拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

THEATER of KISS@日本ガイシホール初日

2008-01-31 02:01:22 | ライブ
ラルヲタで賑わうJR笠寺駅に居たヤンキー兄ちゃん二人組の会話

男1「うわ、今日ライブ誰?あーラルクかー。俺STAY AWAYぐらいしか知らねー」
男2「ちょ、お前、ここでそういうこと言うのやめとけー…」

空気を読んだ男2であった。私はこの会話聞いてて勝手にヒヤヒヤしてました。周り、本当に黒服のラルヲタだらけで。というわけで、ラルクのライブに行ってきました。以下、その記録。

・オープニング
二匹のウサギ(不思議の国のアリスに出てきそうなルックス)の会話。声の主はジャイアンとスネオという、謎の豪華キャスティング。ドラえもんファンのhydeの意向だろう。
「今年ねずみ年かよ、つまんねぇ!」「お前、耳立ってるぞ」「こんな時間から「立ってる」なんて言うなよ!」とかなんとか。その後、ステージにアリスが落っこちたような穴登場。「穴好きにはたまんねーな!」「変なこと言うなよ!」とか言いながら、穴に突入するウサギたち。そして一曲目のイントロが…


1 SEVENTH HEAVEN
やっぱり今回もこれから始まった。前回のツアー以上にカラフルなライティングに目が眩む。あー、いきなり楽しすぎて困る。

2 and she said
「Welcome to THEATER of KISS!」というhydeのシャウトの後、まさかの『heavenly』からの選曲…!う、うれしすぎる…。ヒリヒリするようなkenのギターソロ最高だった。

3 メドレー
・Killing Me
・New world
・Driver's high

MC
hydeのMC。「いらっしゃーい」連呼。「虹ホじゃないよ、ガイシだよ」とレインボーホール改名に触れ、「でも安心しろよ、俺らが虹色に染めてやるから」
「それより問題はCCレモンホール(渋谷公開堂から改名)ですよ。昔は渋公って言ってて、『よし、渋公でライブだ!』ってなると結構良いとこまで行ったって感じで…でも今は『よし、CCレモンだ!』…ねぇ?」

メドレー続き
・浸食
懐かしの曲キター!操り人形のように糸を引かれている映像にtetsu、kenが重なる。
・promised land
・As One
スリップノットを意識したらしいラルク指折りのハードコア曲キター!
・STAY AWAY
超ブリッブリなtetsuベースソロからSTAY AWAYへ。やっぱ最高のベーシストですよ、あの人。
・HEAVEN'S DRIVEのイントロ
・接吻
重厚なイントロ→「接吻を交わそう~」→終了。ネタかよ。

4 Bye Bye
新曲キター!まったりムードな良い曲。いい加減CD化しようよ。hyde、声は超良く出てたけど、歌詞は殆ど聞き取れず。

5 spiral
リズム音痴なのでどーしてもノリずらかった。ブレイクビーツだもん…とりあえずベースにあわせて踊ってた。

6 DAYBREAK'S BELL
7 ALONE EN LA VIDA
8 砂時計
9 海辺
10 MY HEART DRAWS A DREAM
この、6~10曲目は神展開というか…感極まる瞬間が多すぎた。「DAYBREAK'S BELL」なんてイントロ聴いただけでヤバかった。いつもアルバム聴く時スキップしてた「海辺」の熱唱に驚愕。こんな良い曲だったけ。「砂時計」は歯車を思わせる照明が素敵だった。「ALONE~」ではバース毎に表情を変える歌声に魅了された。hydeの声、本当に伸びまくり。伸び過ぎてピッチが不安定になる瞬間もあったけど、それはそれで妖艶だった。ライブによって好不調の波が激しいと言われるhydeだが、今日の彼は絶好調だったのでは。で、「MY HEART~」。もうね、イントロのギター聴いた瞬間、時間止まったかと思ったよ…「ザ・ワールド」だよ。感動。hyde歌詞間違えてたけどね(笑)

MC
kenのMC概要。
名古屋ということで「みゃーーーー!」「だぎゃーーー!」「だがねーーーー!」と絶叫。なんかヘヴィメタの人みたいだった。で、禁煙に挑戦してるという話。ニコチンの摂取を減らせるパイプをタバコに付けて吸ってるらしい。そのパイプを使い続ければいつか禁煙できる、と。それhydeにも勧めてほしいなぁ。今に始まったことじゃないけど、ボーカリストがヘビースモーカーだと心配じゃん、やっぱ。

11 Drink it down
春に出るらしい新曲!ゲームのCMで既に流れている。「AS ONE」と「finale」を合わせたような、ハードコアな演奏と切ないメロディーが絡みあった、「これぞラルク」な名曲!

12 REVELATION
コール&レスポンスが楽しすぎる曲キター!飛んで跳ねて歌って…れーべれーしょーん!

13 Pretty Girl
hyde、「ハグしてキスしよう~♪」のところでtetsuにハグしてキス。

14 Link
hyde、途中歌そっちのけでカメラに向かってキスをしまくる。大サービス。昨日39歳になったとは思えぬ大盤振る舞い。

15 Feeling Fine2007
16 HONEY2007
4人がパートをチェンジしたバンド「パンクアンシエル」で。ボーカルはtetsu。巻き舌うまくてうらやましいなー。「HONEY2007」はラスト、ちょっとどうかと思うくらいテンポ速くて笑った。ドラム担当・kenの仕業か。

17 THE BLACK ROSE
hydeによる無茶苦茶なメロディー展開にバンドがとことん付き合って生まれた名曲。冷や汗モノの名演が聴けた。本当、こういうのラルクでしか聴けない…。

18 READY STEADY GO
19 Shout at the devil
ラルヲタでこの曲嫌いな人居ないでしょ。わけわからんぐらい盛り上がった。この曲終わった後、真っ赤なビロードの幕が一旦降り、そこに影絵が映し出される。二つの顔の影が近づいていって、キス…。そして次の曲へ。

20 雪の足跡 
幕が上がると、雪に彩られたステージが出現…粉雪が舞うような照明に彩られて…ロ、ロマンティックにも程がある!相変わらず凄く良く伸びる歌声に酔いしれる…。なんか、この曲でhydeが歌いながら衣装の袖で涙拭いてたように見えたのは気のせい?

