拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

the bells have rung, the time has come

2007-01-30 22:14:44 | 音楽
冬になると毎年聴きまくってしまうHYDEのソロ1stアルバム『ROENTGEN』。深い深い幻想の底にある真っ白なベッドで目が覚めた、みたいな、ラルクとは正反対の静寂の世界が広がっている名盤で、このブログでも何度か、というか約一年前にも大プッシュした記事を書いたわけだが、その気持ちは発売当時の高1の冬から今も変わらない。というか一生変わらないだろう。どんなに年齢を重ねてもずっとずっと聴き続けてしまいそうな、人生で数枚しか出会えないような大事な作品だ。HYDEが去年出したアルバム『FAITH』も勿論素晴らしかったが、生涯末永く聴き続けられるのは『ROENTGEN』だろうなぁ。個人的な思い出も詰まりまくってるよ…。
さて、このアルバム『ROENTGEN』、実は似たような内容で3タイプリリースされている。まずは一番初めに発売されたオリジナル盤の『ROENTGEN』。そしてそれから数ヵ月後に発売された、歌詞が全英語詞となった海外盤(主にアジアでリリースされた)。そして収録曲、「THE CAPE OF STORMS」が映画『下弦の月』のテーマ曲に起用されたことを記念して発売された『ROENTGEN english』。これはタイトルに「english」が付いてるだけあって海外盤と内容は殆ど変わらない。ただ、収録されたシングル曲「EVER GREEN」「ANGEL'S TALE」「SHALLOW SLEEP」の別アレンジバージョンが追加収録されているのでちょっと、いやかなりお得だ。
このアルバムがあまりにも好きな私はオリジナル盤(初回版。パッケージが白い合皮の特殊デザイン)と海外盤を所有していて、『ROENTGEN english』はMDに入れている(レーベルゲートCDだから買う気にならなくて)。そしてその時の気分に合ったタイプを聴いている。今は『ROENTGEN english』に収録されてるシングル曲の別アレンジバージョンを何度も何度も聴きまくってる。このアレンジバージョンは元々シングルのカップリングとしてひっそり収められていたものだが、なんでこんなに素晴らしいのに地味なんだろう…!オリジナルよりさらにストリングスとピアノがフィーチャーされた「EVER GREEN」なんて涙無しには聴けないよ。病に臥し、死が間近に迫る自分を心配そうに、そして悲しそうに見つめてくれる恋人を想うような悲劇的な世界を持つ「EVER GREEN」だが、別アレンジ版の方が末期的な悲壮感が漂ってる。音にあんまり厚みがないからかな…。歌詞は英語なのに、オリジナルの日本語詞よりも情景が見えてくるんだよ。最後の最後のサビ部分、「the bells have rung, the time has come」の所なんてもう狙いすぎ…切なすぎ。「SHALLOW SLEEP」の別アレンジ版も良い。オリジナル版はエレキやベース、ドラムが導入され、基本的にアコースティックサウンドで彩られた、HYDEのソロ作品ながらもどこかラルクを彷彿とさせる『ROENTGE』ではやや異色の曲なのだが、別版ではとことんアコースティックなアレンジが成されている。ギターソロの代わりに間奏を埋めるバイオリンの音色が美しすぎる…こんなもんをラルクのボーカルがプロデュースしたなんて、絶対異常事態だ。
日本で売れてる数々の大物バンドのメンバーのソロ作品で、自身のバンドの音楽性やイメージとここまでかけ離れた作品をポーンと提示して、それがちゃんと売れたのってhydeとhideぐらいじゃないかねぇ(あ、河村隆一もか?でもカッコよくないもんなー)。当時「ソロでこんな感動的な名盤作っちゃって、もう彼にはラルクというバンドは必要じゃないんじゃ?」と、かなり心配したもんです。でも復活したってことは必要だったってことだよね。安心だ。


「EVER GREEN」
初めて見た時はさすがに怖かったねぇ。

「SHALLOW SLEEP」
後半のブリッジ部分(2分55秒あたりから)「I see you until I wake from shallow sleep」が大好きで何度も聴いてた。

ストロベリMelody/じいさんにJealousy

2007-01-28 22:38:38 | テレビ
●しょこたんこと中川翔子の新曲が超、いや、ギザカワユスなことになっている。2月14日発売の「ストロベリMelody」。散りばめられたキラキラなシンセが印象的な、彼女の大好きな80年代テイストのアイドルポップス…というか彼女が敬愛する松田聖子へのオマージュのような楽曲である。しょこたん本人が作詞に参加しているようだが、多分松田聖子の曲の歌詞からいろいろ引用しまくったんだろうなぁ…。「赤い心を隠せない私を許して」「ダメね 近づけない」などなど、あの頃のアイドルの必殺フレーズ満載だ。
しかし単なるオマージュで終わっていない。ヒップホップユニットSOUL'd OUTのDJ Shinnosukeがプロデュースを担当したこともあり、随所にスクラッチ音が挿入されていて今っぽさをほんのりプラス。さらにSOUL'd OUTのラッパー(ディギーさん)独特の「♪アアァラァアァララァラ~」みたく聞こえるフロウが間奏でさりげなく響き渡る。ミディアムテンポで可愛く流れていくメロディーと隠し味的なヒップホップテイストが自然にミックスされた素敵な曲。
PVも素敵。80年代の歌番組で歌うあの頃のアイドル風のひらひら衣装を着たしょこたんが、苺が巻き付いた白いスタンドマイクで手振り付きで熱唱。「♪好きよ」でカメラ目線になるところ、可愛いすぎるぞ。このしょこたんin 80'sな映像は照明の当たり方も絶妙。鮮やかすぎず適度にくすんでいて、ちゃんと「懐かしのアイドル」風のノスタルジーを放つ映像になっている。見ててなんだか胸がキュンとなるよ。80年代の記憶なんて私は殆ど無いけど懐かしさを感じちゃったよ。父親の故・中川勝彦さんと並んでも不自然じゃないだろう。そんな映像と、白いファーを纏った今風アイドルのしょこたんが交錯するPV。目の保養になりますぜ。

