常設展示があります。
上に記したように、実物の燃焼実験などは現在は、行っていませんが、この常設展示もかつて、関係者への説得を重ねて、壁に隙間をどうにか作ってもらい置いたものです。
他には、太陽光、風力などの新エネルギー全般の展示、そして太陽光パネルで走るゴーカートもあります。
ぼくも、もちろん乗りましたよ。うふふ。
写真は、めっちゃ喜んで乗ったS秘書です。
後ろ姿は、スタートの時。
遠目の一枚は、コーナーから直線に入るところ。
近い写真もあんまりにも楽しそうだから、3枚全部のアップ許可を本人から得てアップします。
ついでに、いちお~A級ライセンスを持つぼくも1枚。そのは、エネルギーパークの展望台から見た、風力発電越しの青空です。
エネルギーパークの開園時間は、AM10:00~PM5:00 (3月から10月)、AM10:00~PM4:30 (11月から2月)です。
休園日は、月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)と年末年始(12/29~1/4)。
入園は無料です。
所在地は、和歌山県御坊市塩屋町南塩屋450-10(日高港企業用地内)
問い合わせ先は…
日高港新エネルギーパーク PR館
TEL.0738-20-9001
FAX.0738-20-9002
ゴーカートは、身長120センチ以上であれば、誰でもごく安全に乗れます。
▼講演は、御坊市がなんと年に6回も市民のために行っている市民教養講座です。
これを続けるのは、講師探しだけでもたいへんだと思います。
会場の控え室で、強烈な睡魔も襲ってきたけど、たくさん集まられた聴衆のみなさんの前に出ると、それは吹き飛び、この講座の高い志のためにも力を振り絞ってお話をし、主宰者に頼み頼みしながら、30分延長して、2時間の全力講演を終了。
するとすぐに、車に乗って和歌山市内に向かいました。
次は、最新刊の「死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う」(ワニプラス)と、根本の書の「ぼくらの祖国」(扶桑社)や、青山千春博士と共著の「海と女とメタンハイドレート」、「希望の現場 メタンハイドレート」(いずれもワニプラス)の読者ためのサイン会です。
夕食を取る時間はありません。
御坊市から和歌山市へは、かなり遠い。
車のなかでパソコンを開いて仕事をしていると、どうしても仮眠してしまう。こうした時、仮眠するとかえって疲れがどっと噴き出します。
サイン会開始時刻の午後6時の、わずか5分前に会場の「宮脇書店和歌山店」(073-422-2151)に到着。
ここは、西田さんという店長が本物の国士、そして爽やかな奥さまと共に、書店にやってくる子供たちの現在と未来をいつも考えている本屋さんです。
時間が無くて休憩をとるのも、無理。
われながら大丈夫かなとも思ったけど、読者のみなさんの前へ。
列を作られていたみなさんに、まず集まっていただいて、すこしお話をし、それから、おひとりひとりと向かい合うサイン会を開始。
読者のお名前をいちばん大きく書き、家族連れは家族全員の名前をこころを込めて書き、来ることができなかった家族やお友だちの名前も書き、ぼくの創った銘を記し、ちいさめにぼくの名を記し、日本の大切なオリジナルカレンダーで日付を書き、握手し、希望の方とはハグし、しっかり写真を全員、撮り、おひとりづつに集中してたら、気がつくともう午後9時40分でした。
今回は3時間40分、サインしたかたがたは今回も100人を超えました。
みなさん、ありがとうございます、こころから。
そこから、もう夜10時前ではあったけど、これも和歌山の誇る名店、「井出商店」(073-436-2941)のラーメンを、S秘書、西田店長とおいしく、うれしく食べて、西田店長の車で大阪の定宿ホテルに深夜、着きました。
心身がへとへと。だけど、日程をこの日も何事もないかのように完遂して終えて、胸のうちでほっとしました。
▼さて今日、10月26日の日曜はこれから東大阪市へ向かい、ぼくが経済学部で客員教授を務める近畿大学のイベント「KINDAIサミット」で基調講演をいたし、そこから新大阪駅に出て、まず岡山へ向かい、岡山から快速電車で海を越えて高松へ向かい、「香川県民文化大学」で講演、そのあと高松から電車で今度は徳島に向かい、「紀伊国屋書店徳島店」でサイン会です。
みなさん、サイン会もそろそろ終盤です。
できれば、きょう、徳島で会いましょう。
それがどうしても無理なかたは、福岡で会いましょう。今のところ、福岡が最後です。
☆本日10月26日日曜に、紀伊国屋書店徳島店(そごう徳島店8F 088-602-1611)でサイン会です。すこし早めの17:30に始め、そごうの閉店時間19:30までは続けます。