MC
hydeのMC概要。
「雪国に行きたいなー」
なんか最近こればっか言ってるなぁ。
「あの、僕駅弁好きでね…あ、あっちの駅弁じゃないですよ?」
出た、名物下ネタMC。
「(ツアー期間中の)移動中、他のメンバーと全然顔を合わせないんだけど、この前久々に喫煙車乗ったらkenちゃんが居たから後ろから観察してみた。kenちゃんは『大人の読む本』を読んでた…あ、あっちの『大人の本』じゃないですよ?なんか難しそうな本」
…かなり長めに、ダラダラと駅弁や大人の本について語ってたhyde。多分、舞台袖に引っ込んだまま出てこないtetsuを待ってたんだと思われる。
「次で最後の曲。次の曲は季節外れなんですが…これ言ったら何の曲かバレちゃうね(笑)まぁ、まだ先ですが、早くクリスマス来ないかなぁって思いながら聴いてください」

21 Hurry Xmas
映画のエンドロールのように、壮大にライブをシメる。

はぁ、また長々と書いちゃった。相変わらずhydeのオーラは凄まじかった。さっきも書いたが、39歳になったばかりとは思えない…。でもMCの時はゆる~い口調で淡々と語る。これが素なんだろうね。スクリーンに映るhydeがとにかく印象的だったが、kenもなかなか良い顔をしていた。ギターソロ中の恍惚の表情(笑)…あぁ、この人は生まれながらのギタリストなんだなぁ、みたいな。tetsuのライブ後のバナナ投げは無し。エンヤが流れる中でバナナを客席に放り投げ続ける様はシュールだったんだけどなぁ。そういえば今回はyukihiroの狂乱のドラムソロが無かったなぁ。残念。

さて、明日はアリーナ10列目だ。また違った視点で感想を書こうと思う。


品定め

2008-01-29 18:23:36 | L'Arc-en-Ciel
明日である。ラルクのライブ「THEATER OF KISS」@日本ガイシホール(旧レインボーホール)。30日31日と二日連続で堪能してくる予定。ちなみに今日、1月29日はhydeの誕生日だ。今年で39歳か…。
さて。先程、公式サイトで今回のツアーグッズの品定めをしていた。パンフ、Tシャツ、タオル、リストバンド、携帯ストラップなどの毎度お馴染みの定番商品から、これまた毎度お馴染みの「妙な一品」、そして普通に普段使い出来そうな実用グッズなど様々なものが揃っている、相変わらず。今回のツアーのロゴが発表された時、あまりの不気味さに「あんなロゴが付いたグッズいらないぞ…」と、私含むファンは大変不安になったものだが、今回もちゃんと買いたくなるものがあってよかった。…シングル「Hurry Xmas」やアルバム『KISS』のジャケのデザインとか超可愛かったんだけどね。ラルクグッズは可愛い時と奇怪な時の差が激しいよ…。マスコットキャラ「シエルちゃん」の可愛いくなさにはもう慣れたけどね。
夏のツアーの時は「ご当地シエルちゃん携帯ストラップ浜松うなぎ版」を買った。割と気に入ってるのでずっとつけっぱなし。しかし今回の携帯ストラップは「気付いたらちぎれてた」「パッケージから出した瞬間チェーンが壊れた」という報告が相次いでるので購入見送り。確かに脆そう…。では他のグッズはどうか。今回は冬のツアーということで、冬に重宝するグッズが登場。「シエルちゃんクッションブランケット」。シエルちゃんの姿がドーンとプリントされた「ひざかけ」である。で、使わない時、シエルちゃんの顔の形のケースに入れておくとそれがクッションになるという。ありがちだけどまあまあ使えるだろう。一応人気商品で、売切れた日もあったとか。もう一つ「季節モノ」として「リップクリーム&カバー」が。夏は日焼け止めクリームだったなぁ。
「これは買いだ!」と思ったのはポーチ。黒地に金の縁取りで中に仕切り付き。珍しく、普通に可愛くて使えそうなモノが…。ちょうど新しい化粧ポーチ欲しかったからこれは絶対チェックだ。同じデザインの「ミニボストンバック」というのもあるが、こっちはサイズが「ミニ」過ぎて使う機会なさそうなので却下。可愛いけどね。
で、今回の珍品…「HUG×HUGシエルちゃん」…「抱っこちゃん」型のビニール人形である。「Pretty girl」の歌詞「ハグしてキスしよう」からインスパイアされて作ったであろう悪ノリグッズ。い、いらねぇ…。やだよ、シエルちゃんにハグされるのなんて。これ買った人どうするんだろ。カーテン留めに使うとか?それともライブ時に腕に巻くの?アホっぽくて愉快な光景だな…案外悪くないかもね。

あぁ、ツアーグッズに関する事だけでこんなにもうだうだ書いてしまった。明日30日は確かサッカーの国際試合があったよね。サッカーファンのtetsuは試合が気になって仕方ないかもしれないねー。リハーサル中にベース弾きつつ試合観戦してたらしいしねー。

あいぼん…だっけ?

