拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

さよなら2012年

2012-12-31 18:50:32 | 日記
大晦日ということで、2012年を月ごとにざっと振り返ります。


【1月】
◆『THE HYDE』発売
hydeおじさんの誕生日に発売された初の自伝『THE HYDE』。長年ファンやってるのでプロフィールや、子ども時代の話などは当然知ってたりしたんだけど、この自伝で初めて知るような重い話も載ってて。一番印象に残ってるのは彼が結成当時か現在までのL'Arc-en-Cielについて振り返って語ってる章だろうか。ラルクを抜けようとしてた時の話。やっぱこれだね。90年代末のラルク全盛期を駆け抜けて疲れ果てて、メンバー間やスタッフ間の信頼も希薄になって。実際、2000年ごろのラルクは、当時中学生の私ですら心配になるような殺伐さがあって(でもそれはそれで超かっこよかったんだけど。『REAL』さいこー)。やがてバンド続けるのはもう限界だと感じてソロ活動スタートさせて。2002年頃、メンバー3人に「ラルクやめたい」って手紙を書いて…。そんなヘヴィーな手紙貰ったら落ちるよな。ある意味sakura事件以上の危機を乗り越えてなんとかラルクを再生させたリーダーのtetsuyaさん、本当によく頑張ったなぁ…と思い、私は『THE HYDE』を読破した後、「2012年はtetsuyaを激推ししよう」と心に誓ったのだった(でもすぐ忘れた)。ラルクって、tetsuyaがリーダーだけど、彼をリーダーに祭り上げたのはhyde、kenちゃんやユッキーをメンバーに入れようと口火切ったのもhyde…って考えると、この人裏番長かもしんないですね。裏番長がこだわりぬいたデザインだけあって、中のページレイアウトやハードカバーの渋い装丁が凄く可愛い。


【2月】
◆ラルク超久々のアルバム『BUTTERFLY』リリース。
2月はコレしか無いね。このアルバムの収録曲が発表された時、あまりのシングルの多さにたくさんのラルヲタがブーブー言ってたけど、アルバムとしての流れが凄く良いから、今となっては何とも思わない人も多いんではないかな。とにかく「CHASE」と「XXX」が良すぎるので、この2曲で始まる冒頭でもう「はいオッケー!!」って感じでしたよ私は。アルバム曲も、ラルクワールド全開の「wild flower」とか、異色のシューゲイザー(??)風「未来世界」など、少数精鋭って感じでハズレなしだと思う。このアルバムリリースに伴って、色んなテレビに出てくれたのも嬉しかったね。NHKとテレビ朝日のラルク20周年特番は永久保存版です。あ、ついでにオリラジとトークしたMusic Loverも。

【3月】
◆Perfumeやcali≠gariのライブを観る。
Perfumeはブログに書いたよな。スタンド一列目でめっちゃ近かったのよ。cali≠gariはZeppでのイベント「名古屋地下室」で、ムックやリンチと一緒に観てきた。ムッカーの皆さんの揃いまくりのノリに少々怖気づきながらも楽しんできましたよ。

◆ラルクワールドツアー始まる。
香港からラルクのワールドツアーがスタート。もちろん私は行ってないですが、ネットのニュースで各国でのライブの様子を知ったり、現地のファンがスマホで撮ったライブの動画(海外は緩いねw)を見たりしながらラルクおじさん達の無事を祈りつつ応援してました。日本人初のマディソンスクエアガーデン公演なんていう、ラルク史、いや邦楽史に残る(?)出来事もありましたね。MSG公演のDVDがこれまた素晴らしいので、いつか記事に書く。

◆『クイズタレント名鑑』が終わる。
ロンブー淳司会の下世話なクイズ番組が視聴率低迷で終わってしまった。旬を過ぎた芸能人たちを失礼を承知でイジり倒す淳や、クイズ解答者の有吉、おぎやはぎ、FUJIWARA達の暴言が毎週楽しみで見てたんだけどね。さすがに下世話過ぎたのかなぁ…でもこれほど笑えるバラエティ番組って久々だったのになぁ。

