拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

あーみんの輪を広げたくて/「春麗お断り」

2006-04-21 20:38:42 | 漫画
●私は薦めたがりである。漫画やテレビ番組で、自分がとても気に入っていて、なおかつ周りの人が全く知らないものはあらゆる人に薦めないと気が済まない。実際それを頻繁にやると相当欝陶しいだろうことはわかっているので実行に移すのはかなり少ないが。ちなみに自分の好きな音楽は全く人に勧めない。相手も気に入るだろうという自信が全く無いからだ。偏りすぎだもん…。
ヴィレッジヴァンガードで岡田あーみんの「ルナティック雑技団」を発見したときは驚いた。こんなマニアック漫画がまだ増刷されているなんて!すぐに全巻購入し、小学生のころ『りぼん』で読んだ時にはまるで気付かなかった細かいギャグに大笑いし、「知名度の低いこの漫画を自分以外の人に広めなければ。今すぐに!」という困った衝動にかられ、あらゆる人に読んでもらった。あーみんは単行本のあと書きに「読んでみて面白いかったら、保存用・布教用にそれぞれ一冊ずつ買ってくれ」と書いていたが、シャレにならん。本気で複数購入しそうだった。しかも新品で。古本だとあーみん様に印税が入らないじゃないか………やべ、新興宗教の信者みたい(笑)1セットしか持ってませんよ、念のため。「ルナティック雑技団」は私の薦め魔な部分を心地よく刺激した大好きな漫画である。「心地よい針のシゲ~キ~」である。ちなみにヴィレッジヴァンガードの殆どの店には岡田あーみんの漫画が全巻揃っているはずである。ここ最近、初めて訪れた店では必ずあーみん漫画があるか否かチェックしてしまう。学校の近くのヴィレバンにもあるのかな?金沢に遊びに行った時も「金沢店」にずらーっと並んでいた。ヴィレヴァンも「あー民」である。
「雑技団」を貸した人達は皆大人なので、「バカで面白い」と私が一番求めていた感想を言ってくれた。ありがと~。

●「ストⅡ」に費やした時間が全て返ってくるとしたらどれくらいになるだろう。私が小学生の頃バカみたいに流行った格闘ゲームの代名詞「ストリートファイターⅡ」。私がまともにやったゲームってこれぐらいだと思う。家にゲーム機が無いので友達の家でやったりゲーセン行ったりして遊びまくったあの頃。ゲーセンで友達(とは言えないな。格ゲー仲間?)結構増えたなぁ。元気かな、あの子達。一番遊んだのは「ストリートファイターZERO2」だったか?連続技を繰り出すのが気持ちよくてハマりにハマったなぁ。最高じゃん、「スーパーコンボ」。友達同士で決めた「ローカルルール」もいろいろあった。「上級者は春麗を使わない」等、かなり心の狭いルールが多かった。上手い人が春麗使うと必殺技を出さなくても余裕で勝てちゃうから…。春麗禁止令で一番困ったのは私だったのだ。特定の行動をとり続けることによって対戦相手を脱出不可能に追い込む所謂「ハメ技」を認めるか否かでももめてたな。ストⅡが出始めた頃は、ハメ技や待ち技をめぐってゲーセン内でリアルなストリートファイトが繰り広げられたそうだが、個人的には「何がいけないのさ、ハメ技の」と思ってた。
小学6年を境になぜか全くやらなくなったが、今でもシリーズ出てるのかなぁ…。10年近くやってないから今やってみても何もできないだろうなー。