2008-01-26 17:18:41 | 日記
加護亜依は好きだ。元モーニング娘。、元タンポポ、元ミニモニ。、元W(ダブルユー)。未成年なのに喫煙してたのがバレて事務所をクビになった女の子。…私が加護ちゃんに興味を抱き始めたのは、ハロプロを辞めさせられた後だ。去年の秋、ブックオフでなんとなく手に取ったタンポポのベストを聴き、最年少のくせに妙に表情豊かな彼女の歌に興味を持ち、youtubeで動画漁ったり他のCDを中古で探したりした。
リアルタイムでは全く興味の対象外だった加護ちゃん。故に私は彼女について色々と勘違いをしていたようだ。私だけじゃない。ハロプロに接することなく過ごして来た人の殆どが、加護ちゃんのことを「あどけなくていつまでも子供っぽいアイドル」というイメージで見ていたと思う。…でもきっと違うね。
2000年の春。最年少、12歳という年齢でモーニング娘。に入ってきた加護ちゃん。当時はモー娘。全盛期だったから、「新メンバー加入」というニュースは割と大きな芸能ネタとして扱われたため、ASAYANを見ていなくても翌日のワイドショーやスポーツ新聞を見れば新メンバーの詳細を詳しく知ることができた。ニュースを見た人々は驚いただろう。「え!?12歳の子供がモー娘。入るの?しかも二人も??大丈夫かよ…」。同い年ということで常にセット扱いだった辻ちゃんと共に、加護ちゃんのモー娘。加入には驚かされた。辻ちゃん加護ちゃんはルックスも超子供っぽかったし、特に加護ちゃんなんて赤子のようだったし、「『抱いてHOLD ON ME』とか歌えるのかな…この子…」と勝手におせっかいを焼いたり。
しかしよく考えたらさ、12歳の女の子って実は大人が思うよりも相当マセてる子が多いんだよね。自身を振り返ってみたり、教育実習などでの体験を思い返してみると、12歳の女の子といえば、クラスの男子が異様にガキ臭く思えて「男子って子供だなー…いつまでたってもバカやってるなー」と軽く見下すような心情を大体の子が持っている。男の子が女の子の成長に追いつくのは、多分高校生ごろではないだろうか。それくらい女の子は精神的に大人になるのが男の子に比べて断然早い(もちろん例外もあるだろうけど)。で、加護ちゃんも男子を見下すマセた女子グループにいたのでは、と推測する。だってさ、地方在住の12歳の子供がアイドルになろうと単身上京するって、実はかなり度胸の要る事だったはずだ。相方の辻ちゃんは東京生まれらしいからずっと親元で暮らしてたようだが、加護ちゃんは家族と離れて奈良から上京した。12歳にしてこの決断…。子供っぽいルックスとは裏腹に、彼女の内面はおそらくかなり大人っぽかったはず。加護ちゃんがモー娘に入った当時、「うわー、ガキじゃん」と感じた中学生男子とかよりも余程大人だったはずだ。で、12歳にしてアイドルデビューして、大人の世界で仕事をし始めたわけで。世間一般のマセた12歳の女の子よりも、さらに大人になっていったのかもしれない。そうそう、思い出した!加入直後、少年マガジンのグラビアに登場した時、加護ちゃんは「好きなブランドはプラダ」とか言ってたよ。多分母親とかの影響だろうけど、マセてるって、やっぱ。ちなみに後藤真希の好きなブランドはエイプだそうだ。この二人だけ何故か今突然思い出した…。
プロデューサーのつんくも、そんな資質を見抜いていたのだろう。だから加護ちゃんをタンポポに加入させたはずだ。飯田香織、矢口真理、石川梨香、そして加護ちゃんからなる2期タンポポ。4人になってからの初のシングル「乙女パスタに感動」は、大学生かOLぐらいの女の子が登場する、ほんの少しだけ大人っぽい歌詞の楽曲。この曲の世界観に、12歳の加護ちゃんは違和感なくあっさりと入り込んでいる。
でも、中身が大人でも外見はデビュー当時からずーっと一貫して赤子のようだったから、「加護ちゃんっていつまでたっても成長しねぇなぁ」と思われていたのだろう。私だってそう思ってた。高音ボイスを操って楽曲にフックを入れてみたり、低い声でコーラスを支えてみたり、バラエティ番組で浜崎やGacktやあややのモノマネを器用にこなして笑いを誘ったり、「こちら本池上所」にレギュラー出演して手堅く演技を披露したり…実は手持ちの武器がとても多かった加護ちゃん。でも、もう表舞台に帰ってくることは無い…。