●「私が…いつじいさんに嫉妬した!」…ドラマ『華麗なる一族』開始3分で爆笑してしまった。不意打ち!鉄平の父の怒りの叫び…迫力満点やで。でもワロタで。今週はキムタクが資金集めに奔走するシーンばっかりであまり面白くなかったなー。昔の恋人との再会シーンも完全に蛇足だったし。でもやっと高炉建設の資金集まったし、銀平の結婚も決定したようだし(「君は初めてじゃないね」)、物語が動き出すのは来週からですね。次週予告を見る限りでは高炉建設の資金集めに力を貸してくれた西田敏行演じる鉄平の義父兼通産大臣が過労で倒れるっぽい。強力な後ろ盾をなくした鉄平が破滅に向かうプロローグ、ですな。予告といえば先週の予告に登場したシーンが今週の本編に出てこないってどうなのよ。山田優が「この家は狂ってます!」って叫ぶシーンとか。少年ジャンプ名物「ウソ予告」かよ。でもまあ来週には山田優が万俵家に嫁いで来るようなので、あの一家の裏側を見て例のセリフを叫ぶだろう。
今週の池の鯉「将軍」の出番は回想シーン。池の岸に仁王立ちするまだ存命の鉄平の「じいさん」の元に顔をぴょこっと出す「将軍」。カワユス。カワユスといえば今年の干支である猪もドラマに登場。キムタクに猟銃であっけなく撃ち殺されてたが、向こう見ずな突進とつぶらな瞳が妙に可愛かったわー。



●今日の一曲
「猫になりたい」/スピッツ



アイドルをさがせ

2007-01-27 20:48:11 | テレビ
今田・東野司会の新年一発目のテレ東生放送お笑い番組で毎年発表される、吉本お抱え(?)の若手芸人占い師・小笠原まさやによる「2007年売れる吉本芸人ランキング」。あの番組の最後に発表され、番組の中でも一番盛り上がるといっても過言ではない名物コーナーである。小笠原の占いがどんなものなのかはよくわからないが、このランキングの上位に入った芸人はもれなく前年より活躍しているため番組の目玉コーナーとなっている。さらに吉本興行関係者はこのランキングを参考にプッシュする芸人を決めているという噂もあるので、芸人側にとってかなり気になるランキング。毎年生放送終了後、小笠原の元に芸人が群がり、占いについての詳しい解説を求める声が殺到するそうな。はっきりいって今年の占い結果はあまりにも劇的だった。一位はなんと、関が原を境目にして獅子舞を出し入れする「東京で売れてる芸人全員死ね!」でおなじみのたむらけんじ。今年、ついに彼が…売れるのか!?まぁ、彼は副業で焼肉屋を経営してるらしく、成功するのはそっちかもしれない。そして最下位がこの番組の要所要所でスベり倒したジャリズム・山下しげのり。彼の最下位が発表された瞬間先輩の今田が「山下は責任持って俺が食わす!」とフォローし、山下自身は気を失う(笑)。とにかくスタジオを震撼させた占い結果であった。しかしこの占い、傾向を見るとある法則が。売れるランキング2005年は一位が次長課長・井上、最下位が次長課長・河本、2006年は一位が「すべらない話」常連の宮川大輔、最下位がオリエンタルラジオ・藤森。ランキングの上位というか、一位と最下位に入った芸人はもれなく売れているのだ。じゃあ、山下も売れるのか??無理だろうなぁ…。
以下、全ランキング。ちょっと見にくいが1位~100位です。あなたの気になる芸人はどこに入ってるでしょうか。