【4月】
◆Sexy Zoneが気になってしょうがなくなる。
デビュー曲「Sexy Zone」をリリース当時Mステで聴いて以来気になる存在だったセクゾン。「おもしろい子たちが出てきたなーww」と半笑いで応援してたんだけど、4月リリースの2nd「Ladyダイヤモンド」が鳥肌モノの名曲だったもんだからさあ大変。イマイチ伸びないCDセールスや、低視聴率過ぎて話題になったメンバー出演ドラマなど、彼らのあまり明るくなさそうな先行きを心配しながら応援するようになってしまった。キラキラ輝きながら全速力で走るジャニーズ最年少アイドルSexy Zone。私のセクゾンへの強い思い入れは、5人時代…特に超キラキラしてた2005年ごろの、日本デビューしたばかりの東方神起(K-POP度薄め)をリアルタイムで応援しなかった事へのリベンジ魂が源泉なのかもしれないな、と、ふと思うことがある…。

【5月】
◆三週連続でラルクを追いかける。
ラルクワールドツアーの凱旋公演を三週連続で観に行った。5月は本当にラルク一色でしたね。ブログの更新も多いし。日産もUSJも国立も、それぞれ思い出に残るライブで本当に行って良かった。観光も出来たしね。国立は叶うならもう一度行きたいな。凄く素敵な会場だった。


【6月】【7月】
まぁ…マジメに働いてました。暑さに耐えながらね。

【8月】
◆SMAPドームツアー始まる
2012年の前半がラルク一色だったとしたら、後半、というか夏以降はSMAP祭りでしたね。福岡までツアー初日観に行っちゃいました。結局今年のツアーは福岡と名古屋を観たんだけど、初日の福岡の方が圧倒的に面白かった。SMAPのライブってリピーターがめちゃくちゃ多いから、公演重ねるごとにみんなペース配分を掴んできて、「この曲はあっちからメンバー出てくるから凝視」「ここは座って休もう」「ここでトイレ行こう」みたいな雰囲気が充満してる気がして。それがあんまり好きじゃなくて。でも福岡は、初日だから当然なんだけど、ライブの内容を知ってる人が周囲に一切居ない。みんな終始必死で会場内をキョロキョロしてて、思わぬところから思わぬ演出で出てくるメンバーにびっくりしたりして。ジャンクション(映像の演出)がいつ終わるかもわかんないから立ったり座ったりするタイミングもみんなバラバラで。新鮮な驚きの連続だから盛り上がりもハンパ無かったしね。初日、病みつきになりそうです。そうそう、韓国人のSMAP友達が出来たのも良い思い出。

◆VAMPSのZeppツアー
もちろん行きましたとも。SMAPの直後だったせいで脳内は完全にSMAPモードだったんだけど、ライブ中はちゃんと切り替えて(当たり前だろ)VAMPSを楽しみました。ファンのノリが前のツアー以上に凄くなってて少し心配になったけどね。8月は、VAMPSのラグーナ蒲郡公演が最高の思い出として残ってるファンがめちゃくちゃ多いみたいだが、私は行かなかった。日焼けしたくなかったから。でも行った人の話聞いて、ちょっと後悔した。

【9月】
◆SMAP熱が天井知らず
福岡に続き、地元のナゴヤドーム公演にも行きました。今回のツアーは「GIFT曲」という、SMAPの過去の名曲を毎日日替わりで披露する最高に素敵なコーナーがあって。福岡初日では突然の「Summer gate」にみんな動揺しながら大盛り上がり。以降、その日のSMAPのライブが終わるたび、ツイッターで「今日の日替わりは○○だったよ!」みたいなレポを待つ、みたいな日が続き、ずっと盛り上がってたのが9月。個人的には「Major」「君と僕の6カ月」「泣きたい気持ち」辺りが、羨ましくて仕方なかったです。でもいいもん。サマゲと「STAY」聴けたもん。

【10月】
◆ブルボンが「ラルク」というお菓子を発売
夏の終わりごろから噂されていた、とんでもない名前のお菓子が遂に発売されたのが10月。本当、なんでまたこんな名前に…ラルヲタの財布の紐の緩さをブルボンが見込んでたのか、それともブルボンにラルヲタがいるのか。お菓子自体はチョコがかかったゴーフレットで普通においしかった。

【11月】
◆LUNA SEA初体験
これは記憶に新しい。LUNA SEAみたいな、もはやレジェンドにして伝説のようなバンドをZeppみたいな小さなハコで観るなんて、本当に贅沢な体験だったね。