秘密のHz

2008-01-21 22:09:40 | 音楽
2007年2月の「Flavor of life」リリース以降、ほぼ定期的に曲を発表し、3月19日にはアルバムが出るという吉報も届けてくれた宇多田ヒカル。そのアルバムの先行シングル「Heart Station/Stay gold」を聴いた。…ぬ~…早くアルバム聴きてぇ!前作「Beautiful World/Kiss&Cry」も当然のように良いシングルだったが、他にもこんなに良い曲を作っていたのか…と驚愕してしまう楽曲である。ブログでは相変わらずぬいぐるみと遊んでる写真やらちょんまげのカツラをかぶって喜んでる写真やらをアップしまくり、とにかくおバカな一面ばかりを押し出し続けている近年の宇多田だが、本業の音楽の方は相当充実しているようだ。なんか…立て続けに名曲を発表する様は6年前の、『DEEP RIVER』リリース前を思わせるなぁ。「traveling」「光」「SAKURA ドロップス」「Letters」と、名曲をここぞとばかりにリリースしまくってたあの頃みたい。
「Heart Station」は、オンエア解禁日の夕方、この新曲をいち早く聴きたいと思いラジオの前でMD録音の準備しながらスタンバって捕獲した。一切聴いたことない曲のハズだけど、ふわっとイントロが流れてきた瞬間、それまでラジオで流れていた音楽とは違う空気を感じて、「あれ?あれ?あれ?まさか?」と思いながら恐る恐る録音ボタン押したら、しばらくして予想通り宇多田の声が…重度の宇多田ヲタになりつつあるかもしれん…。さて、曲。曲調や詞は全く違うものの、なんとなく名曲「DISTANCE」を彷彿とさせるミディアムテンポの軽やかな曲。軽やかに緩やかに聴く者の心を高揚させていく、魔法みたいな曲だ。あまりにも魔法が効き過ぎて、初聴きで涙出そうになった。曲名の「Heart Station」は、電波に乗せて人の想いを届けるラジオ局という設定らしい。「私の声が聴こえてますか 深夜1時のHeart Station チューニング不要のダイヤル 秘密のHz」と、さりげなく脚韻(頭韻も?)を踏みながら風のようにスキップしながら人の心をかき乱す。あぁ…この曲を聴くこと=Heart Stationにダイヤル合わせることなんだな……。他人が繰り広げる恋愛をラジオ局という場所で俯瞰しながら応援しているような歌詞だけど、同時に非常に私小説的な香りも。不思議な曲だわ。
「Stay gold」の方は去年の秋からシャンプーのCMでオンエアされまくっていた曲。チープに響く電子音と柔らかさを極めた温かく広がりのあるピアノとが絡まりあって、宇多田独特の浮遊感のある音世界を構築したトラックがこれまた味わい深い。決して最先端の音楽を志向してるわけじゃなさそうなのに、誰にも似ていない新鮮な音楽を作り続けてるんだよ…。歌詞の方はサビで「大好きだから ずっと」という、数多のラブソングに登場してきた定番フレーズを連発。しかし曲のアレンジが何処にもないものなので歌詞も新鮮に響く。あと凄く良いなと思ったのが「悲しいことはきっとこの先にもいっぱいあるわ my darling stay gold 傷つくことも大事だから」というフレーズ。これぐらいの気構えで生きていけたら人生怖いもの無しだろうな。胸にしまっておきたくなるぐらい好きだ、ここ。
宇多田は以前インタビューで、「コアな固定ファンは要らない」という旨の発言をしていた。盲目的に自分を応援するのではなく、新曲を出す度に「この曲好きだな」「この曲は全然好みじゃないからどうでも良いや」と各自で判断しながら自分の曲を聴いて欲しい、と。宇多田のCDの売り上げの振り幅の激しさを見ると、本人のこの希望は叶ってるようだ。でも私は『DISTANCE』以降の楽曲はなんだかんだでずーっと好きだな。問題作といわれ、一気にファンが離れ売り上げが落ちた(それでも90万枚とかだけど)『ULTRA BLUE』も大好き。ついでに一番聴かなかった『First Love』も最近やっと良さがわかってきたし(いくらなんでも遅すぎ)……好きになれない要素が無いなぁ、宇多田ヒカルの曲は。

Drink it down

2008-01-15 00:03:28 | L'Arc-en-Ciel


今春発売予定の、ラルクの新曲「Drink it down」。発売日は未定だが、この曲とタイアップしてるPS3用ゲーム「デビルメイクライ4」の宣伝映像で年末から早くもオンエアされている。ゲームやらないからどんな内容なのか全く分からないけど、曲聴いた感じだと怖いゲームなのか?イントロの不気味なメロトロンの音色にフワっと引き込まれる。作曲はゲームの大ファンでもあるドラムのyukihiroだが、hydeがギターのリフを加えたり、kenがAメロ、tetsuがサビを改作したりと、殆ど4人での合作状態で作られた曲らしい。「yukihiro作にしてはサビがメロディアス…というかtetsu作曲の「finale」という曲に激似だなぁ」と思ってたので曲が出来た経緯を知って納得。最新アルバム『KISS』では各作曲者がアレンジの主導権を握り、作曲者のイメージ通りになるように曲を完成させる、というやり方で作られたらしいが(hyde主導でディスコパンクやクリスマスソングなどの大冒険曲が作られたり、ken主導で「DAYBREAK'S BELL」の掟破りのドラムフレーズ&驚異のサビメロが作られたり)、「Drink it down」では逆の作り方をしたようだ。いろいろ出来るのねぇ…。「finale」テイスト満載のこの曲…なんか、アップテンポの「finale」って感じなんだよね。私はあの曲大好きなので嬉しいぞ。tetsu作曲で一番好きだ。ipodで早速聞きまくりである。
ところで、現在ラルクはアリーナツアーを敢行中。年末にさいたまスーパーアリーナ、年明けてつい先日、大阪城ホール、そして次が名古屋の日本ガイシホール。終わったばかりの大阪城ホール4daysのライブレポをネットで見たが、初日は「tetsuに全く愛想が無かった」「tetsuちゃんとコーラスしろよ」とtetsuの不機嫌への不満が噴出していた(後日、体調不良だったことが発覚)。しかし三日目のtetsuは異様にご機嫌だったようで、珍しくMCもしたとか(後日、酒井彩名ちゃんが観に来てたことが発覚)。まぁ、いろいろあったようだ。私はたとえtetsuが不機嫌だろうが、ベースさえちゃんと弾いてくれれば満足だけどねぇ(演奏グダグダだったら文句言いまくるかも?そんなライブ無かったけど)とりあえず演出が凝りまくりらしいし、懐かしのあの曲が聴けるらしいというのが分かり、ワクワクが止まらない。また、このブログでダラダラと感想をレポるのだろう。しかも今回は2daysだから二日分も。個人的に日本ガイシホール好きなので(言うまでもなく名古屋レインボーホールのことだ)、あの会場に行けるだけで楽しみ。アリーナクラスだけど小さめだし完全な円形だからどこからでも割と見やすいし。あと、JR笠寺駅からガイシホールへ続く歩道橋が好きなの。ダフ屋のオッサンと、コスプレやロリータ、黒服のラルクファンでごった返すカオスな中を通り抜けるのが楽しい。他のミュージシャンのライブではなかなか見られない光景だよね。
今回珍しくグッズ買うのも楽しみ。ポーチがなんだか可愛くて。ま、ポーチ以外はいらないんだけどね。だっこちゃん風のシエルちゃんの人形「ハグハグシエルちゃん」(「Pretty girl」の歌詞「ハグしてキスしよう」から引用したのだろう)なんて誰が買うのさ!?


