悪口を聞いたことのない国や地域というのがある。
私は旅行が好きだが、旅先で出会ったバックパッカー仲間と話して、かならず話題に上るのが、
私は旅行が好きだが、旅先で出会ったバックパッカー仲間と話して、かならず話題に上るのが、
「今まで行ったとこで、どこが良かった?」
これはわりと人によって好みが出るもので、たとえば私などパリが大好きだが、他の旅行者に訊くと意外に人気がない。
別に悪評があるわけではないが、私のような読書好き映画好きほどに「花の都バイアス」がかかってない感じ。
また逆に日本人のみならず世界中で人気のイタリアは、スリはいるし、ゴミゴミしてるしメシはマズイしで、あまりいい印象はない。
韓国は「グルメ、買い物、オシャレ」をするには天国だけど、男子はすることがないとか、夏のスウェーデンは最高だけど物価が高くて泣きそうになるとか。
また逆に日本人のみならず世界中で人気のイタリアは、スリはいるし、ゴミゴミしてるしメシはマズイしで、あまりいい印象はない。
韓国は「グルメ、買い物、オシャレ」をするには天国だけど、男子はすることがないとか、夏のスウェーデンは最高だけど物価が高くて泣きそうになるとか。
そんな中、この世には「悪口を聞いたことがない」所というのも存在し、私もいくつか訪れたこともあるが、たしかに言われるだけの価値はあると思うところ多々だった。
そこで今回は旅行者間で聞いた「打率10割」な地域を紹介してみたい。
海外が初めての人や、まだ行くところが決まってない人は、ここから選べばそんなに大ハズレはないと思います。
最近は旅行してないから、古い情報もあるけど、そこはご愛嬌ということで。
10割バッターその1 バリ島
わりとベタなリゾートだが、バックパッカーにも人気の島。
リゾート以外にも、自然が豊かで食事もおいしく、宿もリーズナブルで雰囲気があり、観光するのも、ただのんびりと羽を伸ばすのも良しとか。
買物やケチャ・ダンスなど、女子好みのアイテムも盛りだくさん。
もともと西洋人が作った
買物やケチャ・ダンスなど、女子好みのアイテムも盛りだくさん。
もともと西洋人が作った
「オレたちの自慢したいエキゾチック人口ビーチ」
という、ディズニーランドみたいなところだから、そもそも退屈のしようもないのだろう。
またナンパ目当ての「プロのビーチボーイ」も活発に行動しており、そこにハマる女子も。
私は行ったことないけど、うるさがたのバックパッカーもほめる島。老若男女、すべてOK。まさに十割。
あと、これはまったくの余談だけど、私はよく「バックパッカー」を名乗っているが、この言葉をどう解釈するか結構さまざまなようだ。
以前、お笑いコンビのウーマンラッシュアワー村本さんが、
「オレ、バックパッカーとか、なんか現実逃避みたいなことしてる人イヤやねんなあ」
なんてラジオかなにかでおっしゃってましたけど、バックパッカーってそりゃアヤシイ人もいるけど、その大半がただの旅行好き。
それこそ、外国人の若い旅行者なんか、ほとんどがデカいリュック背負って全員がバックパッカーだったし、そんな深い意味もないんですよね。
10割バッターその2 ビルマ
今ではミャンマーのほうが通りがいいが、東南アジア西部にある仏教国。
アジア好きにはビルマファンが多く、パガンやゴールデンロックなど見所も多く、なにより素朴なビルマ人のたたずまいが旅行者の琴線に触れる。
また食事も油っぽいのがハマるという声もあり、基本はカレー味ということもあって好みはわかれるが、評価する人も。
基本的に人がおだやかなところは、旅行者にも好感度が高い。
インドはもとより、私も訪れたエジプトやモロッコは、おもしろかったけど人間のアクが強くて、疲れる人はいるかもしれない。
ビルマはそんなこともないという。まだ行ったことないけど、次あたりはぜひ訪れてみたいものだ。
10割バッターその3 オーストラリア
これまたベタだが、やはり評判は高い。
治安が良く、フレンドリーなオージーの好感度も大で、とても旅行しやすい国。
一昔前はゴールドコーストのビーチが売りだったが、広大な土地と大自然も魅力でドライブやキャンプも楽しいと聞く。
その際はカンガルーを轢かないように注意(現地には「カンガルーに気をつけて」の標識もある)。
ただ大きな弱点に、観光的魅力はほとんどないというのがある。
私もかなり前だが、テニスのオーストラリアン・オープンを観戦しに、わりと長くメルボルンに滞在したけど、テニスのない日は散歩くらいしかすることがなかった。
なもんで、結局休養日も予定を変えてテニスを見たくらいで(当時の全豪はセンターコートにこだわらなければ当日券が簡単に取れた)、それくらいふつうの街。
ただ大きな弱点に、観光的魅力はほとんどないというのがある。
私もかなり前だが、テニスのオーストラリアン・オープンを観戦しに、わりと長くメルボルンに滞在したけど、テニスのない日は散歩くらいしかすることがなかった。
なもんで、結局休養日も予定を変えてテニスを見たくらいで(当時の全豪はセンターコートにこだわらなければ当日券が簡単に取れた)、それくらいふつうの街。
実際、友人の中にも行った人がいるけど、やはり感想は、
「なんにもないけど、ふつうに良いところ」
その意味では「住むには最高」ともいえるわけで、ホームステイやワーキングホリデーなら、絶対的におススメです。
(続く)
■おまけ
(テニスの全豪オープン「予選」観戦記はこちら)
(ある大物テニス選手を見損ねたお話しはこちらから)