怪奇!「メトロポリタン美術館」―タイムトラベルは楽し♪

2006-04-19 22:06:36 | 音楽
「メトロポリタン美術館」という曲をご存知だろうか。ご存知ない方はここで歌詞とメロディーがチェックできるので、見てほしい(音量に注意)。思い出すかも。私が幼稚園児の頃、NHK教育テレビの「みんなのうた」で流れていた曲。調べてみると、「みんなのうた」にこの「メトロポリタン美術館」が登場したのは84年頃、そして私が5歳だった91年の春頃である。当時、この曲だけが目当てで毎日夢中で「みんなのうた」を見ていたのを覚えている。ちなみに他の歌は全く印象に残っていない。「メトロポリタン美術館」の印象が強すぎるのだ。
この曲のことを覚えている人にコメントを求めたら、多くの人はきっと「見てて少し怖かった」と答えるだろう。曲だけを聴いていれば、声は可愛いし(大貫妙子さんという方)メロディーも明るめなので誰も怖いなんて思わないだろう。映像が怖かったのだ。子供番組らしからぬ怖さ。「メトロポリタン美術館」の歌の主人公は、真夜中のメトロポリタン美術館に入った女の子。誰もいない真っ暗な美術館の中を女の子が一人でいろいろと見てまわる、というストーリーだ。冒頭で女の子は展示品である天使の像に、「冷えるから服貸してくれ」と話しかけられる。ここがいきなり怖い。天使なのに全然可愛くない像がヌーっと動き出して話しかけてくる場面の映像…。幼児には刺激が強いよ、怖かったよ…。女の子はこの天使の手をとり暗闇の中二人でぎこちなく踊る。像のダンスも怖いのだ。全ての像は真夜中になると動き出すのかな…と震え上がりながら見ていた。この次はツタンカーメンみたいな像が出てくる。これも凄くリアルで不気味で。そして像の中から包帯巻きのミイラが出てきて、女の子はこいつとも踊る…ホラーだってば。くどいけど真夜中。画面は終始暗闇の中。背景には沢山の不気味な像が映ってる。その後、一番怖い場面。ひととおり踊った後、女の子はお気に入りの絵の中に閉じ込められてしまう。…なんで!?ものすごく自然に絵の中に入り込み、出られなくなっちゃう女の子。以下、その部分の歌詞引用

タイムトラベルは楽し
メトロポリタンミュージアム 
大好きな絵の中に閉じ込められた

歌はここで終わる。女の子が絵の中に閉じ込められたまま、真夜中のメトロポリタン美術館はフェードアウトしていく。やはりここが一番怖かった。「真夜中の美術館に行ったら帰れなくなる!絶対行かないようにしなきゃ!」というアホな心配を本気でしていたし、なにより美術作品を見ること自体怖くなった。「こいつら真夜中踊ってるんだよ…」と幼稚園児なりに妄想していた。とにかく怖かった「メトロポリタン美術館」。それでも怖いもの見たさで毎日みていた。わざわざ電気消して、ホラー映像に夢中になっていた。
歌詞自体はラスト三行以外は楽しげだ。映像がついてこんなに怖くなるとは。未だに記憶に残ってるし、フルで歌える「メトロポリタン美術館」。歌も映像も合わせて「みんなの歌」史に残る傑作ではないだろうか。

追記
村上春樹の短編を分析する演習の授業で、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」の担当になった友人が「やり辛い!」と言っていた。作品読んでみた。…うん、扱いづらそう。私が担当になった「我らの時代のフォークロア」も少しだけ扱いにくい気もしたけども。少しだけね。

追記2
「君の成績はガラスのように脆くて繊細だね。E判に値するよ」
「E判?」
「ヤバイってことさ」

図書館のあの席はオレとスピッツ様のもの!

2006-04-18 20:18:32 | 音楽
ちょっとどうかと思うくらい良い天気だった今日。こんなに過ごしやすい日は一年の内で何日ぐらいだろう?と考えて少しだけ切なくなった。例によって今日もまた図書館で時間を潰した。もちろんスピッツを聴きながら。理科のレポートをやろうとしたのだがブラインド越しに差し込んでくる陽射しが優しすぎてほのぼのしてしまい、結局レポートに手を付けられなかった。ipodでスピッツ聴きつつポヤ~ンとしていた。
ipodは本当に便利だ。便利どころではない。革命だ。自分の大好きな曲を全て外に連れ出せるなんて。そして膨大な数の曲の中から聴きたい曲まですみやかに辿りつくことができる。いちいち気が利きすぎである。うららかな春の陽に揺られながらこんな気分に合うプレイリスト(プログラムみたいなもん)をスピッツの曲のみで作って聴いていた。ipodの中でもかなり好きなのがこのプレイリスト機能。その時に聴きたい曲だけをパパパっと選んでプログラム組んで再生して楽しめる。革命だ。収録曲数の絶対数に絶望的な差があるMDには絶対にマネできない。以下、今日図書館で作った「春の午後・スピッツプレイリスト」

エトランゼ
スカーレット

SUGINAMI MELODY
春の歌
優しくなりたいな
遥か
正夢
ハネモノ
テイタム・オニール
8823
会いに行くよ
運命の人

「春」に直接関係ある曲というわけではないが、あの時間にぴったりだと思った曲たちをパパパッと選んで聴いていた。たまらないな。もう、どの曲選んでもメロディー良すぎるんですけどマサムネさん…!あんた天才すぎるよ…。とりわけ今日の私の心をつかんだのは「運命の人」。今日は「ハネモノ」よりもこれがきた。
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ …はい。
わかってたつもりだけど、この無敵のメロディーはちょっと涙出そう。かなり明るくて可愛いポップな曲なのに。明るくて可愛い雰囲気が図書館の陽差しとシンクロしてしまい、椅子にもたれかかりながら「うーわ、もう超幸せな気分、やべー」と一人でじーんとしていた。歌詞もかなり良いんだよ。以下少し引用