サイトはここです。
☆サイン会が当面、最後になるのは11月15日土曜です。
紀伊國屋書店福岡本店(092-434-3100)です。これもすこし早めの17:30に開始します。
サイトは、ここです。
サイン会で会うみなさんの眼の輝きに、こころの底から励まされています。
一緒に、前へ。
もっと、前へ。
両手を合わせて、祖国の再興を祈りました。
きのうの10月25日土曜は、いわば「死のロード」 の始まった日です。
死のロード…この言葉は自分の胸のうちだけで呟いてこの地味ブログには記さないつもりだったけど、毎年夏に死のロードをこなさねばならない阪神タイガース、すなわち球児たちのために甲子園を離れて転戦する負担を乗り越えねばならないプロ球団がいま、ずいぶんと敢闘しているから、ま、書いてもいいかなと思った次第です。
きのうは未明4時15分か20分頃に、ぱったりと仮眠し、15分ぐらいあとの4時半頃には自分をひっぱたいて起きて、長い出張の準備をしつつ海外からの急ぎのメールに返信をうち、早朝6時すぎに、独研(独立総合研究所)の青山千春・自然科学部長、総務部秘書室第2課のS秘書(社長同行担当)と3人で出発。
羽田空港で、さらに独研・研究本部の研究員が加わって総勢4人で、関空へ。
関空から車で向かったのは、和歌山県御坊(ごぼう)市にある、無料で誰でも入れる施設の「エネルギーパーク」。
ここで数年前まで、独研が無償でメタンハイドレートをみなさんの前で燃やしてみせる「燃焼実験」をおこなっていたのです。
▼みなさんが小学校などの理科の実験で使ったのと同じシャーレ(ガラスの皿)にメタンハイドレートを載せ、エネルギーパークを訪れている普通の大人たち、子供たちの間を回します。
コンビニで売っている白いシャーベットと同じように見えるから、「これは何だろう?」とみんな、首を傾げます。
シャーレが戻ってくると、白衣を着た青山千春博士が、そこにごく小さな火を近づけます。
すると、シャーベットあるいは氷に見えるメタンハイドレートが、ぼっと勢いよく青い炎を出して燃えるのです。
メタンハイドレートは科学の世界でも「燃える氷」と呼ばれているから、文字通りの実証実験です。
この「誰でもタダで見られる実験」を行うまでには、エネルギーパークの施設使用をはじめ関係者の説得と理解が必要でした。ぼくが繰り返し説得を行いました。
継続のためには、また苦しい説得努力が必要で、交通費や人件費を含めた総コストが、独研にとって負担の大きい試みでしたから、その後、中断したままです。
これを、もしかして再開できないかと考え、エネルギーパークの現状を視察し、なにより、施設内に保管されているメタンハイドレートの実物が無事かどうかを確認するために、訪れたのです。
…そして、無事でした。
メタンハイドレートは、液体窒素を用いた特殊な保管技術によって、ちゃんと保たれていました。
ぼくはこの保管技術と、一般のみなさんに見せる燃焼実験について、サンフランシスコで毎年12月に開かれる世界最大の地球科学学会「AGU」(American Geophysical Union)で英語による発表も行いました。
写真は、関係者が快く協力してくれたなかで、青山千春博士の指導のもと一瞬、メタンハイドレートを外部へ取り出した瞬間です。
メタンハイドレートは、凍っている天然ガスですから、常温に晒し続けると溶けてしまいます。すぐに保管装置に戻しました。
そのあと、エネルギーパークのちいさな応接室で地元紙を見ると、ぼくが講演するという記事が第1面のど真ん中に載っています。ちょっと、びっくり。地元紙のこまめな努力に敬意を感じました。
関係者の志ある協力に感謝しながら、エネルギーパークを後にして、地元の名店のうなぎ屋さん「川常」(0738-22-5450)で絶品のウナギを頂きました。地元のみなさんがたくさん、列をつくってうなぎの昼食を取られていて、ぼくは求めに応じて色紙にささやかに記しました。
そこで、青山千春博士と研究員は東京へ戻っていき、ぼくとS秘書は御坊(ごぼう)市内の講演会場へ向かいました。
※このエネルギーパークには、ちいさいけれどメタンハイドレートの関連情報の常設展示があります。
上に記したように、実物の燃焼実験などは現在は、行っていませんが、この常設展示もかつて、関係者への説得を重ねて、壁に隙間をどうにか作ってもらい置いたものです。
他には、太陽光、風力などの新エネルギー全般の展示、そして太陽光パネルで走るゴーカートもあります。
ぼくも、もちろん乗りましたよ。うふふ。
写真は、めっちゃ喜んで乗ったS秘書です。
後ろ姿は、スタートの時。