1 たむらけんじ 2 130R ほんこん 3 アジアン 馬場園 4 ハリセンボン はるか 5 水玉 アキ 6 ロバート 秋山 7 ライセンス 井本 8 キム兄 9 ロンブー 亮 10 友近
11 プラン9 なだぎ武 12 品川庄司 品川 13 ダウンタウン 松本 14 インパルス 板倉 15 ロバート 山本 16 オリラジ 藤森 17 ダイノジ 大谷 18 出雲阿国 19 バッドボーイズ 清人 20 藤井隆
21 ガレッジ ゴリ 22 水玉 ケン 23 130R 板尾 24 ダイノジ おおち 25 ジャリズム 渡辺 26 かつみ 27 アップダウン 竹森 28 博多大吉 29 へびいちご 高橋 30 ぐっさん
31 千原ジュニア 32 2丁拳銃 修士 33 ダウンタウン 浜田 34 ハリセンボン 春菜 35 ガレッジ 川田 36 カラテカ いりえ 37 バッドボーイズ 佐田 38 サバンナ 八木 39 フットボール 後藤 40 レイザーラモンHG
41 東野幸治 42 森三中 黒沢 43 さゆり 44 FUJIWARA 藤本 45 南海 しずちゃん 46 タカトシ トシ 47 レギュラー 西川 48 2丁拳銃 小堀 49 次長課長 井上 50 ペナルティ ワッキー
51 まちゃまちゃ 52 サバンナ 高橋 53 ロバート 馬場 54 ナイナイ 岡村 55 中川家 剛 56 雨上がり 宮迫 57 千原靖史 58 品川庄司 庄司 59レイザーラモン RG 60 博多華丸
61 タカトシ タカ 62 バッファロー 竹若 63 バッファロー 木村 64 レギュラー 松本 65 ジパング チャド 66 ほっしゃん。 67 ココリコ 田中 68 ジパング 加藤 69 チュートリアル 福田 70 ペナルティ ヒデ
71 FUJIWARA 原西 72 インパルス 堤下 73 キングコング 西野 74 アップダウン 阿部 75 ライセンス 藤原 76 ロンブー 淳 77 リットン 水野 78 アジアン 隅田 79 次長課長 河本 80 山田花子
81 ナイナイ 矢部 82 キングコング 梶原 83 中川家 礼二 84 ケンドーコバヤシ85 今田耕司 86 宮川大輔 87 森三中 大島 88 リットン 藤原 89 指圧野郎 90 雨上がり 蛍原
91 山崎邦正 92 森三中 村上 93 オリラジ 中田 94 平畠啓史 95 へびいちご 島川 96 フットボール 岩尾 97 南海 山里 98 だいたひかる 99 チュートリアル 徳井 100 ジャリズム 山下


M-1グランプリの覇者で、大舞台で狂気のキャラを存分に発揮させたチュートリアルの徳井さんが99位というとんでもない位置に。2007年どうなるんだよおい。97位の南海キャンディーズの山ちゃんは「オレ今年こそしずちゃんに捨てられる!」と震えていた。「ビバリーヒルズ青春白書」に出てくるカップルのモノマネ(ディランとキャサリン)が凄まじい友近とプラン9のなだぎ武は仲良く10位と11位にランクイン。毎年ランキング下位のダウンタウン松ちゃんが妙に上位にいるのが気になる(今年遂に映画公開だし!)。愛するケンコバは去年はベスト5に入ってたのに今年は84位!?ムーディーソングを歌うムーディー勝山はまだまだマイナーな存在なのか占いの対象外。とにかくかなり突っ込みどころ満載のランキングだが、このランキングの真価が問われるのは2007年末でしょう。だからとりあえず記録としてここに残しておく。


追記
バイト先に入った新しい社員さんが「欧米か」とつっこみたくなるほどタカアンドトシのタカに似ていた。


●今日の一曲
「エトランゼ」/スピッツ
アルバム『フェイクファー』一曲目。スピッツのアルバムの一曲目は、はっきり言ってハズレ無し。一曲目だけ集めても素敵なベスト盤出来る(ほんと?)。「エトランゼ」は次曲「センチメンタル」との繋がりもばっちりだよ。

●今日の映像
「ストロベリmelody」/中川翔子
来月に出るしょこたんの新曲。PVがあまりにも可愛かったので貼っておく。前に出たデビュー曲はテンションの高さが全く好みじゃなかったのだが、この曲は程よいテンポで流れてくメロディーが綺麗で好き。トミーフェブラリーがやってた「80年代アイドルポップの21世紀バージョン」みたいな曲調だけど、しょこたんの方が高音が綺麗に出てて聴きやすいなー。

或る日の群像

2007-01-25 21:23:37 | 日記
2007.1.24
PM2:00
翌日の授業の演習で使う資料を作成するため寄り道せずに早急に帰宅。ただでさえ普段以上に寝不足なので今日ばかりはとっとと眠りたいと思い、早めに作業に取りかかろうとしてパソコンの電源を入れ、前日に作った完成まで半分強のファイルを開く。
PM2:30
パソコンを開いたのが運の尽き。ファイルを開くと同時に作業をしようという気合いが一気に消失し、結局ネットでニュース等を確認したり自分や他人のブログを見たりすることで時間はどんどん過ぎてゆく。
PM3:00
魔のyoutubeに辿りついてしまい、さらに時間は過ぎてゆく。つい先日まで大量にあったL'Arc-en-Ciel15周年記念ライブの映像が消されていることに気付き、残念に思うがあったらあったで多分時間が無いにも関わらず見まくってしまうから消されてよかった…多分。
PM4:00
何を思ったか突然ラルクのDVDが観たくなり、「2005 AWAKE」ツアーのDVDを引っ張り出してきて好きな曲だけピックアップして鑑賞。「資料を作らねばならない」という現実からあらゆる手段で逃避さまくるヘタレな自分が嫌になる。しっかし「STAY AWAY formation A」は何度見ても飽きないなぁ。バナナでベースを弾き、アイドル並の笑みを浮かべるtetsu、豪快に歌うken、ヘヴィメタリックにアレンジされた「花葬」でドラムを叩くhyde、そしてyukihiroの絶唱…。4人全員がそれぞれのやり方で受け手を驚かせながら楽しませる。ラルクにしか有り得ないワンシーン…今ならお前何がしたいんだよという冷静な突っ込みを入れられるのにな。
PM5:00
眠気に負けて昼寝(…というには遅い時間だが、まあいい)。「昼寝をした方が仕事の能率が上がる」というのはもはやビジネスの常識だぜ。
PM7:00
夕食。卵とじカツとご飯と味噌汁。とても美味しい。PM7:30
今夜は夜更かしする予定なので何か夜食的なおやつが欲しくなり、自転車でコンビニまで。その間ipodで聴いてたラルクのアルバム『HEART』がキーンと冷える冬の夜にマッチしてなんとも言えぬ浮遊感を味わう。その感じに酔っていたくて家までの道を遠回り。念のために言っておくと、この時の私はとにかく時間が足りなかった。
PM8:30
入浴。ドライヤーで髪を乾かす時間を含めると結構時間かかるんだ…乾かす前に自然乾燥として数十分放置するし。
PM10:00
やっと資料作りを始める。某所で大量にダウンロードした過去にラルクがやってたラジオ番組「FLING L'Arc ATTACK」を聴きながら作業を進めてゆく。99年10月~02年3月まで「やまだひさしのラジアンリミッテド」内で月~木に放送されていた10分程度のコーナー。このラジオでのラルク、番組が初まった当初こそ口数が少なく地味だったものの、すぐに下ネタバリバリで喋りまくる本来の姿を取り戻していく。あぁ、この頃は殆ど毎日ラジオでラルクにふれることが出来たんだっけ…贅沢な日々だったな…などと物思いに耽りながらキーボードを叩く。