あえて無料のユートピアも
汚れた靴で通り過ぎるのさ
自力で見つけよう 神様

ちなみにこの曲はシングルバージョンとアルバムバージョンでは音が半音違うため、それぞれ感触が全く違う。私はシングルの半音高いバージョンの方が断然好き。アルバム『フェイクファー』に入ってる「運命の人」はちょっとパワー不足というか。この曲聴くならぜひベスト盤で。ベスト盤といえばCMおもしろい。色々なパターンがあるみたいだが、私は「チェリー」から「楓」に切り替わるタイプのCMが一番好き。

追記
エグザイルの「ただ会いたくて」のサビ、「♪やだ会いたくねえ~」って聴こえなくもない。

追記2
松ちゃんがラジオで、「『エビちゃん』の可愛さがわからへん。合コンで『エビちゃん』来ても『今日ハズレやな』て思ってまう」と言っていた。松ちゃんの趣味がわからへん。『やっぱ世間とズレてんねやな』て思ってまう。





「あんたバカァ?」

2006-04-17 20:59:25 | 日記
「ブログの記事のお題、なんか出して~」と友人に軽はずみに口走ってしまい、困ったお題を与えられてしまった。「迷走」。うーん…。なんとなく『デスノート』のサブタイトルにも出てきそうな熟語だが(page130 「迷走」的な)、お題出せといったのは自分だし、今日は「迷走」についていろいろと書いてみよう。
【迷走】定まった経路をとらず、不規則に方向を変えながら進むこと。(広辞苑)
意味を調べて気づいた。振り返って俯瞰で見てみれば、私の人生は迷走そのものではないか。何か目標や計画を立ててそれを実行しようと努力した記憶が殆ど無い。なんとなくあっちへフラフラ、こっちへフラフラ。小学校高学年頃から「自分は優柔不断気味で物事をはっきり決められないタイプ」だなぁと気づいてはいたが、迷走癖まであったとは。最悪じゃないか。買い物に行くまえに「今日はアレ買おう」と決めているのに違うものを買って帰るなんて日常茶飯事。ダメな子じゃん…。
一番人生で迷走した時期、それは中学の頃かもしれない。入学当初、部活に入るつもりなど全く無く、「部活入ったら音楽聴くヒマなくなるじゃないの!」と思っていたが、「あなた背高いしぜひ入ってほしいな~」という先輩の言葉に乗せられてバレーボール部に入ってしまった。練習はキツかったがそれなりに楽しかったし、なにより2・3年生の人数が少なかったので3年生が引退した7月以降にあっさりユニフォームを貰えてしまい、練習試合もバンバン出してもらえたため、「よ~し、いつか大会で優勝しちゃおーぜ」という気分になった。でも2年生の夏、部内の人間関係が思い出したくないほどドロドロしてきたため、秋の大会二週間前にも関わらず部を辞めてしまった。ドロドロ。簡単に言えば派閥である。このようなトラブルにはあまり関わりたくなくてスナフキンな立場をとっていたら「あいつのスナフキンぶった態度がムカツク」と思われたため(いや、知らないけど)、もう面倒くさくなって逃げちゃったのだ(「逃げちゃダメだ」って言葉苦手だな~)。顧問の先生に部内のいざこざをちゃんと話して「なんか疲れたんですよ」と最後に告げた後先生が言った、「部員の中でお前の事が一番良くわからなかった。ただ、いつも部全体を少し離れた所から眺めているんだなというのはわかった。ごめんな。」という言葉がわすれられない。迷走癖がにじみ出ていると人に理解されにくい。ダメな子だ~。
部活を辞めた後も迷走を続け、あらゆる人に振り回されまたは振り回し、いろいろと省略して今に至る。こんな私から見ると、自分の意思を明確に持って生きている人ってなんか…怖いなあ。


