拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

「オー!チェリーブロッサムピーチガール!」(単行本5巻より)

2006-04-23 22:22:00 | テレビ
遅ればせながら、今日やっと見ました実写版『ちびまる子ちゃん』。もう本当に楽しめた。事前に抱いていた高い高い期待以上のものだったなぁと。まるちゃんをはじめ、キャストがもういちいち素晴らしい。正直、まるちゃんの声はアニメのあの声の印象がとても強いため、まる子役の森迫永衣ちゃんの声を聞いた時は違和感があったのだが、開始3分後には違和感は解けてた。見事ななりきりぶり。泣いたり笑ったり変な顔したり…クルクル変わる表情に気づけばくぎづけになっていた。可愛すぎるぜ。風呂で「女の操」を熱唱する様がハマる子供は彼女以外いるのかしら。
とにかく笑えるキャラがたくさん出てきたため、いちいちコメントを書いてるとキリが無いので「こーれは最高!」と思った数人に絞る。まずなんといっても花輪君。キザなセリフを流暢に喋りまくっていた。テレビを見ているレディー達はきっとメロメロだろう(マジ?)。ハマリ度はクラスメイト中ではトップクラス。彼が出てくるたびに笑ってしまった。そして第二話「なかよしの集い」に出てきた「自称キャンディキャンディ女」。原作では読者にそれほど強い印象を残していない彼女だが、今回の実写版では個人的にはかなり強烈だった。登場シーンにいちいち「キャンディキャンディ」のあのテーマ曲が流れ、男友達を「アンソニー!」と呼ぶトンデモキャラが確立されていた。彼女の出番はあれっきり。もったいねー(笑)。あれはまる子でなくてもビビる。最近の子役って本当に粒ぞろいなんだなぁ。安達祐実(人妻・子持ち)以降、「我が子をスターに!」というお母さんが増えて増えて所謂「競技人口」みたいなのが増え、製作者側がかなりたくさんの子供タレントの中から一番雰囲気の合う子を選べるから、だろうな。
全体の演出も隅々まで行き届いていて良かった。家族でドリフを見るシーンで、本物のドリフの1シーンを挿入するとは。作者は大喜びしてるだろう。この細かなこだわり最高。また、まるちゃんは小3まで自転車に乗れなかった。そのためか、今回の実写版でかなりぎこちなくペダルをこいでいたのを見たときは拍手したくなった。他にも、普通に見ている人に知らず知らずに「効果」を与えるようなまるちゃんの細々とした動作が沢山あってうれしくなった。集めた松ぼっくりを捨てるところとか。
友蔵が描いてくれた魚の絵のマヌケぶりも再現されていたし、心の俳句もしっかり実写化。たまちゃんのお父さんの「メモリー」というセリフや野口さんの「あたしに不幸の手紙出すなんて…ナイスボケだね」など、とにかく随所に散りばめられたさくらももこらしいバカバカしさがたまらなかった今回のドラマ。視聴率もかなり良かったらしいしフジテレビには視聴者からの続編製作の要望が殺到しているっぽい。一話のなかに漫画での様々なエピソードが入っている濃密な今回の実写化の質を落とさずに維持して連ドラ化するのは難しいと思うので、単発もので復活してくれると嬉しい。この秋かお正月あたりにね。秋もお正月笑えるお話満載だし。子役の成長は早い。たまちゃん役の子なんて『僕と彼女と彼女の生きる道』の凛ちゃんの印象から随分変わっていた気がする。彼ら彼女らが小学生を演じられるうちに続編つくっちゃってください。次はハマジと噂になるやつ見たい~。



せめて、浦沢らしく

2006-04-23 00:14:51 | 漫画
「『20世紀少年』って漫画知ってる?読んだこと無い?貸すから読んでみてよ!凄い面白いよ!引き込まれるよ!12巻を早く読んで欲しいなぁ…」



上記のような事を言って『20世紀少年』を周りの人に勧めたことをかなり後悔している。どうしよう…噂によると、とんでもない形で「第一部」が終了するらしい…。『DEATH NOTE』よりヒドイらしい…。妙な責任を感じるなあ…。