遠目の一枚は、コーナーから直線に入るところ。
近い写真もあんまりにも楽しそうだから、3枚全部のアップ許可を本人から得てアップします。
ついでに、いちお~A級ライセンスを持つぼくも1枚。そのは、エネルギーパークの展望台から見た、風力発電越しの青空です。
エネルギーパークの開園時間は、AM10:00~PM5:00 (3月から10月)、AM10:00~PM4:30 (11月から2月)です。
休園日は、月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)と年末年始(12/29~1/4)。
入園は無料です。
所在地は、和歌山県御坊市塩屋町南塩屋450-10(日高港企業用地内)
問い合わせ先は…
日高港新エネルギーパーク PR館
TEL.0738-20-9001
FAX.0738-20-9002
ゴーカートは、身長120センチ以上であれば、誰でもごく安全に乗れます。
▼講演は、御坊市がなんと年に6回も市民のために行っている市民教養講座です。
これを続けるのは、講師探しだけでもたいへんだと思います。
会場の控え室で、強烈な睡魔も襲ってきたけど、たくさん集まられた聴衆のみなさんの前に出ると、それは吹き飛び、この講座の高い志のためにも力を振り絞ってお話をし、主宰者に頼み頼みしながら、30分延長して、2時間の全力講演を終了。
するとすぐに、車に乗って和歌山市内に向かいました。
次は、最新刊の「死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う」(ワニプラス)と、根本の書の「ぼくらの祖国」(扶桑社)や、青山千春博士と共著の「海と女とメタンハイドレート」、「希望の現場 メタンハイドレート」(いずれもワニプラス)の読者ためのサイン会です。
夕食を取る時間はありません。
御坊市から和歌山市へは、かなり遠い。
車のなかでパソコンを開いて仕事をしていると、どうしても仮眠してしまう。こうした時、仮眠するとかえって疲れがどっと噴き出します。
サイン会開始時刻の午後6時の、わずか5分前に会場の「宮脇書店和歌山店」(073-422-2151)に到着。
ここは、西田さんという店長が本物の国士、そして爽やかな奥さまと共に、書店にやってくる子供たちの現在と未来をいつも考えている本屋さんです。
時間が無くて休憩をとるのも、無理。
われながら大丈夫かなとも思ったけど、読者のみなさんの前へ。
列を作られていたみなさんに、まず集まっていただいて、すこしお話をし、それから、おひとりひとりと向かい合うサイン会を開始。
読者のお名前をいちばん大きく書き、家族連れは家族全員の名前をこころを込めて書き、来ることができなかった家族やお友だちの名前も書き、ぼくの創った銘を記し、ちいさめにぼくの名を記し、日本の大切なオリジナルカレンダーで日付を書き、握手し、希望の方とはハグし、しっかり写真を全員、撮り、おひとりづつに集中してたら、気がつくともう午後9時40分でした。
今回は3時間40分、サインしたかたがたは今回も100人を超えました。
みなさん、ありがとうございます、こころから。
そこから、もう夜10時前ではあったけど、これも和歌山の誇る名店、「井出商店」(073-436-2941)のラーメンを、S秘書、西田店長とおいしく、うれしく食べて、西田店長の車で大阪の定宿ホテルに深夜、着きました。
心身がへとへと。だけど、日程をこの日も何事もないかのように完遂して終えて、胸のうちでほっとしました。
▼さて今日、10月26日の日曜はこれから東大阪市へ向かい、ぼくが経済学部で客員教授を務める近畿大学のイベント「KINDAIサミット」で基調講演をいたし、そこから新大阪駅に出て、まず岡山へ向かい、岡山から快速電車で海を越えて高松へ向かい、「香川県民文化大学」で講演、そのあと高松から電車で今度は徳島に向かい、「紀伊国屋書店徳島店」でサイン会です。
みなさん、サイン会もそろそろ終盤です。
できれば、きょう、徳島で会いましょう。
それがどうしても無理なかたは、福岡で会いましょう。今のところ、福岡が最後です。
☆本日10月26日日曜に、紀伊国屋書店徳島店(そごう徳島店8F 088-602-1611)でサイン会です。すこし早めの17:30に始め、そごうの閉店時間19:30までは続けます。
サイトはここです。
☆サイン会が当面、最後になるのは11月15日土曜です。
紀伊國屋書店福岡本店(092-434-3100)です。これもすこし早めの17:30に開始します。
サイトは、ここです。
サイン会で会うみなさんの眼の輝きに、こころの底から励まされています。
一緒に、前へ。
もっと、前へ。