追記
NHKでやってる韓国ドラマ「チャングムの誓い」ってさあ、「美味しんぼ」にそっくりだねぇ…。見たのは一回分だけだけど。


「花葬 平成十七年」は結構いいぞ

2006-04-16 22:22:33 | 音楽
昨日は唐突にラルクのカップリング曲のベスト盤の感想文を掲載してしまった。結構な分量になってもう少しで2千字越えるところだった。そんなに長いのもよくないので今日は、本当は全曲感想の後に書こうとしていたことをダラダラと書く。
とにかく粒ぞろいのラルクのカップリング曲(おそらく大多数である未聴の人ごめんなさい)。ヒットチャートを走るラルクの本線を外れた少々マニアックな曲たちは聴けば聴くほどその魅力に気づかされる。しかしラルクは98年のシングル「forbidden lover」以降、カップリングには未発表の新曲を入れず、既発曲のリミックスを入れるようになってしまった。98年といえば新曲を死ぬほど出していた時期だったし、カップリング曲なんて作ってる暇は無い!という感じだったのだろうが、やっぱりさみしい。リミックス、耳の肥えていない自分にとっては微妙に退屈だし(大好きなのもあるが)。
しかし、約3年の活動休止を経てリリースされた04年のシングルのカップリングは凄かった。表題曲「READY STEADY GO」のボーカル無しバージョン、つまりカラオケバージョンが入ってるのは普通だが、今作はカラオケに続いてギターパートを抜いたもの、ベースを抜いたもの、ドラムを抜いたものをそれぞれ収録。「4人揃ってないとこんなに変な曲になるのさ」というのを過剰に証明してくれた。ベース無しだとめちゃくちゃ軽いもんな。ドラム無しだと…もはや別の曲。本当に過剰すぎ(笑)。同じ曲が5曲入ってるよ。その次のシングルのカップリングでは、前作「READY STEADY GO」をボーカルhyde以外のメンバーが歌うというカラオケ大会が催されている。歌ってるよ…なにしてんだよアンタら!3人の歌、決して上手くはないが、味がある…多分…。あ、でもギターのkenの歌はなかなか良かった。
次のシングルでは、ラルクの4人が互いのパートをチェンジしたバンド「パンクアンシエル」を結成し、ラルクの曲をパンク風にしてカバーするという学祭のようなノリのカップリング曲を収録。このシリーズが最近はずっと続いている。これは結構おもしろい。hydeがバックコーラスやってるというこの贅沢さ。まるでオレンジレンジのようなやりたい放題感を感じさせるノリノリの「HEAVEN'S DRIVE 2005」や、パンクというよりデスメタル調の「花葬 平成十七年」はかなり好み。特に「花葬~」、アレンジする際に「原曲のメロディーだけは残して他は何もかも変えちまえ」と決めたみたいな潔さが素敵。なぜか青木さやかと共演した「ROUND AND ROUND 2005」なんて奇曲もある。
おそらく今年はソロ活動がメインになるであろうラルク。つまんないよー。新曲出してくれなきゃこれ以上くだらない「カップリング曲の記事」書けないじゃん。


追記
「これは戦です 戦場に観覧席はありません」
「戦場で死ぬのは王族でも貴族でも平民でもありません 敗れた者が死ぬのです」
上記の言葉にピンと来たら『ベルセルク』読んじゃいましょう。

Heaven's Driver's High

2006-04-15 23:55:16 | 音楽
今日は昼頃起きて、ラルクのシングルのカップリング曲を収録したベスト盤「The Best Of L'Arc-en-Ciel C/W」を大音量で聴きまくった。急にベスト盤一曲目の「Brilliant Years」を聴きたくなって。ラルクのカップリング曲の魅力に気づいたのは中1頃で、それまでは殆どスルーしていたが、もったいなかったなぁ。今日聴きなおしてみて、あらためて名曲多いなと実感。このベスト盤、意外にラルクを聴いたことない人とか、聴いたけどあまり受け付けなかった人にもいけるかもしれない。爽やかな曲多いし。繰り返し聴くたびにあまりにも名曲ぞろいな気がしてきたので全曲解説(?)してみよーっと。