◆Sexy Zoneの1stアルバムが出る。
ちゃんと気合い入れて作られた、アイドルらしいポップで楽しいアルバムでした。王道ジャニーズソング「Silver moon」、もうちょい彼らの年齢が上がったらハマりそうな「If you wanna dance」、80年代ジャニーズイズムを感じさせる「スキすぎて」、そして中島君のソロ「テレポーテーション」が良かった。

【12月】
◆『HUNTER×HUNTER』の新刊が出る。さらにジャンプに読み切り。
久々…ってわけでもないか。一時期の冨樫を思えばむしろハイペースに思えるぐらい(おかしいだろそれ)。一年で新刊が3冊も出るなんて、どうしちゃったの冨樫。まぁ、来年公開の映画に合わせてのことでしょう。冨樫が秘蔵エピソードとして温めてたらしいクラピカの話を、今度映画でやると。そしてその序章になるような、クラピカの少年時代の話がジャンプに掲載された。この少年時代の話は『HUNTER×HUNTER0巻』として、映画の入場特典として100万部限定で配布されるらしい。……これはズルい!正直アニメは興味無かったのに、こんなん貰えるなら観に行くしかないじゃんか。100万部限定って…どうなんでしょ?ワンピースはこういう企画やると一瞬で完売してニュースになってるけど、ハンターの人気って今どうなの?やっぱ確実に手に入れるなら公開初日に行くべきなのー? 

安室ちゃんの20周年ライブに行ったよ

2012-12-18 01:23:08 | ライブ
安室ちゃんの20周年記念ライブを観に、9月のSMAP以来3カ月ぶりにナゴヤドームに行ってきたのでそのこと書きます。席はスタンド8列目。ヘタなアリーナよりも全然見やすい良い席でした。野球だったら結構高い値段がつく席ですね。SMAPのライブだったら目の前をトロッコが走りますね。ではセットリストに合わせて振り返りますよ!ネタばれだらけよ!


1.Body Feels EXIT
2.How to be a Girl
今回のライブはオープニング映像がグッとくるものだった。美術館の警備員が夜に館内の見まわりをしてると、額縁の中の絵たちが歴代の安室の写真にすり替わってて「アレー!?」って内容。沢山のアー写を見ながら色々な思い出が一気に蘇ってきたところで一曲目があの大ヒット曲「Body Feels EXIT」。この曲最近。というかここ10年ぐらいずっと聴いてなかったし、これより好きな曲いっぱいあるんだけど、自分が小学生の頃聴きまくってた曲だから体にしみ込んでいて。それを今の安室ちゃんが歌ってる…恥ずかしながら、いきなり涙ぐんでいた。全盛期だけあって無駄にイケイケでパワフル過ぎて笑える曲なんだけど。泣くような曲じゃないんだけどね。


3.Hot Girls
4.NAKED
5.Sit! Stay! Wait! Down!
今回のツアーで凄いなぁと思ったのは、デビュー20周年のお祭りライブにもかかわらず、この3曲を含む、6月に出た最新アルバムの曲をほぼ全曲きっちり披露してたこと。懐かしのヒット曲と、現在進行形の最新曲を違和感なく混ぜ合わせる演出が見事だった。ここでは低音をズンズン響かせながら攻めくり。楽しく踊ってきました。

6.Get Myself Back
7.GIRL TALK
8.NEW LOOK
9.Go Round
暗転して数秒後、ステージ近くの席の方から「ぎゃあぁぁあ!!」と絶叫。直後にステージ上手にパッとスポットが当たり、ひらひらのドレスに着替えた安室ちゃん出現。うん、絶叫モノの可愛さだ。「Get Myself Back」は心地よいメロディーが素敵な癒しミディアム曲。そして私の大好物、「海関連曲」(なんだそれ)。沖縄生まれの安室ちゃんと、海絡みの歌詞は相性抜群です。以降は「GIRL TALK」「NEW LOOK」「Go Round」と、春の香りのする可愛い曲連発

10.In The Spotlight(TOKYO)
11.Fight Together
最新アルバムの一曲目、テンション爆上げ曲「In The Spotlight」がここへ。ややレトロな感じもする音色のシンセと、たたみかけるような高速ラップがたまらない。「Fight Together」は主題歌になってたアニメ『ONE PIECE』と安室ちゃんのコラボ映像がスクリーンに流れた。アニメキャラ化された安室ちゃんがルフィ達と冒険してましたよ。ワンピース全く詳しくないからよくわからんけど、好きな人は嬉しいんでしょうね。それにしても安室ちゃんはアニメキャラとのコラボ地味に多いっすね。過去にピンクパンサーとかガンダムとかと共演してましたね。