2007.1.25
AM0:00
ラルクアンサーシエル、ラルクアンチシエル、ラルク連続ラジオ小説、デビラルクの館、ラルクエスチャーシエル、ニューキッズオンザセックス、kenの懸賞生活、おもいっきりtetsu、ユッキー'sパワープレイ、ラルクアンサーシャッフル、本当ですか?アンサーシエル、メモリーアンサーシエル、トマランクルーズ…懐かしの名物企画達を聴きながら作業は続く。
AM1:00
軽い眠気に襲われるが私に寝る資格は無い
AM1:30
この時点まで起きていると眠気というものは一気に消失するから不思議。
AM2:00
作業がまだ終わらず焦り始める。遅いって。
AM2:50
なんとか作業を終わらせる。私がダウンロードしたラルクのラジオはとにかく量が多かったようで、未聴のものがまだあった。4時間かかっても消費しきれない量らしい。

というわけで今日は超眠い。しっかり寝て疲れをとろう。なんてったって明日はカラオケですもの。

●今日の一曲
「the love bug」/m-flo loves BoA

slow slow slow/君と僕の6ヶ月/fate

2007-01-23 20:50:06 | 日記
●急いでる時に限ってエレベーターが来なかったりタワレコのレジの店員が超ド級にドン臭かったりする。いやぁ…今日は本当、ツイてなかった。なにあのレジの男。信じらんない。口調、レジ打ち、ポイントカード受け渡し、現金受け渡し、梱包…その全てが恐ろしいまでのスローペース。アルバム一枚買うのになんであんなに待たされたんだ私は…。まぁ、○○のタワレコの店員の接客はおしなべてノロく、日々イライラ気分でレジ前で待つわけだが、今日の人は本当に…。あまりにも遅かったのでその店員の顔をまじまじと見つめてしまった。レジ前で金を払う以外にできること、それぐらいしか無いし。そしたら彼の顔が温水洋一に似ている事に気付き、全てに納得がいった。毛髪こそ豊かだったが、あの顔はまさしく温水…。もう貴方の顔は忘れない。貴方のレジには並ばない。さらばぬっくん…。
ちなみに今日買ったのはバウハウスという80年代の暗いバンドのアルバム。暗い部屋で机のスタンドライトだけを点け、バウハウス聴きながらパソコンに向かってるといつもより集中できるような気がするの。これからしばらく授業の発表で使うレジュメ作りに必死にならなきゃいけないので気合いを込めてバウハウス買ったの。かなりお気に入りなのでこれから先バウハウスっぽい80年代の暗い音楽を探しまくるかもしれない。もう2007年なのに今更80年代のバンド聴いてるのって結構うしろめたいけどね。でも最近の暗めバンドでも好きなのいるぜ。日本人だけどdowneyとか(でも彼ら2004年に解散しちゃったらしい…)。長い暗黒の旅が始まるよぉ。

●KAT-TUNファンの友人が肩を落としていた。彼女は去年の秋活動休止宣言して芸能界からエスケープしてしまった赤西仁君がこの春カムバックするもんだと信じてたらしいのだ。何を根拠に信じてたのかは不明だが、とにかく「活動休止期間は半年」と思い込んでいたらしい(当時そういう噂が流れたらしい?)。そして別のKAT-TUNファンの友人に「いや、そんな早く復帰するはずないじゃん」と突っ込まれ、ガックリと肩を落とすに至った…と。まぁ、赤西君に関してはかなり多くの人が「多分当分戻らない、つーか戻って来んだろ」と思ってるよね、うん。でも諦めるのは早いぜ。私の大好きなラルクなんて3年ぐらい空白の時間があったんだから。その間何度も「ラルクはこのまま解散するかもしれない…」と思ったけど(個人的に2002年の秋頃が一番辛かったし淋しかった)、3年後には超元気に帰還したし。せめて3年は待たないと、ね。