Higashino!!

2008-01-10 01:18:53 | テレビ
今日は一月二日に放送された「プライベートでごめんなさい 東野&岡村インド旅」の感想を。感想をだーっと書く前に、この番組の制作発表みたいな場での東野の発言をまず引用したい。

「岡村君は人を信じていない孤独な目をした少年なんです。悲しみしか映っていない少年。 僕は、無理に心を開かせようとせず、大きな愛で包んであげているんです。」

この発言を聞き、普通の人は「だよね、岡村って私生活暗そうだし、海外旅行も縁なさそうだし、先輩とインド行くのも良いよね」と思うのだろうか。だが、東野ファンなら誰もがこう、つっこむだろう…「人を信じていないのはアンタだろ、東のり…」と。心を閉ざした二人の才能ある芸人たちのインド旅行。見る前から期待煽られまくりの番組であった。
プライベートでの海外旅行経験が無いという岡村を、仲良しの先輩芸人・東野がインドに連れていく、という流れで番組は進んだ。何故行き先がインドになったのかと言えば、東野が「ガンジス河で沐浴をしたい」と強く主張したため。インド到着後、首都のニューデリー行きのバスに乗ろうとするも、インド人だらけのバス車内に怯え(インドなんだから当たり前だが)、「乗るのやめましょうよ!危険ですよ!」と訴える岡村に東野が爆笑しながら「大丈夫やから!」と言い聞かせるなど、序盤は小心者の岡村を東野が励ましながら旅をしていた。ニューデリーに着き、本場のインド料理を堪能しようとするも「インドなのにカレーが不味い」という事態に陥ったり、頼んでもいない料理が勝手に次々と運ばれ、結局全額分の支払いを請求されるなど、異国ならではの珍トラブルが絶えず起こる。トラブルにげんなりする岡村を励ます、頼もしい東野。
しかし案の定、大方の東野ファンの予想通り、彼はあっさり本性を現す。安ホテルに着き、東野は財布が無くなっていることに気付くのだ。この場合、普通なら真っ先に街でインド人にスられたのでは?と思うだろう。しかし我らが東のりは、真っ先に同行スタッフを疑った。人を信用しない東野、ここにあり、である。ここから東野と岡村の立場は逆転する。不機嫌になっていく東野を、岡村がなだめるのだ。
翌日、二人は世界遺産のタージマハルに向かう。道中、二人は「オートリキシャ」とよばれる三輪バイクみたいなタクシーを利用しようと、乗り場に沢山いるドライバー達と運賃の交渉をする。英語が得意なインド人と交渉がまとまりかけた時、同行スタッフが「もっとインド人っぽい人と交渉して」と指示。普通の服装で英語ペラペラのシティー派(?)インド人ではスタッフ的には不満らしい。そこでいかにもインドっぽい服装のドライバーと交渉するが、先ほどのシティー派インド人が「俺が先に交渉したんだから俺のタクシーに乗れ」とクレーム。スタッフのせいで揉め事になりそうな雰囲気…。そこで東野が苦し紛れに「This is TVプログラム!We need him(インド人らしいインド人)!」とシティー派に訴え、事なきを得る。
タージマハルに着くと、二人はその美しさに感動し「今までインドであった嫌なこと全部忘れた!」とはしゃぐ。しかしその帰り道、タージマハルの観光客を狙って土産物を売り付ける大量のインド人に出くわし、また不機嫌に…。インド人にもみくちゃにされながら「NO!NO!」を連呼する東野・岡村。そんな彼らに追い打ちをかけるように、もっと土産屋のインド人と絡むよう指示する同行スタッフ。「いかにもインド」な光景をカメラに収めたかったのだろう。そんなスタッフの態度を受け、東野は表情を曇らせる。ラクダが引く車に乗り込み、車内でスタッフに「こっちは大変やねん」と文句を言う東野。そして、インドっぽい映像を求めるスタッフからの「あそこの露天で髭剃ってください」指示を聴こえないフリして無視したことを暴露。しかしスタッフや岡村に説得され、結局髭を剃ってもらうことに。この髭剃りは予想外(?)に丁寧だったようで、すっかり気を良くした東野は「さっきカリカリ怒ってごめーん」と陽気に謝るのだった。
しかし陽気になったのも束の間、食事をどうするかでまたスタッフと揉める東野。あくまでインド料理を食べるよう勧めるスタッフと、「インド来たらインド料理以外食ったらいかんって…キミ考え方古いわ!」と抵抗する東野。そしてなだめる岡村。東野の精神はどんどん不安定になってゆく…。挙句の果てに、彼の発案でありこの旅の目的「ガンジス河で沐浴」を、あろうことか拒否し始める。「ガンジス河で日の出を見たいとは言ったけど、沐浴したいとまで言ってない」と主張する東野と、「いや、沐浴したいって言ってました」と主張するスタッフ。苦笑する岡村。はるばるインドに来て今更何言ってんだよ東野…(笑)。だが、精神が不安定な分、テンション上がる時はグっと上がる東野。路上に居たヘビ使いの芸を見て、ヘビを首に巻いてスタッフ記念撮影をした時はハシャいでいた。その後移動の車で「この旅、岡村が居なかったら成立せえへんわ」とつぶやく東野。スタッフと揉めそうなとき、東野をなだめる役として岡村は機能しているのだ。「普通ロケ行くと僕は大体暴走したりする役ですからね。新境地開きましたわ」と岡村。その後も岡村はゾウに乗るのを嫌がる東野を説得したり、ターバンを買うことを提案したりと、インド旅行を盛り上げようと気を使う。それなのにゾウの上で岡村に「今どんな気持ちですか?」と聞かれた東野は「早よ降りたい…」と一言。
この番組のハイライトは、インドの子供たちに二人が遭遇する場面だった。撮影してることに気づき、カメラの前に子供達が集まってきたのだ。子供たちに向かって「Everybody say ヒガシノ」と煽る岡村。それに答え「ヒガシノ!ヒガシノ!」とカメラ目線で連呼しまくり盛り上がるノリの良い子供たち。コール&レスポンスは止まらない。そんな岡村と子供たちを尻目に、とっとと車に乗り込む当の東野…。二人が車に乗った後も、子供たちは窓ごしに元気に「ヒガシノ!ヒガシノ!」と盛り上がる。岡村は手を振って「Next timeヒガシノ!」と返すのだが、東野は相変わらず子供の方を見ず、無表情。「気分害されました?」と岡村が聞くと、「東野が入られへん『ヒガシノ!』てどういうことや」と東野。コール&レスポンス合戦に入るタイミングを逃してしまったのが悔しかったらしい。この答えを聞いてホっとしたよ。子供を無視する東野、病んだオーラ全開だったもの…。
バラエティー番組ではあまり見られない、プライベートな「病んでる東野」全開で、多くの東野ファンを満足させた今回の番組。「制作発表での発言は何だったんだよ」という感じの東野の振る舞いと、そんな東野をフォローする岡村…最高であった。長々と書いてしまったが、他にも面白い場面は沢山あった。動画サイトなどで見れるといいねぇ。 