12.You′re my sunshine
13.Don′t wanna cry
14.RESPECT the POWER OF LOVE
15.NEVER END
小室時代のシングル曲のPV達をスピーディーに編集した映像が5分ほど流れる。「こ、これは…遂に来るぞお祭りタイム…」とドキドキしながら映像を見守ってると、シンプルなワンピースを着た安室ちゃんがステージに登場。笑顔で軽やかに「You′re my sunshine」を歌い出した。これも長らく聴いてなかったけど、今でも余裕で歌えるわ。「いつまでも いつまでも 見送って 手を振っていたよ!」「YO!」など、コールもちゃんとやってきたぜ。2012年にこのコールやってるのが笑えるぜ。「Don′t wanna cry」「RESPECT the POWER OF LOVE」は明るく軽やかなんだけど、歌声から漂ってくるどこか物寂しく重く切ない雰囲気がたまらない名曲ですね。どんなに明るい曲調でも、この人の歌声は常に憂いがあって。それが特に色濃く出てたのが、産休明け直後の99年~2002年ごろ。この当時の曲は今でも大好き。というか多分20年の彼女のキャリアの中で一番好きな時期かもしれません。最新の彼女も大好きだけど、ここは特別。「NEVER END」もその当時の曲ですね。私の大好物「海関連曲」。安室ちゃんに「生きてかなきゃいけない 涙の日でも」とか言われたら…もう頑張るしかないだろ!

16.a walk in the park
17.SWEET 19 BLUES
ここが個人的にこの日のハイライトかなぁ。なにしろ涙腺が大崩壊して涙が止まらなくなったので。とにかく演出が粋でしたね。シンプルなんだけど。「a walk in the park」は、スクリーンに15年前の、当時19歳の安室ちゃんの初ドームツアーの映像を、今現在のライブ映像と同時に対比させながら映し出すという。映像の構図も当時のものにしっかり合わせてて、安室ちゃんがステージを走りだしたり、客席やダンサーを映したりするタイミングも同じ。15年前の初ドームツアーといえば、小学生の私が生まれて初めて見に行ったライブ。言うまでもないけど当時の思い出がぶぁーっと蘇ってきて泣いてしまった。久々に見た15年前の安室ちゃんはイケイケで笑顔も可愛いんだけど、どこか頼りなさそうで。広い広いドームのステージを完全に掌握しきれてなくて心細そうに見えた。対して現在の安室ちゃんは、もちろん貫録たっぷりで堂々としてて。ダンスのキレだって10代の頃より35歳今の方が凄い!彼女が常にストイックに切磋琢磨して成長し続けてきた証を改めて見せつけられた。この感動に追い打ちをかけるように続くのが「SWEET 19 BLUES」。こちらも若き日のライブ映像をスクリーンに映し出していた。こちらは昔のドームツアーの映像以外のものも含む、5本分ぐらいのライブ映像を同時に。う~ん…今思い出してもここの2曲はヤバいなぁ。完全に思い出迷子になってました。涙。

18.Love Story
19.Damage
雪の結晶の映像がしばらく流れた後、シックな衣装に着替えた安室ちゃんが「Love Story」披露。今度はバックにこの曲が主題歌だったドラマの映像が流される。私の涙のピークは「SWEET~」だったけど、ここで涙腺崩壊した人も多かったのでは。そんな感動ムードの曲に続いたのは、最新シングル「Damage」。安室ちゃんにしては珍しい、ロックなギターを前面に押し出したワイルドな曲。すごく自分好みなので私は超アガってたんだが…周りはあんまり盛り上がってなかったなぁ。不思議。「Love Story」でしんみりムードになってイマイチのれなかったのか、それともリリース直後だったから浸透してなかったのか。私はサビで無意識にラルクのライブとかでよくやる「あの」手のフリやってたよ。あぁ、ヴィジュアル系好きの性ってやつですかねぇ。嫌だ嫌だ。