●中二ぐらいの頃、部屋にラルクのベーシストtetsuのポスターを貼っていたことを唐突に思い出した。ラルクに出会った当初は単純にボーカルhydeの魅力に惹かれていたが、アルバム『HEART』に収録されている「fate」という曲でのtetsuのベースプレイにびっくりした瞬間から今までずっと彼のファンだ。なんつーか、歌メロではなくベースのフレーズが耳にこびりついて離れないなんて「やだ…こんなの初めて…」で。それまではまだ小学生だったからベースなんて低音を地味~に支えてるだけだと思ってた…。「fate」「HEAVEN'S DRIVE」「NEO UNIVERS」のベースは伝説だ。あの歌メロに対してなんであんなフレーズを弾いてんだろ…。特にヘブドラ。サーカスみたい(?)。
中三になったら妙に冷静になり、tetsuのポスターはすみやかに剥がしてしまったが、今でも大好きさ。インタビュー等で暗い発言を連発し、一部のファンに「utsu(鬱)」なんてあだ名付けられても。これからもあのブリブリビキビキうねっうねのベース、聴かせてください。

●今日の一曲
「fate」/L'Arc-en-Ciel

●今日の映像
「ROSIER」/LUNA SEA
ヴィジュアル系バンドのPVのルーツみたいな映像。キメまくりのRYUICHIに多少引きながらも目が離せなくなるぜ。RYUICHIの向かって右側でギター弾いてるいかにも目立ちたがり屋っぽい人がSUGIZOだぜ。面白いよなー、この人。よく見たら半ズボン穿いてるし。

「プロフェッショナル」とは…

2007-01-20 20:51:05 | 漫画
今日は先日放送されたNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」の、浦沢直樹が出演した回の感想を。45分の番組だったが内容はとにかく盛りだくさん、「華麗ぱん」並みに濃密な番組だった。浦沢の仕事現場に潜入&密着取材、子供時代の回想、好きな音楽の話、大ヒットした『YAWARA!』から『Happy!』に移り変わる際の苦悩、そして昨年の春にファンを騒然させた『20世紀少年』連載休止の真相などなど…浦沢ファンなら必見の内容。でも「浦沢マニア」だったら「浦沢のヒーローがディランと手塚だなんて常識だろー」とか、「『MASTERキートン』の話題は無視かよ」と突っこむかもしれない。確かに浦沢直樹を語る上で『MASTERキートン』という作品の存在は避けられないけど、単行本が諸事情により出回っていないようじゃNHKも扱い様が無いしねぇ…。
今回の密着取材では一回分の連載のストーリー展開を考えるところから仕上げるまでの一週間の浦沢を追っていた。描かれたのは『PLUTO』の5巻に収録されるゲジヒトにまつわる超重要エピソード。番組を見て一番印象に残ったのは、各ページのコマ割りや構図や大まかな絵やセリフを考える「ネーム」という作業に没頭する浦沢だった。真剣な表情で紙と向き合い、ペンを片手に試行錯誤。描いた絵をじっと見つめる、「視力回復トレーニングを受けてる人」のような目の動きの速さはちょっと忘れられないな。紙を見ながら目をキョロキョロと動かし、迫力満点の画面を描くために己の努力を惜しまない。ゲジヒトが放つ重厚なオーラの秘密が分かった気になった。ペン入れも凄かったなー。鉛筆による下書きを済ませた原稿をインクで仕上げる作業。細い線や太い線を一本のペンで、力加減を操り巧みに描き出す様子は圧巻。あの技で以ってあの繊細な表情が生まれるのだ…。テレビの前で思わず「う、上手ぇぇぇぇ」と呟いてしまった。ていうかペン入れの前段階の下書きも凄かったわ。鉛筆描きでサッサカサ~とゲジヒト達を描いちゃうんだもん。そういえば浦沢は漫画を描いてる時、その描いている人物と同じ表情をしながらペンを動かしてしまうそうだ。苦渋の表情をしたキャラを描くなら自分もそんな顔をし、満面の笑みなら自分も描きながら笑顔に。これは浦沢だけじゃなく他の漫画家もよく言ってることだが(『編集王』という漫画に出てくる大物漫画家・マンボ好塚も凄い顔しながら漫画描いてたね)、浦沢漫画は苦渋の表情を浮かべたキャラが多いからなー…すんごい疲れるだろうな、顔が。『MONSTER』のヨハンを描いてる時の浦沢の顔、見てみたいもんです。怖そう。
もちろん20年近くも2本の同時連載を抱える売れっ子作家を続けた浦沢直樹の疲れが「顔」だけで済むワケがなく、昨年の春ついに本格的に体を痛めてしまい、漫画をバリバリ描ける状態ではなくなってしまったという浦沢。この体の異変が『20世紀少年』休載の真相である。ネタギレだとばかり思っていたが…身体的な理由だったらしい。とはいえ彼があの作品を今後どのように進めていくか悩んでいるのも事実。ミステリー漫画としてあの漫画を読み、とにかく「ともだち」の正体を解明して欲しいという読者に対し、「犯人探し」とはもっと別の次元の面白さを表現していこうとする浦沢、という図式に苦悩しているらしい。ただただ「ともだち」の正体や目的を知りたがる読者に対して浦沢自身はそこに物語の重点を置いていない、と。ここはテレビ見ていて「お、おい、今更バカなこと言うな…!」とずっこけてしまった。『20世紀少年』の人気が長年に渡る人気は間違いなく「ともだちの正体」というストーリー最大の謎によって支えられてきたと思うぞ…。春の連載休止の事を友人に話したら真っ先に「ともだちの正体は明かされた?」と聞かれたし。もしかして浦沢は「ともだち」の正体を曖昧なまま終わらせる気か?それゆえケンヂに「わからない」なんて言わせたのか?それだけは…マジにカンベンしてくれよ、頼むよ…。しかし浦沢は観客のブーイングに屈せずに己を貫き通したボブディランにならい、自分の描きたいものを描いていくことを信条にしてるみたい。うーむ…でもまぁ…素晴らしい結末を迎えてくれれば文句ないけどさぁ…でもなぁ…。
浦沢は番組の最後、「プロフェッショナルとは?」という質問にこう答えた。「締め切りがあること。その締め切りまでに最善の努力をする人」。この発言を聞いて真っ先に冨樫を思い出したのは言うまでもない。おい冨樫、聞いてるか?あの番組見てたか?浦沢直樹の言う「プロフェッショナル」像、間違ってるか?…早く仕事しなさいよ。