番組ハイライト



ODO

2008-01-09 02:17:25 | 音楽
TBSラジオで「封印歌謡大全2」という番組が先日放送された。歌詞の内容に何らかの問題があるとされ、メディアが放送を自粛してきた歌謡曲を、思い切って一気に放送してしまおうという冒険番組。メインパーソナリティーははライムスターの宇多丸で、パート1は昨年の夏に放送された。前回の放送では、「自粛度Aランク」の代表曲らしい、岡林信康の「手紙」がオンエアされ一部で話題を呼んだそうだが、今回も「封印歌謡」の代表とされる曲がずらり。以下、曲リスト。

1.  イムジン河 フォーククルセダーズ (1968)
2.  自衛隊に入ろう 高田渡 (1968) 
3.  黒いカバン 泉谷しげる (1971) 
4.  れ・い・ぷ フィーリング 小林万里子 (1979)
5.  おど 三上寛 (1971) 
6.  からっぽの世界 ジャックス (1968) 
7.  金太の大冒険 つボイノリオ (1975) 
8.  本願寺ぶるーす つボイノリオ (1970) 
9.  飛んでスクランブール つボイノリオ (1996) 
10.  山谷ブルース 岡林信康 (1969) 
11.  おそうじオバチャン 憂歌団 (1975) 
12.  お政治オバチャン 憂歌団 (1976) 
13.  つくばねの唄 あのねのね (1975) 
14.  悲惨な戦い なぎら健壱 (1973) 
15.  さすらい 克美しげる (2007年ver.)