20.Break It
21.YEAH-OH
22.Chase the Chance
23.Let′s Go
ここはガンガン踊りまくりゾーンですね。ぴょんぴょん跳びつつ楽しみました。最高!「Break It」も「YEAH-OH」も、家でCDで聴いててもそんなに楽しくて「あぁ、たいして面白い曲じゃないなぁ」なんて思ってたが、すいませんでした、ライブのための曲でしたね。「Let's Go」はダフトパンクっぽいシンセが凄く好みでCDの段階で愛聴してた。ライブでもめちゃアガりました。終盤シンセの音に合わせてしつっこいぐらい特効がバンバン破裂しててちょっとワロタ。そして最新アルバムの曲達の中にさりげなく混ざってる往年のヒット曲「Chase the Chance」。

24.TRY ME ~私を信じて~
25.太陽のSEASON
26.愛してマスカット
出た!スーパーモンキーズ時代の曲!素っ頓狂に明るいシンセのイントロがバカバカしく鳴り響いた、楽しい楽しい時間です。♪テテテテッテ テテテテッテ テーッテテーッテテテだよ、「TRY ME」イントロ。正気かよ?笑っちまうよ。平成ノブシコブシの吉村がこの曲に合わせてピョンピョン跳びはねながら脇をならす姿が目に浮かんで困ったよ。「愛してマスカット」は、ユーロビートのカバーをやらされる前に出た、ディスコ歌謡なシングル曲。この曲は普通に大好き。つーかスーパーモンキーズ時代の曲は、ユーロビート以外は全部名曲だよ(ハイパーユーロビート路線苦手なの私)。「愛してマスカット」のイントロ流れた瞬間、私は嬉しすぎて「キャアァァーア!」と発狂したんだけど、叫んでる奴周囲で私しかいなかった………安室め…恥かかせやがって……。安室ちゃんもとても楽しそうに笑って歌って踊ってたな。今回のライブは随所で笑顔で歌ってる安室ちゃんの姿がとても印象に残ってる。普段のライブでの彼女は戦士のようなストイックでクールな表情と笑顔が9:1ぐらいな感じだけど、今回は5:5ぐらい?

27.Baby Don’t Cry
28.CAN YOU CELEBRATE?
29.ONLY YOU
スーパーモンキーズ時代の曲で呑気に盛り上がった後は、いよいよシメに入る。人気曲「Baby Don’t Cry」に続き、安室最大のヒット曲「CAN YOU CELEBRATE?」キター。イントロのシンセがふわ~っと聴こえて来た瞬間の歓声が凄かったですね。私はそれほどこの曲に思い入れないですが、これを結婚式で流した経験のある人とかは泣いちゃったでしょうね。続く「ONLY YOU」は、聴いてると私は電気グルーヴの「虹」を思い出す。穏やかなボーカルと延々に続きそうな心地よい4つ打ち、優しくキラキラなシンセ。聴いててとても清々しい気分になれました。

30.Say the word
これが最後の曲。これは、小室プロデュースを離れてから、一番初めに出たシングル曲。つまり、「今までのキャリアに一区切りをつけて新しい道へ進んでいくぜ!」という宣言のような曲。「この場所から未来へ」って歌ってるもんね。そんな曲を20周年ライブのラストに持ってくるのが素敵ですね。「20周年なんてまだまだ通過点、ここからまた挑戦の日々が始まるのよ!」ってことでいいんすよね?安室ちゃん?