●今日の一曲
「TONIGHT」/LUNA SEA

『壮絶なる新年会』

2007-01-17 22:43:07 | テレビ
去る1月1日、年明け早々今田・東野司会で放送されたここ数年恒例の生お笑い特番『今年も生だよ芸人集合9時間笑いっぱなし伝説 2007年もっとも売れる吉本No.1芸人は誰だ!?スペシャル』。ベテラン・若手問わず、有名どころの東西吉本芸人が大集合の大騒ぎ番組である(大好きなケンドーコバヤシも出ました)。例年この番組は1日深夜1時ごろから朝6時ぐらいまでの生放送なのだが、好評なのか今年はタイトルにもある通り9時間生放送。1日に予定があったので私がリアルタイムで見れたのは半分程。録画しておいた残りの半分を最近やっと見ることができた。毎年のことだが、今田・東野、ついでに千原ジュニアの若手芸人の回しぶりは凄まじい(まぁ、例によって東野は時折生放送中とは思えぬほど冷めた表情を見せるのだが…)。殆ど終始笑いっぱなしであった。9時間もあったので行われたコーナーが盛り沢山すぎたため、特に面白かったコーナーを抜き出してちょろちょろと感想を。はっきりいって蛇足なコーナーもあったので(なんばグランド花月との中継のくだりとか)来年はもっと時間短縮して欲しい気もしたが、元旦に放送される番組なのに、一年通して一番面白いお笑い番組である可能性が高い。この番組と同じスタッフが作ってるテレ東の深夜番組『やりすぎコージー』共々、最高の笑いが集まってるよ。

●「板尾24」
神秘のベールに包まれた吉本のベテラン芸人、130Rの板尾さんの一日を、今や説明不要の超人気アメドラ「24」風に追跡&レポートし、板尾の実態に迫る企画。VTRの途中で「板尾がこの後どんな行動をするか」のクイズが挿入されるが、解答者の出した答えの斜め上を行く板尾の不可解な行動に場内大爆笑。実態にせまるどころかますます板尾さんのことがわからなくなる企画であった。youtubeにもあったから、板尾の日常に興味のある人は検索してみよう。

●「千原ジュニアのイス-1グランプリ伝説」
この番組のハイライト。第一部・二部に分けて行われた芸人同士のガチンコお笑いバトルである。イス取りゲームの要素と大喜利対決の要素を合わせた、千原ジュニア考案の企画らしい。まずバトルに参加する十数人の芸人がイス取りゲームをする。そしてイスに座れなかった芸人は座れた芸人の中から、「大喜利」「モノマネ」「一発ギャグ」「即興替え歌」「トーク」等のジャンルで勝負したい相手を選び、お笑い対決。審査員の判定によって面白かった者が残ってゆく…というルールで進められる。M-1優勝の勢いそのまま笑いをとりまくったチュートリアル・徳井さんや、いつもの調子で「去年の後半からこのイス-1に向けて仕上げてきました」とうそぶき、ゲーム中も奇行を繰り返すケンコバ、執拗に他局の二時間ドラマ「マグロ」を推しまくり、新たな芸を披露した次長課長・河本など、見所が多すぎた。渡哲也の「マグロ、今夜9時」が新年早々あんな鉄板ネタになるとは…。しかしやはりMVPはこのゲームを仕切りきった千原ジュニアだろう。芸人たちがネタを披露しやすい雰囲気作りに徹し、芸人たちを無意味にスベらせないさりげないフォローも忘れない。見事だったぞ。各芸人たちの芸風を知り尽くし、彼らの魅力を引き出し続けたジュニア。この人いつのまにかこんなに懐の深い人になってたんだなぁ…と感動した。 
リンク貼っておくよ。ケンコバやチュートリアルファンの方は必見。

千原ジュニアのイス-1グランプリ(youtube)

●今日の一曲
「聖書」/岡村靖幸

『華麗なる一族』、見た?