1.Brilliant Years
なんでシングルで出さなかったのかが意味不明な名曲。アコギが哀愁を漂わせながら疾走してる。前につんのめるような速さで。「flower」をコンパクトにして切なさを1.5倍にした感じ。「てめーこれ聴いてもまだラルクをヴィジュアル系とか言うつもりかよ!」と迫りたくなる正統派ギターロックですよ。
2.あなたのために
イントロでのhydeの声が正直キモくて(おいおい)しばらく受け付けなかった曲。いきなり「ウィ~~~~」と切なく叫ばれても…曲の間中随時挿入される。でも最近は慣れてきた。ギターソロかっこいいし。
3.I'm so happy
ラルクの曲では珍しい、ちょっとビートルズ入ってる曲。ドラムの音とかかなり好み。これもギターソロが痺れるほどかっこいいんだよな~。ラルクの初東京ドームライブのクライマックスあたりで歌われてた。ビデオで見ただけでも痺れたし、生で聴いたら感電死しそう。hydeが「I love you」を絶叫しつつ連呼する部分は圧巻。
4.さようなら
ものすごくカップリングっぽいあっさりとした曲。これを聴くと子供の頃見たどこかの海岸線が思い浮かぶ。それを走る車からぼんやり眺めた思い出を。
5.賽は投げられた
この曲が世に出たころのラルクにしてはかなり新鮮だった曲。「Driver's High」をうんと爽やかにした曲。あっちは死と狂気のドライブだけどこっちは一見平和なドライブ。一見。歌詞がやばいのさ。「思い込みが激しすぎでは?」とつっこみたくもなるが真っ当な意見にも思える。「なぜ誰も気づかない?」というフレーズが印象的。
6.THE GHOST IN MY ROOM
hydeのオカルト趣味が表れた歌詞。曲調はファンクっぽく、ラルクにとっては異色。ギターのカッティングがかっこいい。この打ち込みのビートはこの頃ラルクに加入した新ドラマーyukihiroの趣味だろう。彼はその後カップリングで大活躍することに。
7.metropolice
ラルクで好きな曲10個挙げろと言われたらこれ選ぶ。かなり好み。おそらくyukihiro主導で作られたテクノ風ロック。後ろの方で「ピロ~~~~」と鳴ってる音が超好み。これを大音量で聴いてたら母が「これ誰の曲?」と聴いてきた。40代のオバサンの耳にも引っかかるポップなメロディだが歌詞はドロドロ。だってタイトルが「メトロポリス」だし。
8.Peeping Tom
「知らない人に常に見られてる気がしてプライベートなんてあったもんじゃねえ!」な歌詞の世界。優雅なアコーディオンとうねりまくるベースが最高。間奏のアコーディオンが休日の昼下がりの空気を演出してる。でものどかな感じはあまりしない。昼間っからお酒飲んで酔っぱらってるような「ディープ昼下がり」って感じだ。ベースがトリップ感を煽ってる。
9.a swell in the sun
ダークの極み。ラルクでもかなり爽やかな部類に入る曲である「snow drop」のカップリングだったためダークさがかなり際立っていた。何度も聴いてるとハマるんだよな~。
10.花葬-1014 mix-
タイトル通り「花葬」のリミックスバージョン。リミックスしたのはyukihiro。原曲が好きすぎるのでこのバージョンはあまり好きになれず。でも去年のシングルのカップリングになったデスメタルバージョンの「花葬」は素敵。
11.hole
1分程のインスト。映画「リング」にも使われた、スリル溢れる弦楽器の曲。ついでに、この曲はワイドショーでショッキングなニュースを特集するときにかなりの確率で使われてるのでワイドショー好きのオバサンとかならみんな知ってるかもしれない(笑)
12.get out from the shell
アルバム『REAL』一曲目に入ってる同曲の日本語詞バージョン。アルバムでは全編英語。はっきり言って英語版の方が良い。日本語に合うメロディーと合わないメロディーって確かにあるからね。アルバムで聴くべき。

C’est la vie 又は「なんだか色々思い出した日」

2006-04-14 23:10:18 | 日記
今日も授業の間に長い空き時間があったのでまたもや図書館に行き、理科の課題の河川についてのレポートをやって時間を潰した。資料がいくらでもあったのでこーれはすぐ片付きそうだなぁと思うと、例によってスピッツ聴いていたおかげでまた少しだけ高揚してきた。窓に目をやればブラインド越しに桜が見える。う~む、和む。こんな平和がいつまでも続けばいいのにねぇ。最近気持ちの浮き沈みが微妙に激しく、まさに春の空模様並に移り変わる。ただ春の空の色の如し。沈んだといっても図書館に居ただけで回復するのだからたいしたことはないのかもしれないが…。
で、まあそんな感じで河川について調べたお陰でにわかな知識が身についた。上流と下流の違いについてならなんでも聞いてくれ。「川の水はどこからくるの?」なんて素朴な疑問もオッケーさ。ちゃんと答えられるかどうかは質問によるけどねー…。うむ。普段河川についての本など読まないため、今日資料を読んで初めて知る事実がいろいろあった。レポートとは直接関係のない治水工事の話が面白かった、というか懐かしかった。小学校4年のときの社会科で、木曽川・長良川・揖斐川の大規模な治水工事のことを習ったのを思い出したのだ。以下、習ったことを思い出してみることにする…。多分つまんない。