殆どが初めて聴く曲ばかりだったが、どれも衝撃的であった。まぁ、放送自粛どころか発禁にまでなった「イムジン河」は、最近は映画「パッチギ」で大フィーチャーされたこともあり、特に衝撃を受けることは無かった。メロディアスだしキャッチーだし、歌詞にもこれといって問題点は見当たらないし、普通のフォークソングにしか聴こえなかった。自分には。とにかく今回放送された曲で一番衝撃だったのは三上寛の「おど」だ。こ、怖すぎる…。「おど」とはおそらく津軽弁で「父親」。この父親の暴漢ぶりのせいで、三人の家族が悲惨な形で命を落とした…家族を「殺した」父親への恨みを恐ろしく湿っぽく、そして激しく歌に込めた、殆ど「父への怨念」で出来ているような楽曲。これを午後7時台のラジオで流す、というのは大変な暴挙のような気がする。パーソナリティの宇多丸は、楽曲に対して「歌詞に問題がある」「放送に適さない」等の理由をつけ、「聴いた人が不快に思う可能性がある」と放送を自粛しようとするメディアに対し異を唱えている人だ。で、私もメディアの判断で特定の楽曲を放送自粛するということに対して割と否定的に思っているのだが…「おど」は自粛されても仕方ないのでは。いや、私はあのおどろおどろしさがヤミツキになって何度も聴いてしまったけどさ、やっぱ大多数の人は不快に思うだろう。遅くない時間帯に「おど」流しちゃって大丈夫だったのかな。車を運転中にたまたまTBSラジオつけてて、たまたま「おど」聴いた人とか、相当ビビったんじゃないだろうか、「おどーーーーー!!!」の部分で。
ただ、「おど」のような暗い楽曲ばかりがオンエアされたわけではない。中盤の「つボイノリオ特集」にはかなり笑わされた。卑猥な単語を、文節を操作し、意識しなければ普通に聴こえるものに仕上げた楽曲を多数生み出したつボイ氏。東海地方の住人なら、CBCラジオのパーソナリティーとしてもお馴染みの彼だが、この人も「封印歌謡」の常連。「金太の大冒険」と並んでつボイノリオクラシックである「インカ帝国の成立」は、放送禁止用語をあまりにも堂々と連発しまくってる曲だからオンエア無理だったみたいだけどね…。


難聴

2008-01-08 01:56:59 | 日記
浜崎あゆみ、左耳が聞こえないと告白(日刊スポーツ、- 01月07日 02:03)

今年デビュー10周年を迎える歌手浜崎あゆみ(29)が、左耳の聴覚をほとんど失っていることが6日、明らかになった。  ファンクラブの会員制サイトに「左耳は、もう機能しておらず、治療の術はない」と自ら書き込んだ。その上で「右耳がいけるところまで、限界まで、歌い続ける」と歌手続行への強い意欲を示した。 浜崎は00年には突発性内耳障害でコンサートツアーを延期したことがあるが、所属事務所は4月からの記念ツアーなどスケジュールの変更はないとしている。

浜崎あゆみのファンではないし、別にアンチでもない。そんな私が思ったことをつらつらと。

「アルバムのリリースタイミングでこういう重大ニュースを発表すると、意地悪な人に「同情を誘う商法っすか?」とつっこまれちゃいますよ」と思わなくもなかったけど、まぁ、本当に大変だし、死活問題だし、色んな意味で勇気ある発表だなぁと思う。彼女は確かパナソニックのCMに出てたよね?パナソニックのデジカメやらオーディオ製品の宣伝をしてた。デジカメは良いとして、オーディオ製品のCMはもう出来ないでしょう。「クリアな音質!」とかあゆに言われても「あゆの耳には、ちゃんとクリアに聴こえてるの?」とつっこまれちゃうもんね…。
さて、報道によると、彼女が耳の病気を発症させてしまったのは2000年。なんと7年以上も前の事らしい。その病気が悪化して、今回のような事態になってしまったという。取り返しのつかないことになる前に、活動休止して治療に専念する道もあったのでは?と、ただただ疑問に思わずにはいられない。彼女ほどの超大物なら「耳の調子悪いから1年休ませてよ、休ませてくれなきゃエイベックス辞めるよ?」とスタッフ、いや、社長のMAX松浦(笑)に主張すれば通っただろう。というかアーティスト生命に関わることだし、本人及びスタッフは絶対なんとか手を打つべきだっただろう。彼女一人が活動休止しても、売れっ子を多数抱えるエイベックスの業績が傾くとは正直思えないし。それでも彼女は仕事量を減らさず、CDを相変わらず出しまくり、ライブもバンバンこなしていた…。
難聴を抱えて活動を続けた理由は「ファンのため」とか「金儲けのため」とか色々あるだろうが、一番の理由は、おそらく「今活動休止したら後輩にどんどん追い抜かれる」とか、スターならでは危機感から来るものだったのではないか?なんてったって彼女はエイベックスのトップにまで駆け上がった人である。かつてエイベックスのトップだった安室奈美恵が出産のため活動を休止し、その間にトップの座を浜崎に奪われる、ということがあったわけだが、その時と同様に、自分が耳の治療に専念してる間にトップ、いや、「エイベックスの女王」の座を誰かに奪われるなど、彼女には堪えられなかったかもしれない。「大丈夫、耳の調子はよくないけど、ライブもレコーディングも出来る…」そう自分に言い聞かせていたのではないか。しかし結局、時代の流れなどもあり、現時点ではエグザイルや倖田などにトップの座を譲ったような状況だが…。
それにしても、休養せず働きまくり、毎年大規模なツアーこなしてたら、耳の病気は悪化するに決まってるよ。ファンの人たちは今回の報道を受けて、「あゆは耳の病気を抱えてずっと頑張ってきたんだ、それでもこの先も歌手辞めずに頑張るなんて…さすがプロだ」、って感じなのかな?mixi見てるとこういう意見が大多数なのだが。うーん…「プロ」ってなんだろうねぇ…。爆弾抱えながら音楽活動を頑張ることがプロの仕事だとは、私はあんまり思わない。私の従妹が先日カウントダウンライブを東京まで観に行ってたけど、「なんかあゆつらそうだったよ…」という感想をもらしてたよ。そりゃつらいだろうよ、片耳聴こえないんだもん。満足に音程とれないよ。ちゃんとした治療をしなかった結果、音程を取り難くなってしまったのだとしたら、それはプロ失格なんじゃないか、と少し思う。
これから彼女はライブで音程を外すたびに「耳が聞こえないのに歌うって大変だ…」とファンに心配され、同情されるのだろう。つーか同情するしかないだろう、ファンなら。プロとしてどうなんだろう、それ。