2007-01-15 20:32:17 | テレビ
●2007年一発目のキムタクドラマ『華麗なる一族』…すいません、面白かったです。基本的にキムタクドラマは第一話だけ見て「また彼のかっこよさだけを全面に押し出した単純なドラマっぽいなあ」と思い二回目以降を見ることはあまりないのだが、『華麗なる一族』は違った。普通に今期で一番楽しめそうなドラマです。というか3年前受験勉強そっちのけでハマりまくった『白い巨塔』と同じく山崎豊子原作作品なのだからストーリーがしっかりしてて面白いのは当然か。第一話を見る限り単純な「キムタクの華麗なるサクセスストーリー」ではあきらかに片付かなさそうな、なんならキムタクが悲劇のヒーローに祭り上げられそうな、そんな匂いがプンプンしてて素敵。舞台が1960年代ということで、登場する街並みやインテリアやファッションがレトロなのも良い。見てて全く飽きないっす。財閥の息子で大手鉄鋼会社の専務にして優秀な技術者を演じるキムタクの住む豪邸は目の保養になる。まだ月曜日なのに来週の放送が既に楽しみっす。第一話はとにかく情報量が多く、物語の中心となる万俵財閥とそれを取り巻く企業や人々の紹介、という感じだった。見逃してしまっても番組公式サイトなどに行けば補完できると思われる。
以下、ドラマを見ていて思った事をつらつらと

・鉄鋼会社の専務である長男「鉄平」、銀行の課長である次男「銀平」。命名がストレートすぎるぜ万俵家!
・とにかくキャストが豪華。西村雅彦と鶴瓶師匠の出演がなぜか妙に嬉しい。
・金八先生と社会科の北先生がニアミス。
・キムタクがおじいさんになったらあんな顔になるのかな。
・不覚にもグっときたのはやっぱりキムタク演じる鉄平が日本企業の名前をつらつらと挙げ、「これらの会社は絶対に将来世界をリードするようになります」と目をキラキラさせながら語るところだな。
・ベタだけど「お、お祖父様と同じ……!」みたいなシーン、好き。

第一話を見た人の多くは原作を読んでいなくても今後のキムタクがどんな運命を辿るのか、なんとなく見通せた感があるのではないだろうか。キムタクだけじゃない。出てくる会社や銀行がそれぞれどんな末路を辿るのかも、なんとなく予想できる。それでも続きが見たくなる。純粋に「続き見てぇ!!」と感じさせる連ドラは久々だな。華麗にして王道。去年は『吾輩は主婦である』というのがあったがあれは昼ドラだし。まあとにかく楽しみ。

●「大人の階段を昇ること」=「昔は鼻で笑っていたGLAYを聴いて思わずグっとくる」こと

●N先生とそのゼミの皆さんとカラオケ行った時、なんで岡村靖幸を歌わなかったのか。うー、歌えばよかった。N先生と岡村ちゃんは同世代だから聴いてなくても絶対知ってるはずだよ。あの場で岡村ちゃんを歌えば絶対何かしらの反応を期待できたはずだよー…。


●今日の一曲
「ペンション」/岡村靖幸


「笑い」の価値―めちゃイケもOZMAも擁護するぞ

2007-01-13 22:30:52 | 日記
バラエティ界の未来が危うい。今に始まったことではないが、本当に危ういよ。

【斎藤投手の旅館でおなら連発…高野連がフジTVに抗議】

 日本高等学校野球連盟(脇村春夫会長)は10日、常任理事会を開き、フジテレビ(本社・東京)が放送したバラエティー番組の内容について、「教育の一環として行われている高校野球の目的から著しく逸脱している」と、抗議文を提出することを決めた。 高野連が番組内容についてテレビ局に抗議文を提出するのは初めてという。
 高野連によると、番組は、昨夏の甲子園大会で斎藤佑樹投手が「ハンカチ王子」と話題を集め、初優勝した早稲田実(西東京)が宿泊した兵庫県西宮市の旅館で昨年末に撮影、今月6日に放送された。
 タレント3人が、大会中の選手の食事や部屋の様子を笑いのタネにしながら紹介する内容。特に、選手の疲労回復のために設置された酸素カプセルで、タレントの一人が故意におならを繰り返して視聴者の笑いを誘う場面があった。(読売新聞 - 01月10日 19:11)