江戸時代、大洪水による木曽・長良・揖斐川の氾濫による水害を解消させるため、徳川幕府は「外様大名いじめ」の一環として薩摩藩に、その水害の地域に大規模な堤防をつくらせる治水工事を命じる。莫大な費用を工事に費やすようにさせ、勢力をコントロールするために命じたわけだ。 幕府のもくろみ通り、莫大な治水工事費による財政赤字が深刻化した薩摩藩。財政だけでなく、危険な工事に関わった多くの藩士達が犠牲になるなど大変なことに(倒幕の遠因にもなったと言われている)。結局工事が済んだ後、藩主は責任を取り切腹してしまう。その後、明治時代になってから、江戸時代の工事だけでは水害が完全に解消されなかったということで、オランダ人河川技術者ヨハネス・デ・レーケが大規模な再工事を行った。こんなようなことを確か習った気がする。その後社会科見学で実際に川を見に行った。三つの川が合流するあたりにつくられた「木曽三川公園」に、治水工事の資料館があり、そこで治水工事の歴史を復習した。まあ、そこは「公園」だから勉強は二の次だった。普通に遊びまくってた。

とまあこんなことを思い出したのだった。記憶の片隅に追いやられていたものが色々と出てくる。まるでスピッツの「メモリーズ」の歌詞である。「引っ張りだしたらいつもカビくさい 大丈夫かなメモリーズ」である。ちなみにオレンジレンジの「以心電心」のサビは「メモリーズ」に激似である。初めてCMでオレンジレンジの曲を聴いたとき「え?似すぎ!大丈夫?怒られない?」とか余計な心配したものだ。
そういえば今日の記事のタイトルはフランス語である。今日からブログを始めるとしたらこれをブログのタイトルにしてたかもしれない(ごめんなさい漱石先生)。なんだか今日の気分にぴったりなんだよねぇ、この言葉。
 


追記
最近自分の身の回りの人達がこのブログをご覧になっているようで、嬉しいやら照れくさいやら。くれぐれもこっそり見てくださいね。で、よかったらこっそり感想を教えてくださいな。

追記2
近所のTSUTAYAが土日にレンタル半額セールやるらしい。でももう見たいもん無いわぁ。

どうなる『20世紀少年』/「ハネモノ」と言え/rainbow/atom

2006-04-13 23:41:00 | 日記
今日はまどろみの中で書いてるよ。意識半分無いよ。まるで自動書記?

●今日、宇多田ヒカルと浦沢直樹の対談記事が載った雑誌『Invitation』をもう一度立ち読みした。その時、前回立ち読みしたときに見落としていた衝撃的な事実を知った。こんな重要なこと、どうして見落としていたんだろう…。『20世紀少年』が近日「第一部完結」を迎えるらしい。な、なにそれ!?終わるの!?どういうことだ?7年前からずーっと連載していたこの漫画、今までは「第一部」だったらしい。完全完結はしないの?普通なら「第二部が始まるんだろ」と思うかもしれないが、世の中には、「第一部・完」と記載したまま二部など始まらずそのままフェードアウトしてしまった漫画など腐るほど存在する。「スラムダンク」とか…。『20世紀少年』はどうなんだろう。人気漫画だし、そのままフェードアウトだったら相当酷い。かといって「第二部」がすぐに始まるなんてちょっと想像がつかないし…。「第一部完結」とか中途半端なの勘弁してほしいよー。せめて「ともだち」の正体を明らかにしてから完結してくれ。伏線丸投げで第一部とやらを完結させたらもうこの漫画を見限ろうと思う……ムリだな。結局は逃れられない運命か。

●今日もスピッツを聴きまくり。疲れて沈んだ心に「ハネモノ」はよく響く。なんかもう「ハネモノ」大好き。知らない人は今でてるベスト盤の後期の方又はアルバム『三日月ロック』をレンタルでもいいから手にとって「ハネモノ」をチェックするべし。ハネたリズム、可愛すぎるギターリフ、必殺のBメロとサビ、そして何より曲名を声に出して言ってみたときのこの気持ちよさ。ほら、言ってごらん、「ハネモノ」!。もう何度でも口に出したくなってしまう魔法みたいな言葉。「ハネモノ」と繰り返し言うとなんだか呪文みたいで楽しい。ハネモノハネモノハネモノ…。この不思議な言語感覚も含めて今はスピッツにメロメロだ。恋してるようなものだ。…え?