このライブを観て改めて思った。安室ちゃんのキャリア濃過ぎ&重過ぎ。沖縄から上京して、アイドル冬の時代にデビューして、芸能界の荒波にもまれた末にやっとブレイクして、売れっ子プロデューサーと組んで歴史に残るヒット曲を大量生産してトップスターになって。しかしだんだん時代の流れとのズレが生じて、後発アーティストにトップの座を奪われて。それでも自分の武器の歌とダンスを極めることに専念し続けて、地道にやりたい音楽を追及して。で、気づいたらまた時代とシンクロしだして、唯一無二の存在になって…20年。
あと、なんだかんで小室プロデュース全盛期の曲が持つパワーは2012年の今でも衰えを知らないなぁと感心させられた。みんな喜ぶもんねぇ。歌えるしねぇ。一時期、この全盛期の楽曲達を意図的に、まるで黒歴史を扱うかのように封印していた(特に小室逮捕以降)安室ちゃん。「小室さんの時代は、周りの大人に言われるがままに従って歌ってた曲。今と違って自分に選択権は一切なかった。あれは本当に自分がやりたい曲ではなかった」的な思いは絶対あっただろう。「過去の栄光にすがってちゃダメ。前に進まないと」というのもあったかも。実際、今の位置に安室ちゃんが上り詰めるためには、一旦全盛期の彼女のイメージを振り払う必要があった(SUITE CHICなんてまさにそんなプロジェクトだよね)。でも今はそういうのも全て振り切って、小室時代はもちろん、さらに遡ってスーパーモンキーズ時代の曲も同時にセットリストに並べて元気に歌う。
長らく封印されていた、過去のパワフルな曲達を久々に聴けた喜びはハンパない。まるでこの喜びのために、この日のためにずっと封印してたんじゃないかと勘違いしちゃうぐらい。これから彼女がどんな方向に向かうのかはわからないけど、きっとこれからも素敵にキャリアを重ねていってくれるのは間違いないでしょう。ずっと応援するよ。

今年の曲、今年のうちに

2012-12-09 16:53:02 | 音楽
もんのすごい久々に、ライブ関連以外の記事を更新。使いやすいiPhoneの長文入力アプリを入れてから、電車乗ってる時とかにちまちま書いてた記事です。今年リリースの曲の中で、気に入ってよく聴いてたものたちを記録。

初恋中毒/Cali≠gari
安心と信頼のベテランV系カリガリお得意の歌謡テイストな曲。曲調は可愛いんだけど歌詞は青さん作だけあって捻くれてて泣ける。「太陽はいつも暖かいけれど 遠い星には変わらないのにね」「初恋中毒スタート 恋愛偏差値26 大人の階段降りる」ってフレーズが妙に気に入りました。こういうのを、石井さんのあのクールな声でサラッと歌われるのがカリガリの醍醐味だよねー。個人的に、この曲を関ジャニ∞がカバーすると素敵なことになるんじゃねえかなと思ってる。

wild flower/L'Arc-en-Ciel
ラルクの新作アルバム『BUTTERFLY』より。このアルバム出たの今年なんだよね。今年の前半はラルク大活躍で怒涛のスケジュールこなしてて、私もそれを夢中で追っかけてた。それが遠い昔のことのように思えてしまうな。とにかく色々あり過ぎたんだよね。「wild flower」はラルヲタ待望の「これぞken」な名曲。自由に飛んでいくギターとhyde先生の歌声がたまらんねぇ。この曲は生で聴いてこそ真の魅力を味わえると思うので、早く次のライブとっととやってくださいラルクさん。

HOT CHOCOLAT/Tommy feburuary6
知らぬ間にリリースされてたフェブラリー×ヘヴンリーのスプリットアルバムに収録されてた、フェブラリー王道のキラキラエレクト曲。相変わらずキャッチー過ぎるメロディと、やや毒気のあるシンセの音色の組み合わせがいいねぇ。

Go Round/安室奈美恵
春の新色化粧品的わくわく感満点の超可愛い曲。サビでキーがどんどん高くなってく所がツボ。本当、春先はこればっか聴いてた気がするなー。今年リリースのアルバムは正直少しイマイチだったんだけど、この曲はじめ、シングルは概ねいい曲ばっかでしたね。この前出た配信シングルも珍しくロックで良い感じ…。スーパーモンキーズの一員として「ミスターUSA」でデビューしてから今年で20年。その記念のドームツアーは当然行きますよ。末期の小室プロデュースの地味な名曲とか、スーパーモンキーズ時代の曲が聴けたらいいなー。