なんて酷いニュースだろう。DJ OZMA問題といい、今年に入って早々テレビ番組への批判が高まっている。ニュースでは具体的な番組や出演タレントは伏せられているがこれは明らかに「めちゃイケ」の新春スペシャルのことだろう。ナイナイの二人がSMAPの中居を連れまわし、過酷な日本列島一周の旅をする毎年恒例の人気企画。ジャニーズ所属のスーパーアイドルにも関わらず、若手芸人並み(時にはそれ以上に)に体を張る、中居が「男」を見せるトンデモ企画である。今年は「昨年ケガをしまくった中居の体を癒す」という名目でいろいろやらされた中居。高野連が問題にしてるのは、斎藤君たちが疲れを癒すために使用していた酸素吸入カプセル(『ドラゴンボール』のフリーザ編に出てくるやつみたいだよね、あれ)に中居が詰め込まれた場面だろう。通常よりも大量の酸素を吸うことで体の回復を著しく早めるマシン。その中に入った中居に対し、ナイナイ岡村がオナラをして酸素とともにオナラを吸わせ、それが笑いのネタになったわけだが…高野連は怒っちゃったらしい。
高野連の意図を強引に理解してみるとすれば、「球児たちを低俗なる『お笑い番組』などのネタにするとは何事か!」というところだろうか。とにかくあからさまに「笑い」というものを格下に見ていることは間違いない。まったく、なんでこんなに「笑い」が迫害されなきゃなんないんだよ!高校球児たちの頑張りと、アイドルのくせに体を張って笑いをとりにいった中居君の頑張り。どっちも素晴らしいじゃないか。斎藤君が投げる一球一球に感動した人もいれば、中居君のイジられぶりに爆笑し、元気をもらった人もいる。この二つに誰が優劣をつけることができよう。できないよ。何一方的に怒ってんだよ高野連。
大体なにさ「高野連」って。暴走族の名前みたい。そっちのがよっぽどお笑いだぜ。めちゃイケに抗議するぐらいなら「ハンカチ王子」なんてくだらないネーミング付けたマスコミにも抗議しろよな。そっちの方がよっぽど高校球児をバカにしてると思うぜ(「なんで汗拭いてる所なんかを注目されてんだオレは」とか思ったんじゃない?斎藤君)。DJ OZMA問題はさすがに不意打ちでアレを見せられて視聴者がビックリするのもうなずけるが(でもただでさえ忙しそうな生放送中のテレビ局に抗議電話かけるのは理解できないし、心情的には視聴率超低空飛行で見所&目玉無しのダメダメな紅白をとりあえず盛り上げようとしたOZMAの肩を持ちたいが)、今回の高野連の抗議はまったく納得いきませんなぁ。
と思ったら当のナイナイ岡村が高野連に反論したそうですね。えらい。それでこそ芸人。


●今日の一曲
数年前ラルクファンの間で伝説となったhydeによる「ジュリアに傷心」(チェッカーズ)熱唱。ハマりすぎ。 




I'm a slave for you

2007-01-10 20:22:31 | 音楽
かのLUNA SEAは自分達を支持してくれるファンの事を「slave」と呼んでいたそうだ。スレイヴ…つまり奴隷である。彼らのファンクラブの名前が「SLAVE」だったからそのままファンたちの事もそう呼んでいたのだろう。勿論そこには蔑称の意は無く、親しみと感謝を込めてそう呼んでたのだろうし、LUNA SEA全盛期のファン達の熱狂度を見る限り彼(女)らも「奴隷」呼ばわりされることを全力で喜んで享受していたのだと思われる。ちなみにボーカルの河村隆一ことRYUICHIを特に愛する人の事を「RYUスレ」、SUGIZOなら「SUGIスレ」みたいに呼ぶそうだ。「あなた誰スレ?あたしはINOスレ~」みたいな感じだったのだろうか、スレイブ同士の会話って。ドラムの真矢さんのスレイブってやっぱ少数派だったのかな…。
LUNA SEAと奴隷達の繋がりが作り出した異様な空間は敷居が高く、「あ、ルナシーのあの曲結構良いかも」程度の興味では到底入り込めない。派手なコスプレをビシっとキメたスレイヴ達で溢れるライブ会場なんて、凡人は足を運ぶ勇気出ないだろう。いくらバンドに興味があっても。そんなある種排他的な状態のまま東京ドームライブを満員にできる程の人々を惹き付けたLUNA SEAは奇跡みたいなバンドだったなぁ…と今になって思う。殆ど宗教だよな。ちなみにライブのMCではRYUICHIが客に向かって「ここに集いしスレイヴたちよ!」と呼びかけるそうだ。
それにしても「スレイヴ」…アーティスト側から見たファンという存在をこれほど的確に表現した言葉は他に無い。自分達が作り出すものに対してありったけの愛と声援と、そしてお金を惜しみなく捧げてくれる存在。まさに奴隷じゃないか。LUNA SEAに限らず、他のアーティストのファンだって端から見ればみんなスレイヴだ。特にジャニーズファン。自分が応援するグループの新曲を一位にするため、同じCDを複数買うファンはまさにスレイヴ。実際ファンたちの貢献の賜物か、去年発売されたジャニーズ系のCDは殆ど一位をとったらしい。一番売れたKAT-TUNはジャケットの違う、しかし収録されてる中身は同じCDを6枚同時発売したが、おそらく熱心なファンは全部買っただろう。まさにスレイヴ。あ!そういえばジャニーズのファンは「自分は○○君のファン」ということを示すのに「○○担」という言葉を使うらしい(「担当」の略でしょうね)。「亀担」とか「仁担」とか。同じだよね、「RYUスレ」と。
ある程度私のブログを読んで頂ければわかるが私はラルクのファンである。彼らの全盛期とともに思春期を迎えたラルク直撃世代でもある。先述のLUNA SEAファン同様、ラルクのファンも端から見れば熱狂的に見えたのだろうが、私はラルクの「スレイヴ」になれる程入れ込んではいなかった。一回の全国ツアーに何度も足を運んだり等はもちろんしなかったし、リリースされた作品を全て買ってるわけでもない。ベスト盤とかいらないし。3月に出る3万円もするDVDボックスも買う気なし。大好きだけど服従は出来ないよぅ…tetsuスレにはなれないよ(実は一番好きなのはtetsuなんです)。

●今日の一曲
「右から左へ受け流す歌」/ムーディー勝山