●最近の高校生はラルクの過去の名曲をあまりしらないことが判明した。彼ら中学生ぐらいの時、ちょうど色々な音楽を聴き始める時期にラルクが活動休止していたのが原因だと思われるが、ちょっとだけカルチャーショック。「虹」とか知らないんだってさー。

●電車で「ビッグコミックオリジナル」の中吊り広告を見た。「PLUTO」に関する記事が載っていた。単行本派でコツコツ読む派の人々をまるっきり無視するようなことがドーンと載っててびっくり。おいおい、いいのか?デスノートで言えばLが死ぬくらいの重要な場面だよ…。中吊りに載せんなよ…。まあ本誌で読んだから知っていた私はまだマシなほうだ。完全にネタバレされた人かわいそー…とは思わないな、別に。中吊り広告に載っていたネタバレが知られたって「PLUTO」への期待感は高まるばかりだろうと思う。あの漫画のファンは手塚の原作もチェックして読んでるはずだしね。さてさてアトムはこれからどうなることやら。

今日は記事書きながら眠気と戦っている。読み返す元気も無い。おかしなところがあると思うけどそっとしといてくださいね。眠いー。…別に戦う必要なんて無い。抗わずに寝りゃーいいのにね。

「Myojyo」との遭遇~「アイドル雑誌」という名の秘境をたずねて~

2006-04-12 23:37:38 | 活字全般
今日、お昼ご飯を食べた後、ある雑誌をネタに友人2人と喋り倒した。存在は知っていたものの、中身を見るのは今日が初めて。その雑誌とは…「Myojyo」…。ご存知だろうか?ジャニーズを中心としたアイドル専門誌である。多分ジャニーズファンの聖典。本屋の棚にずらっと並んでるのを見て「自分には縁の無い雑誌だなぁ…」と思いつつ生きてきたが、めでたく(?)今日初対面。昨日の記事にもちらっと書いたアイドルグループKAT-TUNファンの友人の一人が地元の図書館で借りてきた「Myojyo」を見つつ様々なことを見聞きした。
「Myojyo」には見渡す限り、私の知らない世界がパノラマ風に広がっていた。そう、パノラマ。表紙巻頭特集はもちろんKAT-TUNだったが、表紙をめくったところにそんな彼らのピンナップがでろーんと付いていた。折り込み式のポスターで、ペローンと広げるとメンバーがどーんと現れる。横長サイズでまさにパノラマ。そしてインタビュー記事にいろいろとツッコミを入れつつ結構楽しく読む。
一応テレビはそれなりに見るので、KAT-TUNの2トップ「亀梨君」と「赤西君」は顔と名前が一致する。友人二人はそれぞれこの二人のファンである。この二人はCMなどで本当によく目に入るので、今日はそれ以外のメンバーに注目しようと思った。随時友人による丁寧なる解説が入る。自分が好きなメンバー以外のことも色々と熟知している彼女らに拍手。「中丸君は凄い良い人なんだよ!」という解説がやたらと記憶に残っている。実際に記事を読みながら「確かに…」と思った。「中丸君」は、インタビューでの他のメンバーによるくだらない発言に何度もフォローを入れるなど、尻拭い的な発言が目立っていた気がする。きっと彼が潤滑油のような役目を担っているのだろう。「ダウンタウンのごっつええ感じ」における今田さんみたいな印象。
なぜかヴィジュアル系バンドの風格が漂う「上田君」はつっこみどころが満載だった。彼は蝋燭が好きらしい。火のついた蝋燭に囲まれている写真はなんだかとてもシュールだった。異色の丸刈りジャニーズの「田中君」は、読者からの相談ハガキに謎のハイテンションで答えていた。口調がアホっぽいが、言っていることはなかなか的を得ているのが笑える。 Q「家で飼ってるインコの鳴き声が凄くうるさいんです」田中君「そんな小さいことで悩むな!」みたいな感じだった、確か。
KAT-TUNの次には、やたらとスキャンダルの多いNEWSが載っていた。今日見た雑誌はバックナンバーで、去年の夏前、つまり「フジテレビ・菊間アナとの飲酒騒動」が発覚する前のものだったので、実際に酒飲んじゃったメンバーも写真に写ってた。友人いわく、NEWSのイチオシは「錦戸君」。度重なる不祥事で活動休止に追い込まれたNEWSだが、「錦戸君」は演技が上手いので俳優としてやっていけるとのこと。なるほど…彼の演技は見たことがないが、雰囲気が韓流スターっぽいのできっと演技派もイケるのだろう。ちなみに私が「にしきのくん」と呼ぶ度に彼女に怒られる。
月刊アイドル誌「Myojyo」。読んだことが無かったのでなんとなく「ジャニーズアイドル専門誌かな」と思っていたが、目次見るとそうでもなかった。他の事務所のアイドルもちゃんと載っていた。元No.1ホスト現タレントの城咲仁が載っているのを見つけたときはなぜか腹抱えて笑ってしまった。この雑誌、ネタが詰まりまくっている。これは一人で読むのではなく、みんなでワーワー言いながら読む雑誌なのだなぁ。
昼食時から見始めて、気づいたら3時過ぎてた。喋りすぎー。でも私もラルクについてとか、スピッツのボーカル草野マサムネさんがいかにシャツの似合う人であるかを語りだしたらそれくらいになっちゃうかもなあ。