Ladyダイヤモンド/Sexy Zone
この曲、個人的にぶっちぎりで2012年No.1ソングですね。昭和のアイドル歌謡曲風…ではなく、歌謡曲そのもの。まるで光GENJI?いや少年隊?…いや、郷ひろみまで遡るか。とにかく超絶キラキラしている名曲です。デビュー曲「Sexy Zone」が派手な疾走系ダンスビートでこれもまた凄かったんだが、2ndシングルのこの曲はさらに上をいっていた。つうか、「Sexy Zone」は、半分本気、半分冗談で「ひゃー凄い曲だなーw」って盛り上がってたんだけど、この「Ladyダイヤモンド」聴いた瞬間、「なんという名曲…彼らを真剣に応援したい…」と気持ちが完全に傾いてしまったという。キュルキュル駆けあがっていく華麗なストリングスに心を踊らされたぜ。年上メンバー二人による、勢いと安定感抜群のAメロから可愛く跳ねるBメロ、そしてゴージャスな輝きを爆裂させるサビへ!Bメロでエモーショナルに「エッビデェェェェイ!」とコーラス入れる菊池君が良い味出してる。そしてサビのクライマックス「未来を輝かせてみせる」の部分で鳴ってるアドレナリン全開のオケに震える。歌詞もいいですね。「思い切って握りしめる 手のひらラビリンス」。好きな女の子の手を握ったら恋の迷宮に迷い込んじゃった☆ってことですかね?あぁなんて恥ずかしいのかしら。おまけに間奏には唐突に意味不明な俳句!?いい加減にしろ!好き。

さかさまの空/SMAP
近年すっかりシングル曲のアベレージを高値に戻したSMAP。朝ドラ『梅ちゃん先生』の主題歌となったこの曲も超私好みの名曲でした。緩急つけながら鮮やかに展開していくメロディ、わくわく感を煽るストリングス、どこか懐かしい感じのするホーンの響き、そしてもはや伝統芸の庶民派スタイルのボーカル。穏やかな木村さん→ぼんやり中居さん→爽やか吾郎…とソロパートが歌い継がれ、サビで声が一つになるあの感じ。ここまで自分好みの要素を並べられるとちょっとどうしていいかわからないですね。ただ歌詞が…「夢に目をこらす人ほど涙はこぼれる 涙ふいてさ」…「涙」って言葉が重複してんのがずっと気になってます。

Spring of Life/Perfume
浮ついた春にぴったりのハイテンションな曲。「氷結」のCMソングなので缶チューハイにぴったりな(?)みずみずしく弾けまくってます。冒頭の粗っぽいキックからテンション爆上げ。カラオケでよく歌ったなぁ。


Die Young/Ke$ha
Ke$haの新曲。好きなんだよね。問答無用で元気でるパンチのある歌声と音。東京で撮影したらしいこの曲のリリックビデオがなかなか面白くて見入っちゃう。早くアルバムも聴きたいな。


HALLOWEEN PARTY/HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA
HYDEおじさん率いるHYDEファミリー(笑)オールスターズがハロウィンのために集結。あの人もこの人もいます。非常にHYDEおじさんらしさ全開の、可愛くてゴスなハロウィンソング。個性的なボーカリストが集合してますが、HYDEがしっかり監修しただけあってみんなHYDE色に染まってる感じがして面白いねぇ。個人的にはHYDEモノマネの達人・青木りゅうじのパートが結構好き。2番冒頭の「月明かりでよくみたらほら 影が一つ多くないかい?」の所ね。PVでHYDEと並んでて良い感じですねー。また、シンプルなフレーズのドラムがかなり印象に残りました。普段はyukihiroやらarimatsuやらの凄腕ドラマーをバックに歌ってるHYDEだが、今回は若手ガールズバンド・スキャンダルのドラマーの子を呼んで叩かせててとても新鮮な聴き心地。たまにはいいねこういうの。

はいしんだ/般若
この前出たばっかの般若の新曲。大好きなんですよ般若。MIGHTY CROWNをフィーチャーした熱い曲です。CD売れない日本語ヒップホップ界の切羽詰まった状況を切実にラップ。仕事帰りに夜道を歩いてる時にこれをよく聴くんだけど、無駄に元気出てくる。そろそろ新しいアルバムも出るのかなー?

桜流し/宇多田ヒカル
久々の宇多田ヒカルの新曲!エヴァQの公開に合わせて何かしらのリリースがあるはず…と地味に心待ちにしてたら、案の定素敵なバラード曲を出してくれました。ピアノメインのシリアスな、鳥肌モノの名曲。愛する人の死を悔いる歌詞の内容はエヴァの世界にドンピシャでさすが。ゲンドウだよゲンドウ。散っていく桜に儚さを重ねる歌詞ってわりとよくある感じだけど、この曲はそれだけじゃなくて、散る桜の花びらを見送る木の立場にも突然フワッと立つ。で、残された者のやるせない感じがさらに引き立つ、と。ただのよくある「桜ソング」には決して仕上がらない。宇多田さんやっば凄いですー。