初笑い

2008-01-05 16:51:52 | テレビ
あけましておめでとうございます。お正月はいろいろ出かけたりテレビ観たり漫画読んだりしてたのでブログ更新をすっかり忘れてしまっていた。もう5日かよ!さて今年一発目の記事は正月に見たテレビ番組について書こう。
とはいっても真剣に見た番組って二つだけなんだよね。毎年欠かさずみているテレビ東京の、年明け直後からスタートする今田・東野司会の9時間お笑い番組と、二日の午前にやってた東野とナイナイ岡村が二人でインド旅行する番組。二つとも最高だった。正月早々最高の初笑いを提供してくれた。9時間番組は今田・東野の下に吉本若手大集合。若手たちを愛のあるツッコミで持ち上げつつビシバシ仕切りまくる今田と、他人に興味が無い素振りをみせつつ若手のオイシイ所を引き出しまくる東野。さらにスベった若手を風のように素早くフォローする千原ジュニアも加わり、もはや「これで面白くならないわけがない」と自信を持って断言できる神番組。振り返って見ると、この正月特番以上に笑えるお笑い番組って最近は無い気がする…。ハイライトは盛りだくさん。板尾さんの不可解な行動を予想するクイズや、女芸人たちが憧れのイケメン芸人とキスする権利を得るためにストッキング被ってハイハイするレース(なんじゃそりゃ)、ネタなのかガチなのかちょっとわからなかった木村祐一と千原せいじの争いとそれを笑いながらも必死に諌めようとするWコウジ、芸人達のネタの多くが不発に終わり、新年早々ダメージを与えたかもしれない(特にケンコバ…)恒例の「ジュニアのイス-1グランプリ」、そして出演芸人たちを今年の仕事運が良い順に格付けする毎年大波乱のラスト…お、お腹いっぱいだわ。
9時間中最も爆笑させられ、呼吸困難に陥りそうになったのは深夜三時ごろの女芸人たちの戦いだろうか。森三中、ハリセンボン、山田花子、しずちゃんらが参戦。憧れの芸人を一人選び三輪車に乗せ、その三輪車をハイハイしながら引っ張りゴールを目指す壮絶レース。顔には一瞬で顔をキュビズム化する破壊兵器・ストッキングを装備。レースは二回行われ、チュートリアル徳井は二回とも指名を受けるなど新年早々イケメン振りを発揮。一回戦目では森三中・村上に指名を受け、見事レースを制した彼女とキスする事に。二回戦はしずちゃんに指名を受け、しずちゃんも奮闘するのだが、「二回連続徳井がキスするんじゃ物足りない」というスタジオの空気を読んだ東野が司会を放棄しレースを妨害。「また徳井になってまうがなー!」としずちゃんを羽交い絞めにし、結局森三中・黒沢と千原ジュニアがキスすることに。東野GJ過ぎる。変態キャラが定着した徳井は、見ていて爽快なほど熱いキスを村上に連発。自他共に認める面食いらしいジュニアは嫌々ながらも黒沢と…。
占い芸人・小笠原まさやによる、恒例の売れる吉本芸人ランキングでは、1位が雨上がりの宮迫、最下位である104位がタカアンドトシのタカという結果に。昨年1位だったたむらけんじの躍進(芸人としてではなく、主に焼肉店店主としてだが…)を考えるとバカにできないランキングである。低位置にランクインした先輩芸人に対し萎縮しながらコメントする小笠原、そして小笠原をかばうWコウジ…しかし自身が良くない事を言われると小笠原をビンタする東野…この人間性(笑)。さて、今年大作映画に出る予定の1位・宮迫はそっちのほうで大活躍するとの予言が。盛り上がるスタジオ。そして、すぐそばで落ち込んでるタカを「宮迫大活躍だって!!」と挑発するWコウジ…(笑)。昨年末に彼女にフラれるという憂き目にあったタカは「出口の見えない暗い迷路をさまよう」とのこと…。9位というかなりの上位にランクされた今田は小笠原に「紙媒体の仕事が増える」と予言され、やや困惑。102位のケンコバには「東京の仕事が増え、芸風に牙が無くなる」という痛い予言が…。
とまぁ、盛りだくさんでございましたよ。他にも色々あったな…。あ、芸人が一発芸を披露するコーナーでは、「エロ詩吟」というキラーネタを披露しWコウジを魅了した天津・木村が面白かった!完全にその場をロックオンしてたが、ネタがネタだけにゴールデンタイムの番組では披露出来なさそう。ムーディ勝山のような躍進はムリだろうなぁ。あと、アップダウン・阿部による、ケンコバの助言により登場したらしい「アベギスハン」…「HG、RGに続き、また酷い種をまいてしまった」とケンコバは反省していたが…。

しまった、9時間特番のことしか書いてないぞ。しかもまだ書き足りない。私は今田・東野のあの完璧な仕事ぶりに感動すら覚えたんだけど、同意してくれる人周りに居ないからついつい熱くなってしまうなぁ。この番組、これからもずっと続いて欲しい。東野・岡村インド旅行についてはまた今度。