「ハネモノ」でウキウキ―スピッツin図書館

2006-04-11 21:11:36 | 音楽
今日の午後のこと。授業と授業の間に中途半端な空き時間があり、それを潰すため図書館で本を読んでいた。何か物寂しい感じがして、気分転換にipodでスピッツを聞きはじめた。そうしたら何故かウキウキしてきてしまい、思わずクスクス笑ってしまいそうになった。自宅だったら笑いつつ好きなだけスピッツ口ずさむのだが、ここは図書館。静かにしなければと思いじーっとウキウキをこらえるが、スピッツの魔力は絶大で、ウキウキが増幅する…!この場でウキウキはまずいって!でも曲を止める気にはなれず、しばらく聴き続ける……。
「図書館」という「静かにしなにゃダメな場所」におけるこの状態は、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」での「図書館でサイレント」ゲームそのものである。ガキの使いメンバー達が公立の図書館に行き、そこで起こるあらゆる爆笑ハプニングに対して何もリアクションしてはいけない、静かにやりすごさなければいけないという過酷なルールに必死で耐えるこのゲームそのもの…。このゲームは後の大ヒット企画「笑ってはいけない罰ゲームシリーズ」へと繋がっていく。「図書館」という縛りで笑いを封じさせることによって笑いがさらにパワーを増すことに気づいた松ちゃんってやっぱ凄いなあ(あの番組は松ちゃんがプロデューサーみたいなもの)。またこの企画は、爆笑ハプニングを起こす「笑わせる側」がめちゃくちゃ面白いことを起こして笑いを必死でこらえる状態にさせないと成立しない、なかなかリスクの高い企画でもある。
さて、クスクス笑いをこらえながら聴いたのはスピッツのアルバム『三日月ロック』。今日は朝から多少気分がどんよりしていたが、このアルバムにかなり救われた。しばらくこのアルバムばっかり聴きそうだ。特に「ババロア」と「ハネモノ」。この2曲はやべーぞ。「ババロア」はリズムが打ち込み。4つ打ちビートに乗るマサムネさんの声が新鮮。こういう曲にこの声が乗るのもイイねえと感心した一曲。「ハネモノ」はタイトル通り跳ねたリズムが楽しい、カルピスのCMにもなってた可愛い感触の一曲。今日のウキウキの原因はおそらくこの「ハネモノ」だと思われる。「ババロア」~「ローテク・ロマンティカ」~「ハネモノ」の流れが最高なのだ。この曲のBメロのバックで鳴ってる音が琴線に触れまくり。私的にスピッツの曲を大好きになるかどうかは、Bメロを好きになれるかどうかにかかっている気がする。Bメロの部分だけ集めたCDとか勝手に作っちゃおうかなぁ。「あいのり」のテーマ曲になってた「スターゲイザー」はBメロ無いから物足りないんだよな。「こま~る~こま~る~」と「遠く~遠く~」の間にもう一つメロディ加えてくれっ!て感じ。「ハネモノ」は歌詞も結構好みだ。一番好きな部分を抜粋↓

ささやいて ときめいて
街を渡る羽のような
思い通りの生き物に変わる


追記
友達がよく話題にしているアイドルグループKAT-TUNのファンサイトを初めて拝見した。彼女らに色々とKAT-TUNについて解説してもらいつついろんなサイトを見た。とりあえず、メンバーの苗字と、誰が一番人気で、誰が一番人気が無いのかがわかった気がする。

追記2
スピッツの曲のタイトルがずらっと羅列してあるのを見るだけでもかなり楽しい。「ニノウデの世界」「ナンプラー日和」「うめぼし」「孫悟空」…「ハネモノ」だって十分ヘンだ。

追記3
スペースシャワーTVの新番組「BLACK FILE」で第三会議室早くも復活!わぁい。もちろんネットでも見れる~